記事 スマートフォン・携帯電話 減少する「タブレット端末」出荷台数、過去10年で最低…でもV字回復するといえるワケ 2023/09/09 2022年通年のタブレットの出荷台数は、10年間で最低の数字であることがMM総研によって報告された。人気のiPadも価格改定の影響で販売台数は減少した。ただ、意外にも端末メーカーはタブレットの供給に積極的だ。それはなぜだろうか。各メーカーの販売路線と、タブレットがV字回復を遂げるといえるワケを解説する。
記事 スマートフォン・携帯電話 アプリ開発者も不満爆発の「アップル税」、“お布施で稼いで急成長”はもう限界か? 2023/08/01 6月30日に世界で初めて、終値ベースで時価総額3兆ドル(約426.4兆円)を達成した米アップル。イノベーティブな技術や高級なブランドイメージはもちろん、1.1兆ドル(約156.5兆円)の売上を生み出すアプリストア経済圏の「盟主」でもある。だが多くの関心事はこのエコシステムが今後も続くかどうかであるだろう。そのカギを握るのが、アプリ開発者らに支払いを求めるいわゆる「アップル税」だ。今回は、データや政治の動きを基にアップルの未来を読み解く。
記事 スマートフォン・携帯電話 3年後600万台へ拡大するスマートウオッチ市場、アップルも苦戦するあの路線 2023/07/15 国内で8年間連続トップをキープするApple Watchがけん引するスマートウオッチ市場。コロナ禍における健康意識の高まりから世界的にも販売台数を伸ばしてきた。最近はダイビングへの対応など、よりタフな性能を備えた高級モデルも登場。心電図機能、血圧測定機能などを備えて医療機器としての承認を得ているモデルもある。「スマホの次」として期待されたほどの大きなイノベーションは起こせていないが、着実に進化を遂げてスポーツ、健康シーンに浸透しつつある。各社の動きからスマートウオッチ市場の今を追った。
記事 スマートフォン・携帯電話 知られざるAQUOSのスゴさ、新モデルR8 pro/R8からひも解くAndroid日本1位の理由 2023/06/06 シャープのスマホ「AQUOS」から新しいフラグシップモデルが2機種発表された。AQUOSは、国内スマホ出荷台数ではアップルに次ぎ2位、日本一売れているAndroidである。国内メーカーの撤退が続く中、なぜここまで根強い人気があるのだろうか。新機種「AQUOS R8」と「AQUOS R8 pro」からその理由をひも解く。
記事 スマートフォン・携帯電話 アップルがインドで初の店舗開設、クックCEOも電撃訪問の「真の狙い」とは? 2023/04/28 アップルは4月20日にインドの首都ニューデリーで同国初となる店舗を開設した。この開設に合わせて、同社のティム・クックCEOが7年ぶりにインドを訪問。2023年2月の投資家向け会議で、クックCEOはインド市場に非常に強気だという発言を行っていたものの、本人が訪問するかどうかはインド市場に対する試金石とみられていた。2022年には生産拠点としても拡大しており、アップルはインドへの投資を加速している。
記事 スマートフォン・携帯電話 ソニーのスマホ「Xperia」は世界でどう戦うか 十時新社長が重視?世界初の“あの機能” 2023/03/04 ソニーの「Xperia」は根強いファンが多いスマートフォンのブランドだ。ただ、事業的には長く厳しい状態が続いた。「Xperia 1」以降は回復し、2021年上期は国内のAndroidスマートフォンの出荷台数シェアで1位に躍り出たが、通期のシェアではシャープの後塵(こうじん)を拝している。端末の評価は高く、アジアにも熱狂的なファンはいるが、ソニー新社長十時裕樹氏の戦略により、広くグローバルで輝けるようになるのか。
記事 スマートフォン・携帯電話 グーグルも新製品、加熱する「折りたたみスマホ」市場の行く末 2023/02/04 スマホは買い換えサイクルが長くなり、世界的に出荷台数が減少している。そんな中で成長しているのが折りたたみスマホだ。高額なため、販売台数自体はまだ全体の1~2%程度と少ないものの、前年比52%増と高い成長を見せており、サムスン電子のほか、主要な中国メーカーが折りたたみスマホを提供している。2023年はグーグルも「Pixel Fold」を発売するとうわさされており、競争が激化することが予想される。折りたたみスマホはスマホ市場を活性化させるデバイスとなるだろうか。
記事 スマートフォン・携帯電話 なぜグーグルのスマホ「Pixel」が絶好調なのか? 「iPhone超え」の条件とは 2022/12/10 グーグルが開発するスマートフォン、Pixelシリーズの販売が好調だ。「Pixel 6」シリーズが登場した2021年は目覚ましい成長を見せ、2022年7月に発売された廉価版の「Pixel 6a」は今でも販売ランキング上位に顔を見せる。さらに2022年10月に発売された「Pixel 7/7 Pro」は、発売時の中古スマートフォンの下取りで実質無料になるキャンペーンも大きな話題を呼び、キャリアとして取り扱うソフトバンクとKDDIでの売れ行きも好調なようだ。今後、Pixelは日本での存在感を今以上に高め、iPhoneを脅かす存在となるのだろうか。
