記事 OS 全自動かつ短時間でラボ環境構築、「Jumpstart HCIBox」のスゴさとは 2023/02/02 以前、この連載で紹介した「Azure Arc Jumpstart」のメニューに、「HCIBox」という新しいフレーバーが追加されました。現時点では、パブリックプレビューとしての提供ですが、今、注目の「Azure Stack HCI」のフル環境を全自動、数時間で準備できる優れものです。今回はこのHCIBoxについて解説します。 ★
記事 サーバ仮想化・コンテナ 実体験でわかった「Azure Kubernetes Service」のデプロイ、つまづきポイントとは? 2022/12/23 前回に続き、マイクロソフトが公開しているWindowsコンテナーのデモアプリをAzure Kubernetes Service(AKS)にデプロイしたレポートです。前回はNano ServerベースのPythonアプリ「Django poll app」のコンテナーイメージ「poll-app」をビルドしました。今回は、このイメージをいよいよAKS上にデプロイします。先に言っておくと、なかなかうまくいかないものです。 ★
記事 サーバ仮想化・コンテナ AKSでのWindowsコンテナランタイムは難しい?実際に体験してみた 2022/12/01 前回は、マイクロソフトによるMirantis Container Runtime(旧称、Docker Enterprise、Docker EE)の2023年4月(当初の予定から6カ月延長)のサポート完全終了について説明しました。マイクロソフトは現在、Windowsコンテナのランタイムとしてcontainerdのみを正式にサポートします。これは最新のAzure Kuberenetes Service(AKS)で採用されているランタイムであり、オンプレミスではAKS on Azure Stack HCIが唯一のマイクロソフトのサポートが提供されるWindowsコンテナ環境ということになります。Kubernetesは複雑で難しいという印象を筆者自身が持っていましたが、主軸がAKSに移ることで、もう避けては通れません。 ★
記事 OS Windowsコンテナランタイム、来年のサポート体制変更で何が変わる? 2022/10/26 2016年10月のWindows Server 2016リリースとともに始まった、Windowsコンテナのランタイム環境のマイクロソフトによるサポートに、2022年9月に重要な変更がありました。これまで無料提供されてきたMirantis Container Runtime(MCR)のサポートは、今後Mirantis社の有償サブスクリプションが提供します。この変更は、当初9月に実施予定とされていましたが、現在は、来年4月まで現状のサポート体制が延長されることとなっています。今回は、サポート体制の変更後に、ユーザーにどのような影響が生じるのかを解説します。 ★
記事 OS 20年の歴史を誇るWindowsのバイブル、最新版がついに刊行 2022/09/26 開発者や管理者、ITプロフェッショナルのためのWindowsのバイブルとして知られている「Inside Windows(現在のWindows Internals)」シリーズの最新版、『インサイドWindows 第7版 下』(日経BP)がついに刊行されました。日本語版の訳者である筆者より、第7版上を含め、本書の内容を少し紹介します。 ★
記事 OS Windows 11とOffice 365のモダンデスクトップを体験できるキットとは? 2022/08/16 マイクロソフトはWindows 11とMicrosoft 365 Appsで構成されるモダンデスクトップ環境向けに、オンプレミスとクラウドでさまざまなテクノロジーやサービスを提供しています。その中から必要なものを選択して導入し、適切にセットアップおよび管理することは簡単なことではありません。特に、前提知識や経験が無ければなおさらです。「Windows 11 and Office 365 Deployment Lab Kit」は、そんなモダンデスクトップ環境の管理環境を一通り体験するのに便利です。 ★
記事 OS ユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP)とは?その存在意義は今、どこにあるのか 2022/06/21 ユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP)は、Windows 10およびWindows 11のデスクトップアプリの開発、実行環境の1つであり、“モダン”と表現される技術やエクスペリエンスの中核に位置します。登場時の印象から、UWPアプリは制限されたサンドボックス環境で実行されるというイメージを持つ人は多いと思いますが、現在は必ずしもそうではありません。 ★
