記事 生命保険 第一生命HD「ベネフィット・ワン買収」の意味は? 「保険サービス業へ進化」のワケ 2024/02/21 第一生命ホールディングスは2023年12月に官公庁や企業の福利厚生業務を担う「ベネフィット・ワン」へTOB(株式公開買付)を発表、2024年2月8日にはベネフィット・ワンの経営陣から賛同を表明される結果に落ち着いた。保険会社による非保険領域の取り組み強化は日本生命による2023年11月のニチイホールディングスの買収が記憶に新しいが、今回の第一生命ホールディングスの動きをどう見るべきなのか? 矢野経済研究所 ICT・金融ユニット 主任研究員 山口 泰裕氏が解説する。
記事 生命保険 「2024年は激変」生保×保険テック10大予測、GAFA参入や生成AIをどうみるか? 2024/01/10 2023年の「生命保険×インシュアテック市場」は日本生命や第一生命、住友生命などで大型の動きがあり、2024年も引き続き盛り上がりを見せそうだ。本稿ではベスト10を挙げる形式で、「保険会社と保険代理店の関係」「金融サービス仲介業」「オープンAPI」「非保険領域(個人領域/法人領域)」「組込型保険」「海外動向」「生成AI」「ノーコード/ローコードツール」について解説する。
記事 少額保険・その他保険 Cowbell Cyber(カウベル・サイバー)とは? サイバー保険市場で年50%で成長の理由 2024/01/05 ランサムウェアによる身代金支払い、データ漏えいやシステムダウンの復旧コスト、法的費用など、サイバー攻撃による損失の種類は多岐にわたる。そこで注目されているのが、サイバー攻撃で発生した損失を補償する「サイバー保険」だ。保険大手からさまざまな保険商品が登場する中、AIを活用したスタートアップCowbell Cyber(カウベル・サイバー)が保険市場での存在感を高めている。Cowbell Cyberとはどのような企業なのか。成長率50%で大躍進する理由を探ってみたい。
記事 少額保険・その他保険 なぜ日本生命は介護最大手を買収した? 非保険領域の「本格競争」が始まった 2023/12/07 11月29日、日本生命が介護最大手のニチイホールディングス(ニチイHD)を買収すると発表した。日本生命は買収の理由して超高齢社会における「サービス提供体制の高度化」「新規事業の推進」を理由に挙げるが、より具体的にはどのような戦略の下で買収したのか。ニチイHDの事業ポートフォリオなどから矢野経済研究所 ICT・金融ユニット 主任研究員 山口 泰裕氏が解説する。
記事 少額保険・その他保険 急拡大する「インシュアテック市場」を矢野経済研究所が解説、3つの攻めの保険DXとは 2023/11/24 生命保険分野は、さまざまな規制も相まってDXが進みにくいとみられている。しかしながら、フィンテックの潮流を受け、2017年前後から徐々に生命保険分野においてもInsurTech(インシュアテック)の波が登場。当初はさざ波であったものの、今やその波は、保険商品はもちろん、募集行為や引受査定、支払査定、そしてIT基盤に至るまでさまざまな領域へと広がってきている。そこで本連載を通じて、これから本格的に盛り上がりを見せていくインシュアテック市場についてデータに基づく調査を中心に解説する。
記事 政策・金利 マイナ保険証は誰のため? なぜ政府は普及を急ぐ? 理解できない“不合理”政策の謎 2023/08/14 政府はマイナ保険証(マイナンバーカードの健康保険証利用)を有していない人に「資格確認書」を交付する。これは、現在の保険証と実質的に同じものだ。しかし、発行にかかる事務量は大変なものになる。問題はそれだけではない。面倒な上にトラブル続出でも、政府はなぜここまで執着するのか。