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  • 2014/08/04 掲載

企業のデータベースやSAP ERPはなぜ十分なバックアップがなされていないのか

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Eコマースや物流管理システムなどを支えるデータベース(以下、DB)やERPといった基幹業務アプリケーションは、企業のビジネスの根幹をなす要のシステムだ。これら業務を司る情報資源は、日々蓄積・更新され続けている。もちろん、このような重要なシステムを守るために、普段からシステム管理者はバックアップ対策を講じていることだろう。しかし、アプリケーション単位でのバックアップ対策をみた場合はどうだろう? 実は、ここに語られなかった大きな落とし穴があるというのだ。それは一体どのようなことだろうか?

肝心要のDB・ERPが保護されていないかもしれない!? という現実

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EMCジャパン
DPA事業本部
システムズ エンジニアリング部
チーフ システムズ エンジニア
エバンジェリスト
飯野 昌紀 氏
photo
EMCジャパン
DPA事業本部
ビジネス ディベロップメント
マネージャー
西頼 大樹 氏
 「国内では、バックアップ対策はシステム担当者に委ねられることが多いのですが、何もバックアップ作業をしなければならないのは、システム担当者だけとは限りません。現場のアプリケーション担当者もバックアップ作業を実施するケースは多いのです。日々のデータ保全はもちろん、DBのバージョンアップや、パッチ修正、定時メンテナンス(法定電源でのシャットダウン)、アプリケーションの改修など、何か作業をする際には、必ずバックアップを取ってから事にあたります」と語るのは、EMCジャパンの飯野昌紀氏だ。

 ところが、こうした現場のアプリケーション担当者は、汎用ストレージ側が持つ標準バックアップ機能に頼る傾向が多い。同社の西頼大樹氏は「これまでは、標準ストレージが持つスナップショットやクローン技術などによって、データを同じディスク内にコピーし、何かあれば戻すという手法が主流でした。こちらは同一ディスクにデータを保持するため、その分の空き容量が必要になります。また万一、そのシステム障害が起きてしまうと、データが消えてしまうというリスクもありました」と標準バックアップ機能の問題点を指摘する。

 飯野氏も「標準バックアップでは、データの保全が確実とは言えませんでした。DBではデータコラプションを起こすことがあり、それに気づかずに壊れたままでスナップショットを自身のストレージで保存し続けてしまうこともあります。確実に保存している正確な外部データがあることが必要です」と注意を促す。そこで、いま求められているのが、DBやERPなど基幹システムへの影響を最小限に抑えながら、専任でないアプリケーション担当者でも確実なバックアップを容易に実現できるソリューションなのだ。

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