記事 中国ビジネス スマホシェア消えたファーウェイ、グーグル・アップル対抗「独自OS」で復活か?勝算は? 2022/05/24 2019年から始まった米政府のエンティティリスト(取引制限リスト)による規制は、ファーウェイのスマートフォン事業に深刻な影響を与え続けている。2021年、ファーウェイは世界市場だけでなく中国市場のシェア統計からも消えた。しかし同社はスマホ事業を放棄しなかった。2012年から研究開発を進めていた独自OSを製品化し、デバイス間だけではなく、家電製品とも自由な連携ができる環境をつくりあげた。これはアップルやグーグルも目指している環境で、ファーウェイが一歩先んじたことになる。2018年に一度は「アップル超え」を果たした“中国最強企業”の巻き返し策はいかほどか。 ★
記事 OS 旧SCCMや旧SMSの「ConfigMgr」、MSの“管理ツールの管理負荷”は高いのか? 2022/05/13 マイクロソフトは2022年4月上旬に、管理ツール「Microsoft Endpoint Configuration Manager Current Branch」(略称、ConfigMgr)の最新バージョン「2203」がリリースされたことを発表しました。古くから利用してきたシステム管理者にとっては、「SCCM(System Center Configuration Manager )」や「SMS(Systems Management Server)」といった略称のほうがなじみ深いと思いますが、このサーバ製品、1年に3バージョンのサイクルでリリースされていることをご存じでしたか。 ★
記事 OS 結構すごい「Windowsターミナル」の実力とは? ただし“万人向け”ではないワケ 2022/04/13 GUIでは用意されていない細かな設定は、コマンドプロンプトやWindows PowerShellウィンドウを管理者として開いてコマンドラインから実行する必要がある場合があります。Windows 11では、これらのツールが見つかりにくいところにあります。代わりに用意されたのが「Windowsターミナル」です。 ★
記事 OS Windows 11にアップグレードする前に備えるべき、たった1つのこと 2022/03/17 2022年に入って、Windows 11のWindows Updateによる段階的な配布対象が広がってきているようです。筆者のメインのPCにも1月末に「Windows 11へのアップグレードの準備ができました-しかも無料です!」の通知が来ました。これは自動更新ではなく、ユーザーによる「ダウンロードしてインストール」のクリックで始まるアップグレードです。急いでアップグレードする前に注意するべきこと、準備するべきことを紹介していきます。 ★
記事 OS AzureシリアルコンソールとSACコンソールとは何か? 緊急時の接続環境を体験する 2022/02/17 年初から、Windows Updateのトラブルが続いているようなので、Azure仮想マシンの緊急時の帯域外接続環境として、Azure仮想マシンのシリアルコンソールとWindows Serverが標準で備えるSACコンソールを紹介します。事前に体験しておくことは、利用環境と操作環境の確認にもなります。 ★
記事 OS リモート接続環境での「リモート接続の更新プログラム問題」をどう切り抜けるか? 2022/01/19 前回は、2022年のWindows Updateのスケジュールについて取り上げ、年明けの更新には特に注意が必要であることをお伝えしました。年明け早々、2021年12月の定例更新(Bリリース)が、Windows Serverの複数バージョンの安定稼働に重大な影響を与える場合があることが報告され、定例外で更新プログラムが提供されました。 ★
記事 OS 年末年始と2022年のWindows Update、特に年始は「慎重に実施すべき」ワケ 2021/12/21 Windowsの毎月の定例更新日が、第2水曜日または第3水曜日というあいまいな予定で設定されているものだと、いまだに信じているユーザーは意外と多いようです。定例更新日は固定の基準で決まっており、予定がずれたことはありません(筆者の知る限り)。今回は年末年始のアップデートは特に年始に注意したほうがよい理由について解説します。 ★
記事 OS Windows 11「非対応ハードウェア」に無理してWindows 11を導入してはいけないワケ 2021/11/17 Windows 11が正式リリースとなり、数年前に購入した自分のPCがWindows 11にアップグレードできないハードウェアであることを通知され、がくぜんとしたユーザーは少なくないはずです。購入時に知っていたら、少し待ったかもしれませんし、モデルやスペックの選択も違っていたかもしれません。 ★
