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  • 2013/07/31 掲載

クラウド進展で運用負荷は増大?注目集める“マルチテナント”という新潮流

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企業の情報システムに対する意識が大きく変化を遂げつつある。その1つがクラウドであり、サーバ仮想化の進展だ。ハードウェアリソースを最大限活用する効率性や、変化の激しいビジネスに合わせた柔軟性をITにもたらした。その一方で、集約密度が高まったからこそ生まれる課題も見えてきた。その1つが運用管理負荷の増大だ。仮に数十台のサーバを仮想サーバで1台の機器に集約したとしても、ハイパーバイザ上にはOSやミドルウェア、データベースがあり、それぞれの管理の手間は物理サーバの時代と何ら変わりがない。しかし今、こうした問題に対応する新しい動きが注目を集めている。

ハードウェア集約だけでは解決できない運用管理負荷の課題

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日本オラクル
製品戦略事業統括本部
データベースコア製品推進本部
本部長
人見 尊志氏
 ビジネスにクラウドが活用されるのが当たり前の時代になった。こうした傾向は世界的な流れだが、その中で新たな課題も生まれてきていると日本オラクル 製品戦略事業統括本部 データベースコア製品推進本部 本部長の人見 尊志氏は語る。

「データセンターの集約、さらにはビジネスを支えるITの俊敏性を高めることに注目が集まっています。この動きはアプリケーションサーバだけではなく、データベースやストレージでも進んでいます。しかし一方で、集約密度が高まったからこそ生まれる課題も見えてきました。」

 クラウドを構築する過程で、システムは仮想サーバへと置き換えられ、少ない機器に集約される。その段階で機器コストや電力は抑えられるものの、運用コストについては思うように下げられないケースが少なくないと人見氏は指摘する。

「たとえ数十台のサーバをサーバ仮想化によって1台の機器に集約できたとしても、運用管理負荷は劇的には削減できません。なぜなら、ハードウェア上にはOSがあり、データベースがあり、そしてアプリケーションがあるからです。OSのセキュリティパッチの適用やアプリケーションのバージョン管理など、その負荷は物理環境で構築しているときと何ら変わりはありません。さらに、安易にサーバを増やすケースも後を絶たず、こうしたことも現場の負荷増大につながっています。」

 さらに問題になっているのが、データの増大だ。ビッグデータをはじめとして、データ活用の機運が高まっているが、データ量の増大だけでなく、データの種類も拡大している。現在、企業内にはさまざまなデータベースが点在しており、またサーバの数が増えれば、それだけ運用管理負荷も重くなる。

 こうしたクラウド時代ならではの新しい課題に対して、極めて興味深いアプローチで解決しようとする動きが出てきた。

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