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- 2025/02/21 掲載
フォルクスワーゲン首位から陥落…中国市場の「新王者BYD」との“リアルな差”とは?
執筆のメインフィールドは自動車関係。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。特にインタビューを得意とする。見えにくいエンジニアリングやコンセプト、魅力などを分かりやすく説明できるよう心掛けている。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を約10年経験。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員、自動車技術会会員、環境社会検定試験(ECO検定)。
なぜフォルクスワーゲンは中国市場で強かった?
もともと中国市場ではどのような競争が繰り広げられてきたのでしょうか。近年は、世界中の自動車メーカーが中国に進出していますが、その先陣となっていたのがフォルクスワーゲンだったのです。フォルクスワーゲンが中国に進出したのは1984年。地元中国の国営企業である上海汽車とジョイントベンチャー契約を結び、翌1985年から、中国でフォルクスワーゲン車の生産を開始しました。
まだまだ自動車を開発する技術が育っていない1980年代の中国に、世界最先端を走るドイツの自動車メーカーが進出し、現地生産を始めたのですから、地場のメーカーが敵うわけもありません。
また、当時の中国にはライバルとなる欧米や日本メーカーは存在しませんでした。そうなれば、街行くクルマはフォルクスワーゲンだらけとなります。ブランド力は絶大です。また、中国人は口コミを大切にするというのも、先行者であるフォルクスワーゲンには有利に働きました。
まさに先行者利益を得ていたのが中国のフォルクスワーゲンだったのです。その牙城をBYDが切り崩したのですから、話題にもなるというわけです。
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