「難しい、コストが割高」は昔話? VDIがリモートワーク環境の最適解と言えるワケ

長引くリモートワークにVPN接続は最適か?
世の中は不確定要素に満ちており、すべての企業にとって「いかにビジネスを止めないか」は切実な課題である。今のコロナ禍を見れば明らかであろう。1年前、誰がこんな未来を予想していただろうか。さらに、今日では台風や豪雨、地震など自然災害が脅威を増している。オフィスに出社できない状況は容易に起こり得て、その中でいつものように業務を遂行できるようにするには、BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)の確立が不可欠だ。コロナ禍で多くの企業は「この状態は長く続かないだろう」とリモートワーク環境をVPN接続で乗り切ろうとしたが、ネットワーク渋滞という問題が発生した。たいていの企業はリモートワークユーザーをそんなに多くは見積もっていない。それなのに全社規模でリモートワークに移行したため、VPNにアクセスが集中しパフォーマンスが低下してしまったのだ。「社内のファイルが快適に見られない」「Web会議が中断する」というのでは、ユーザーのストレスは高まるばかりだ。
また、VPN接続にはセキュリティの課題もある。ユーザーが業務に個人PCを利用した場合、そこにひそむウイルスが社内ネットワークに侵入するリスクはぬぐい切れない。こうしたストレスや不安は、一時的には何とかがまんできるかもしれないが、この先長期化するとしたら、早晩限界に達してしまうのではないだろうか。
そうした中、より恒久的で生産性を落とさず業務を遂行できるBCPソリューションとして再注目されているのが「仮想デスクトップ環境(VDI)」である。ネットワーク帯域幅に依存しないタイプもあり、そもそもローカルにデータを保存しないため、セキュリティリスクも低い。ただ、これまでは、「設計などに時間を要し導入までに時間がかかる」「コストが割高になる」などの理由で導入をためらう企業が存在したのも事実だ。しかし、ついにこの壁を乗り越える手段が見えてきた。
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