記事 LTE・WiMAX・Wi-Fi・モバイル通信網 Aalyriaとはいかなる企業か? グーグルスピンオフ企業が実現する超高速通信テクノロジー 2022/10/10 グーグルからまた新たな企業がスピンオフし注目を集めている。新企業の名前は「Aalyria Technologies(以下、Aalyria)」。レーザーを活用した超高速通信技術を開発している。同社発表によると、現時点で最速1.6Tbpsの通信が可能。宇宙空間でも高速通信を可能にするもので、最終的には月や火星など太陽系ならどこでもネットでつながる仕組みが構築されるという。Aalyriaとはどのような企業なのか探ってみたい。
記事 セキュリティ戦略 アップル製品の安全神話は終わった? 相次ぐ「脆弱性報告」の意味 2022/09/08 一般にアップル製品はセキュリティが高いと評されている。しかし2022年8月、米国のCISAがアップル製品についてソフトウェアアップデートの注意喚起を行った。macOS、iOS、Safariについて恣意的なコードが実行される脆弱性が発見され、実際の攻撃も確認されたという。その直前、「BlackHat USA 2022」では、2021年にパッチが公開されたmacOSの脆弱性の回避方法について発表があった。アップル製品は危険になってきているのだろうか? 相次ぐアップル製品の脆弱性報告の意味を考えてみたい。
記事 スマートフォン・携帯電話 アップルやグーグルが牛耳るスマホアプリ、「サイドローディング」は悪夢か救世主か? 2022/08/19 2022年4月、政府の「デジタル市場競争会議」が「モバイル・エコシステムに関する競争評価中間報告」を公開し、パブリックコメントの募集を行った。現在コメントの受付は終了しているが、これら一連のやり取りが波紋を広げている。中でも注目を集めているのが、App StoreやGoogle Playといったスマホ公式アプリマーケット以外でのダウンロード、いわゆる「サイドローディング」を解禁して“野良アプリ”を認めるかどうか、という話だ。
記事 スマートフォン・携帯電話 「スマホに別れを告げる日」は2050年、みずほ銀行が「メタバース普及」を大胆予測のワケ 2022/06/22 メタバースの普及で、2050年には過半数の人たちが現実世界と同等以上のコミュニケーションや経済活動を行っている──そんな大胆な予想が打ち立てられた。これはみずほ銀行産業調査部が「2050年の日本産業を考える」という報告書で示唆されたもの。同報告書によれば、スマホもPCも2050年に「普及率0%」になるという。報告書づくりに携わった同行調査役の山口意氏に話を聞いた。
記事 LTE・WiMAX・Wi-Fi・モバイル通信網 IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)とは何か? 5つのメリットで理解する最新無線LAN規格の詳細 2020/06/03 テレワークの推進にあたり、家庭内で無線LAN環境の整備を進めた人も少なくないだろう。こうした中で注目すべき無線LAN規格が「IEEE802.11ax(別名:Wi-Fi 6)」だ。すでに商品化された製品も数多く出回るこの新しい通信規格が目指すところは「密な環境での高パフォーマンス」といえる。本稿では、IEEE802.11ax/Wi-Fi 6によってユーザーが享受できるメリットや期待されるユースケースなどについて、わかりやすくまとめておこう。
記事 LTE・WiMAX・Wi-Fi・モバイル通信網 5Gのビジネス活用、ガートナーが指南するデジタル戦略への3つの組み込み方 2019/12/26 次世代のビジネス、さらに社会の基盤として世界中で注目を集める「5G」。ガートナーの調査によれば、5Gに関心を示す企業は全体の約75%にも達するという。では企業は5Gをデジタル戦略にどう組み込めばよいのか。また、実際に活用の検証に着手した企業の割合はどのぐらいいるのか。ガートナー バイス プレジデント,アナリストの池田武史氏が5Gの特性や技術動向について説明するとともに、企業が本格的にビジネス活用を進めるうえで押さえておくべきポイントについて解説する。
記事 スマートフォン・携帯電話 2025年には普及率67%、「5Gスマホ」市場はこう動く 2019/12/09 米国による華為技術(以下、ファーウェイ)の禁輸措置が続くなど、大きな変動を見せているスマートフォン市場。5Gの商用化が本格化している中で、同市場は今後どう変化していくのだろうか? 調査会社Counterpoint Technology Market Research(以下、カウンターポイント)のTom Kang氏が、2020年以降の市場予測やトレンドなどを解説する。
