VMwareかCitrixか?「デスクトップ仮想化」のメリットとその導入効果を高める最適解
ユーザー環境によって異なる導入効果を個別にシミュレーション
実際、2007年に仮想化ソリューションを立ち上げ、さまざまな顧客のサーバ仮想化を手がけてきたピーエスシー(以下、PSC)でも、「昨年あたりから、デスクトップ仮想化の導入を検討されるお客様が増えてきた」と、ソリューションサービス事業部 事業部長 坂江敦基氏は語る。
「『導入した場合にどれだけコスト削減できるのか』、『どれだけ運用を効率化できるのか』といったデータを求められるお客様も多いので、ご要望によっては既存環境についてヒアリングし、社内稟議などにご利用いただけるように導入後の運用コスト試算レポートなども作成しています」(坂江氏)
このようなアセスメント(査定)サービスを受けることができる意義は非常に大きい。理由は大きく分けて2つある。1つは、デスクトップ仮想化製品ベンダーが声高に提唱する「導入効果」が、自社の環境にはそのまま当てはまらないことも多いためだ。当然だが、製品ベンダーが公表する試算データなどは、「ある特定の条件のもと」に得られたベストに近い数値。個々のユーザー環境とはどうしても乖離が発生する。よりリアルなデータを得るためには、やはりPSCのような実際の運用現場に精通したパートナーにアセスメントを依頼するのが得策だろう。
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