記事 セキュリティ戦略 JRのサイネージに「Windows 2000」、これはセキュリティリスクなのか? 2021/10/28 2021年10月10日、トラブルで再起動したJR駅構内のサイネージに表示された「Windows 2000の起動画面」がSNSで拡散された。サイネージやキオスク端末のエラーや障害時によく投稿される類のものだが、コメントでは「古いWindowsの利用はセキュリティリスクだ」という意見と「いやイントラネットなので問題ない。むしろ安全」という意見に分かれた。どちらが正しいのだろうか。 ★
記事 OS 企業がWindows 11に「すぐにアップデートしてはいけない」明確な理由 2021/10/22 マイクロソフトが10月5日、新たなOSとして「Windows 11」の提供を開始した。Windows 10をベースに開発されており、Windows Updateを経由して無料でアップグレードできる。各メーカーからはプリインストールPCがすでに発表されており、「落ち着きのあるデザイン、中央に配置したスタート画面、画面の効率利用を促すデスクトップ、タスクバーに統合したTeamsベースのチャット」などさまざまな機能が新たに提供されている。一方で、要求するハードウェア要件が比較的高いことや多くの不具合も確認されており、急いでアップデートするにはリスクが伴う状況だ。 ★
記事 サーバ Azureの代表的なPaaSは何か? Webアプリホスティング環境を一覧でまとめる 2021/10/15 2021年になって、Microsoft Azureの初期から提供されてきたPaaS(サービスとしてのプラットフォーム)およびIaaS(サービスとしてのインフラストラクチャ)、古い技術に基づいたいくつかのサービスの廃止が予告されました。Microsoft Azureは把握しきれない数の各種サービスを提供しています。WebアプリやWebサイトのためのPaaSとしては今、どんなものが利用できるのでしょうか? ★
記事 サーバ 「Windows Server 2022」正式リリース、セキュアコアサーバとは何者か? 2021/09/21 マイクロソフトは2021年9月1日(米国時間)、長期サポートチャネル(LTSC)の最新サーバOS「Windows Server 2022」のリリースを正式に発表しました。製品の完成はもっと早く、前月の8月18日(米国時間)にはGA(Generally Available、一般提供開始)版のメディアや180日評価版、Azure仮想マシンのイメージ、Windowsコンテナのイメージが利用可能になっており、製品のサポートライフサイクルの開始日もこの日に設定されています。静かにこの世に登場したことについて、色々と探っていきたいと思います。 ★
記事 その他運用管理 PowerShell(パワーシェル)で何ができる? 6つの活用例とメリットでひも解く保守運用術 2021/09/06 言うまでもないが、システムは開発する期間より、運用する期間のほうがはるかに長い。そのため、システム全体の品質向上とコスト低減を考える場合、運用に関わる検討は避けて通れない。こうした場面で用いられるのがコマンドラインインターフェイス(CUI)のシェルおよびスクリプト言語だ。UnixやLinuxなどではあって当たり前だったが、Windows 7以降はWindows OSにも「Windows PowerShell(以下、PowerShell)」が標準搭載されるようになった。このPowerShellもバージョンを重ねており、今では他のシェルに引けを取らない機能を備えるようになっている。ここではPowerShellの具体的な活用方法や利用するメリット・デメリットなどを詳しく解説していこう。 ★
記事 OS Windows 11アップグレード狂奏曲、企業の「乗り換えできない」問題はどうなるのか? 2021/08/12 「Windowsの最後のバージョン」として登場したWindows 10の2015年7月リリースから6年、マイクロソフトは2021年6月24日、次のWindowsバージョン「Windows 11」を2021年後半にリリースすることを突然発表しました。 ★
記事 OS Windows Updateだけではない、多様化する更新元が迅速なトラブル解決を阻む 2021/07/21 2021年3月にレガシーのMicrosoft Edgeのサポートが終了し、翌4月にWindows 10からアプリが削除され、まだ導入されていない場合はChromiumベースの新しいMicrosoft Edgeに置き換えられました。現在、Windows 10標準のモダンブラウザーはChromiumベースのMicrosoft Edgeです。個人のユーザーは、インターネットにアクセス可能な限り、Microsoft Edgeの更新をストップすることができないという事実にお気づきでしょうか。 ★