記事 スマートフォン・携帯電話 「フォルダブル」スマホ/PC市場展望 アップル、サムスンら群雄割拠、次の勝者は? 2019/12/04 画面を折りたためる“フォルダブルスマホ”が注目を集めている。現状はかなり高価なためすぐに普及することはなさそうだが、インパクトは非常に大きく世間の関心を集めている。今後、フォルダブルスマホはどう普及していくのだろうか? ディスプレイサプライチェーンを対象とする調査・コンサルティング会社であるDSCC(Display Supply Chain Consultants) KoreaのアナリストであるCalvin Lee氏が、今後のフォルダブル市場の展望を語った。
記事 スマートフォン・携帯電話 「スーパーアプリ」とは何か?統合アプリ戦争勃発、LINEがWeChatやAlipayを追うワケ 2019/10/03 スマホアプリは日常生活に欠かせない存在となった。ただ、いちいちアプリを立ち上げるのも面倒だ。そんな煩わしさからユーザーを解放するのが、さまざまなサービスを統合した「スーパーアプリ」である。中国の「WeChat」や「Alipay」、インドネシアの「Go-Jek」、シンガポールの「Grab」などは代表的なスーパーアプリで、すべてアジアから生まれている。なぜか? また、サービスの拡張を進めるLINEはヤフーとの経営統合でこれらのアプリを超えることができるのか。(2020年1月6日更新)
記事 スマートフォン・携帯電話 サムスンGalaxyとグーグルPixelはゲームのためにどんな進化を遂げているのか? 2019/08/01 ゲームは単なるコンテンツではない。「ポケモンGO」によって、ARというコンセプトが急速に世に広まったことからもわかるとおり、ゲームはハードウェア間の垣根を取り払い、業界がより良い製品を生み出す1つの原動力となってきた。VRに関しても、最初に一般に導入されたのはやはりゲーム市場からだ。サムスンとグーグル、2つのテックジャイアントがゲームを通してしのぎを削る「今」をお伝えする。
記事 スマートフォン・携帯電話 ローコードや高耐久性デバイスなど、ガートナーが選ぶ重要モバイル技術10選 2019/07/04 初代iPhoneが登場して10年超。今や企業がモバイルを活用するのは一般的になってきたが、モバイルテクノロジーの進化も目を見張るものがある。ガートナーのバイス プレジデント兼アナリストであるクリス・シルバ氏によれば、2023年までに新規デバイス/ウェアラブルへの投資の40%が、デジタル・ビジネスの成果に向けられると予測。「中でもエンドポイント技術がかなり重要」になるという。さらにシルバ氏は企業のビジネスをデジタル化するうえで重要なモバイルの新技術10点をピックアップ。それぞれについて解説した。
記事 スマートフォン・携帯電話 透明化はいつ? ドコモとKDDI“4割値下げ”新プランの実態、ソフトバンクはいまだ無言 2019/05/30 NTTドコモとKDDIが通信料金を最大で4割安くする新しい料金プランを発表した。言うまでもなく新プランの導入は通信料金の引き下げを強く迫る安倍政権の意向を受けた措置である。新料金プランの導入で本当に料金は安くなるのか考察する。
記事 ウェアラブル 【CES2019現地レポ】IDCが予言、スマートウォッチはあの業界がヤバい 2019/01/25 スマートウォッチに代表されるウェアラブルは、今年飛躍が期待される製品のひとつだ。CTA(Consumer Technology Association)によると、2019年のスマートウォッチ市場は売り上げが47億ドル(前年比19%増)と予想されており、ニューテクノロジーとしてはストリーミングサービスに続いて高い数字となっている。成長の鍵となるのは顧客がこのデバイスをどう利用するのかということと、それに合わせたアプリの提供となりそうだ。
記事 スマートフォン・携帯電話 世界初の5Gサービスを体験、通信サービスを「根本から変える」理由とは 2018/10/15 10月1日、アメリカではスマートフォン業界をにぎわす新たなサービスが始まった。アメリカの通信キャリア、ベライゾン・ワイヤレスが世界初の5Gサービスを1日から開始したのだ。5Gとはスマートフォンや携帯電話向けの第5世代となる最新の通信技術で、日本でも当初の予定を前倒しで来秋からサービスが開始される見込みだ。5Gは4Gにはない特性を持っており、あらゆる通信サービスを根本から変えてしまうほどのインパクトを与えるものと期待されている。
