安藤ハザマ事例:5000台のPCにセキュリティパッチを一斉配信、低帯域・海外端末にも
5000台のPCに同時配布できることとネットワーク負荷が小さいことが必須だった

社長室 情報システム部
システム基盤グループ長
正木 啓之 氏

社長室 情報システム部
システム基盤グループ
担当課長
戸川 和史 氏
その両社が合併後に持ち上がった課題が、5000台を超えたPCに、Windows Updateのセキュリティパッチを確実に適用させる方法だ。
企業向けシステムにおいては、Windows Updateの自動インストールを嫌うケースが多い。安藤ハザマも同様でセキュリティパッチ適用によるレジストリやシステムファイルの改変が、業務アプリケーションに与える影響を毎月検証してから配布するようにしている。従来は、検証が完了したパッチを社内のポータルサイトにアップロードし、利用者が手動でダウンロードしたり、別のツールを利用して配布したりしていた。
しかし、ポータルサーバに負荷が集中するという難点や、ツールにはNAT環境の作業所に対して配信できないという制限があった。また性能にも問題があり、数千台のPCにパッチを一斉配信するとフリーズしてしまうといった課題を抱えていた。
合併により単純にPC台数が倍増した上、NAT環境の作業所が混在するようになったため、従来使用してきたツールでは性能的にも機能的にも配信ができなくなった。さらに、海外拠点は管理の手が届きにくい上、国内よりもさらに回線の帯域確保が難しいケースが多いなか、これらの管理も強化したいという要望もあった。
そこで、新たに課題を解決する製品の検討が進められることとなった。製品選定のポイントについて、戸川氏は次のように語る。
「まず、1000台以上のPCに同時に配布できることが最低条件でした。数百台ならどのツールも可能でしたが、1000台以上はなかなかありません。運用負荷を考えると操作性の高いツールであることも必要でした。何よりも重要だったのは、ネットワーク負荷が小さいこと。低帯域でしか接続できない現場もあるし、ネットワーク負荷で業務に影響が出たら本末転倒です」(戸川氏)
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