記事 サーバ Windows Serverの「ホットパッチ」機能とは? 長期連続稼働の課題を解決できるか 2021/06/16 現在、Azureでパブリックプレビュー中のWindows Server 2019の特別なエディションに対するホットパッチ機能。長期連続稼働が難しいという、現在のWindowsの更新プログラムの管理の課題を軽減してくれるものと期待しています。 ★
記事 OS リモートデスクトップと日本語IME、Windows 10の品質で2つの重大懸念 2021/05/18 筆者はリモートデスクトップ接続やRemoteAppアプリの利用に関して、何度か相談を受けたことがあります。再現性の高い問題であれば原因を調査したり、回避策をアドバイスしたりすることはできますが、そうでない場合が多く、糸口さえ掴めないことがあります。その際に最も疑わしいのが「Windows 10の品質」だったりします。 ★
記事 OS Windows Server 2022プレビューの評価は?次期サーバーOSの行方はわかるのか 2021/04/15 マイクロソフトは2021年3月初めに開催されたオンラインイベント「Microsoft Ignite Spring 2021」において、Windows Serverの次期LTSC(長期サービスチャネル)バージョン「Windows Server 2022」のプレビューを発表しました。2022年下半期にリリース予定のこの新しいサーバーOSは、オンプレミスおよびクラウドのインフラストラクチャの次の10年(メインストリームとしては5年)を支えることになります。 ★
記事 クラウド Azure Stack HCIとは何か? 「謎の新OS」は何をするためのものか 2021/03/22 マイクロソフトは2020年12月、ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)向けの専用オペレーティングシステム(OS)である「Azure Stack HCI」(バージョン20H2)のGA(General Availability、正式リリース)を発表しました。Azure Stackについて聞いたことがない人にとっては全くの謎の新OSでしょう。Azure Stackのことを聞いたことがある人にとってもそうかもしれません。今回はこのAzure Stack HCIについて詳しく解説していきましょう。 ★
記事 クラウド Azure Arcって何だ?マルチ・ハイブリッド・クラウド向けサービスをひも解く 2021/02/17 マイクロソフトの製品やサービスの名称は、昔から、そのものずばりを示すシンプルなものが多い印象があります。たとえば、「Internet Explorer」、「Word」、「Publisher」、「SQL Server」などです。まれにこれは何だという名称のものもあります。たとえば、マルチクラウドやハイブリッドクラウド向けのMicrosoft Azureの新サービス「Azure Arc」です。筆者の環境で実際に試してみました。 ★
記事 OS ブラウザー戦争再発? ChromeをChromium版のEdgeに置き換えるメリットはあるのか 2021/01/15 マイクロソフトがWindows 10で推奨するモダンブラウザーは、「Chromium」エンジンを採用した新しいMicrosoft Edgeです。マイクロソフトはこのMicrosoft Edge(Chromium)を、macOS、iOS、Android、Linux(Linux版はプレビュー段階)にも提供しています。実は、似たようなことが20年ほど前の「Internet Explorer(IE)」にもありました。しかし、当時とは状況が大きく違っています。 ★
記事 OS 「YYH1」「YYH2」へ移行、マイクロソフト製品の増え続けるバージョン形式問題 2020/12/17 マイクロソフトはWindows 10の新バージョン「Windows 10 October 2020 Update」から、Windows 10のバージョン形式をこれまでの「YYMM」(YYは暦年下2桁、MMは2桁で表した月)から、「YYH1」「YYH2」形式に移行しました。果たしてこの変更は良い判断と言えるでしょうか。すぐに元に戻ることはないのでしょうか。 ★
記事 OS Windowsコンテナをわかりやすく解説、Linuxと比べて何か優れているのか? 2020/11/12 マイクロソフトは2020年9月末、AzureのPaaSの1つである「App Service」において、Windowsコンテナの正式サポートを発表しました。同サービスのLinuxコンテナ正式対応から3年後のことです。ようやく運用環境で利用できるようになったわけですが、Windowsコンテナでなければならない理由とは何なのでしょうか? ★