記事 スマートフォン・携帯電話 RPAやデータ分析が「スマートデバイスと密接につながっている」ワケ 2018/08/31 スマートフォンやタブレットなど「スマートデバイス」は広く普及してきており、外出時にメールや文書を確認する手段として活用している方も多いだろう。一方、昨今では情報化/デジタル化が日常生活に浸透する「デジタルトランスフォーメーション(DX)」と呼ばれる動きに注目が集まっている。たとえばデータ分析やRPA、AI活用がその代表的な例に当たる。実はこの変化が企業のスマートデバイス活用にも影響を与えつつあることをご存知だろうか。情報化/デジタル化が進む時代に即したスマートデバイス活用とは何か、市場調査データを元に見ていく。
記事 スマートフォン・携帯電話 ロンドンでわかった、世界中で「路線バス」を使い倒す外国人が増えている理由 篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(101) 2018/08/16 普段利用しない路線バスを使いこなすのは、地元であっても難しい。まして、見知らぬ土地であればなおさらだ。そこで役立つのが交通系アプリだ。とはいえ、現実の利用場面では、いくつかの課題もある。初めての来訪者もストレスなくワンタッチで使えるアプリとはどんなものか。海外の実例で考えてみよう。
記事 スマートフォン・携帯電話 HUAWEI(ファーウェイ)やZTEなど「中国製スマホを使うべきではない」は真実か 2018/07/06 オーストラリアの議員が、自国の5GネットワークにHUAWEI(ファーウェイ)の製品を使うのは適切ではないと発言。アメリカでも、CIA、FBI、NSAなど国家安全保障にかかわる部局が、上院で「HUAWEIやZTEの端末を使うべきではない」と証言した。これらの製品は、秘密裡に端末の情報を本国に送信している疑惑が持たれている。ロシアや北朝鮮に対しても同様な見方がされる。一定の合理性はあるのだが、はたしてどこまで本当なのだろうか。
記事 LTE・WiMAX・Wi-Fi・モバイル通信網 5Gは普及するのか?「3つの課題」が市場成長を左右する 2018/06/22 「5G」とは、第5世代(Generation)の次世代無線通信規格を指す。5Gの普及により、我々の通信環境がこれまでより便利になるのは、誰もが何となく理解しているだろう。一方で、なぜそれが必要なのか、どうすれば普及するのかを構造的に理解するのは、より有意義ではないだろうか。今回は、フロスト&サリバンジャパン副社長兼コンサルティング部長の長竹宏氏が、5Gの歴史と必要性をひもといた後、普及に向けた課題と対応策について解説する。
記事 ウェアラブル 「2種類のウェアラブル」と製薬業界の事例から読み解く、次世代ヘルスケア市場の行方 2018/06/21 医療関連の「ウェアラブル」と聞いて思い浮かぶのは、「フィットビット」のような健康管理用ウェアラブルデバイス(多くが医療当局からの規制対象外)だろう。一方、医療に特化し、臨床試験や診断支援のために使われる医療・臨床グレードのウェアラブルデバイスも注目を集めている。本稿では一般消費者にはあまり馴染みがないが、今後医薬品開発の領域で活用が期待されている医療・臨床グレードのウェアラブルデバイスについて紹介したい。
記事 LTE・WiMAX・Wi-Fi・モバイル通信網 データと5Gで自動車はどう変わる? 「移動革命」に必要な要素とは 2018/05/08 2018年2月に開催された韓国・平昌(ピョンチャン)オリンピック・パラリンピックなどで第5世代移動通信システム(以下、5G)の実用化に向けた動きが紹介・展示されるなど、注目度合いが加速している。総務省でも、さまざまな実証実験に着手しており、「5G以後」の社会がどのように変わるのか、語るケースが増えてきている。この記事では特にコネクテッドカーや自動運転車が5Gによりどの様に進化するかを解説する。
記事 LTE・WiMAX・Wi-Fi・モバイル通信網 5Gはいつから実用されるか、総務省に聞いた“実現可能”な青写真 2018/05/07 2020年のサービスインに向け、「第5世代移動通信システム(以下、5G)」の整備が着々と進んでいる。世界中の期待を集める5Gだが、従来のようなモバイル通信の進化というだけではなく、IoTをはじめとする社会の変化にも対応した通信サービスとなる。現状を中川拓哉氏(総務省総合通信基盤局・電波部移動通信課課長補佐)に聞いた。
記事 スマートフォン・携帯電話 AIとSNSでデジカメ超え iPhoneすら凌駕する中国スマホメーカー大躍進の意味 2018/05/01 アップル、サムスンの2強は変わらないが、スマートフォン業界における中国メーカーの躍進は目覚ましいものがある。ファーウェイを筆頭とした、これら新興スマートフォンメーカーを支えているのが「カメラ機能」だ。「人工知能(AI)」と「デュアルレンズ」により、専用のデジタルカメラ超えはもはや当たり前。iPhoneを凌駕するカメラ性能を持つスマートフォンが続々と登場している。