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- 2024/11/13 掲載
3カ月で30人退職…埼玉秩父の製造会社が「暗黒期」から脱却できた「独特な人材戦略」
連載:勝てる工場のつくり方~松本興産編~
東北大学大学院応用化学専攻修了。大手製造業を経て自治体に勤務し、大学での産学連携業務も経験。現在はビジネス分野を中心に取材・執筆。導入事例、記事広告、技術紹介、セミナー記事、SEO記事、法令解説記事などのほか、企業向けコンテンツ制作にも携わる。理系・技術職出身で、環境分野(脱炭素・廃棄物・水質)に強み。脱炭素アドバイザー(環境省認定)、公害防止管理者。著書に『ビジネス教養として知っておくべきカーボンニュートラル』(ソシム)。
活気あふれる職場、まるで『もののけ姫』のたたら場?
1970年に創立された松本興産は、金属部品メーカーとして発展してきた。現在では従業員約280名を抱え、大半が地元出身者であり、平均年齢は30代後半、社員の多くが20年以上の勤続年数を持つ。また従業員の半数は女性であり、外国人研修生も積極的に採用している。
さらに驚くべきことは、社員の意識やスキルの高さだ。製造や営業部など部署に関わらず、多くの社員が会計の知識を持ち、決算書を読むことができる。そのため製品ごとの原価や利益などを自ら理解した上で、自発的にコストカットなどに取り組んでいる。また技術的にハードルの高い案件でも、社員自らが課題を見つけて解決するなど、技術力の高さも伺える。
こうした松本興産の理想的とも言える社内の雰囲気や人材がそろう理由には、松本氏がさまざまな工夫を重ねながら粘り強く進めてきた人材戦略によるところが大きい。 【次ページ】暗黒期:たった3カ月で「30人退職」も…
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