記事 財務会計・管理会計 【民主党藤末氏コラム】イノベーションを推進するための金融制度のあり方とは? 第1回 【民主党藤末氏コラム】イノベーションを推進するための金融制度のあり方とは? 第1回 2011/01/24 菅政権の大きな政策の柱である「新成長戦略」には『エネルギー環境及び医療福祉分野における研究開発や情報化への資金投入の促進』が明記されている。しかしながら、経済成長を進めるためには、『政府の研究開発費を増やすだけでなく、金融制度の見直しを行い、リスクマネーをイノベーションに流れるようにする』ことが必要である。今回は3回に渡ってイノベーションを進めるための金融制度を考えてみたい。
記事 中堅中小企業・ベンチャー 飛び込み訪問で無償の公的支援、“異彩を放つ”あだち産業センターの試み:中堅・中小企業市場の解体新書(21) 飛び込み訪問で無償の公的支援、“異彩を放つ”あだち産業センターの試み:中堅・中小企業市場の解体新書(21) 2010/10/29 1 ノークリサーチの本社がある東京芸術センターに隣接する位置に、東京都足立区の中小企業支援のための施設「あだち産業センター」がある。同ビルの5つのフロアーすべてが中小企業支援のための施設であり、資金融資相談や起業支援を行っている。とかく「待ち」の姿勢が多い公的事業の中にあって、同センターが行う「トータルマッチング事業」は異彩を放っている。なんと企業に飛び込み訪問して、直接無償の公的支援を利用してもらうのである。ここでの取り組みを通じて、中小企業への支援について考えたい。
記事 政府・官公庁・学校教育 評論家 宮崎 哲弥氏トークセッション:政府に期待するのは法人税減税とR&D減税 評論家 宮崎 哲弥氏トークセッション:政府に期待するのは法人税減税とR&D減税 2010/10/01 2010年9月15日、Brother World JAPAN 2010(主催:ブラザー販売)の基調講演にて、評論家の宮崎哲弥氏が「グローバル時代を生き抜くビジネスのあり方」と題したトークセッションを行った。今後の政策運営に対する提言、グローバル時代の日本や日本企業のこれからのあり方、そして、ビジネスマンの情報収集方法・読書法のアドバイスなど多岐にわたる内容となった。また、主催者講演にて、ブラザー販売 代表取締役社長 片山俊介氏が、同社の事業戦略や新製品の機能などについて発表した。この講演は、後半、新製品となる「マイミーオ フリー」のCM映像やCMに出演する松下奈緒さんとのトークセッションが設けられるなど、いくつかの趣向が凝らされたものとなった。
記事 IT戦略・IT投資・DX 【米国レポ特別編】異例なほど不確かな経済情勢とIT投資の確かな動き:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(22) 【米国レポ特別編】異例なほど不確かな経済情勢とIT投資の確かな動き:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(22) 2010/09/27 リーマン・ショックによるグローバルな経済の混乱からちょうど2年が経過した。ITによる「仕組みの見直し」について議論を深める前に、今回は特別編として、不透明感がなかなか払拭できない今の経済情勢の中でIT投資にどのような動きがみられるか、経済危機の震源地となった米国の現地調査(注1)もふまえながら取り上げてみよう。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 千葉商科大 齋藤精一郎氏:求められるインテリジェントなサービス、日本の低迷はルールが変わったのにそれを認めようとしないこと 千葉商科大 齋藤精一郎氏:求められるインテリジェントなサービス、日本の低迷はルールが変わったのにそれを認めようとしないこと 2010/09/14 日本経済の「失われた20年」の中、これからの日本企業の経営に必要なものはなにか、どのような戦略をとるべきなのだろうか。「JUASスクエア ITガバナンス2010」の基調講演で、グローバル化とインテリジェント化をキーワードに、21世紀の日本企業戦略について、NTTデータ経営研究所 所長 千葉商科大学大学院 名誉教授 齋藤精一郎氏が登壇した。齋藤氏は、ITに求められるインテリジェントなサービス、クラウドの持つ意味について言及した。
記事 クラウド 竹中平蔵氏:クラウド時代は、フラット化ではなくスパイキーに生きるべき 竹中平蔵氏:クラウド時代は、フラット化ではなくスパイキーに生きるべき 2010/07/13 クラウドは、経済学者としてはアウトソーシングという考え方でとらえられるため、決して新しいものではないが、グローバリゼーションの流れと相まって、企業経営や経済に変革をもたらしている、と語るのは経済学者の竹中平蔵氏だ。竹中氏は、クラウドの現在を「フロンティアの時代」にあるとし、こうした中で強さを発揮する米国と、出遅れることの多い日本の違いがどこにあるのか、自身の考えを明らかにした。
記事 IT戦略・IT投資・DX IT投資による成長は本物か?ニュー・エコノミー論争の勃発:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(19) IT投資による成長は本物か?ニュー・エコノミー論争の勃発:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(19) 2010/06/16 「ソロー・パラドックスは解消しつつある」という見方が次第に広がる中で、1990年代の後半に湧き起こったのが「ニュー・エコノミー論争」だ。この論争は、アジア通貨危機(1997年)で世界経済が混乱の渦中にあっても、なお順調に拡大を続ける米国経済の「高い成長率」と「景気の持続力」を巡って繰り広げられた。IT投資による経済再生で、景気循環が消滅し、永遠の繁栄がもたらされるという極論まで生むことになるこの論争の出発点をみておこう。
記事 製造業界 【CIOインタビュー】徹底した採算管理でグローバル競争に打ち克つ──日揮 丹治紀夫氏(前編) 【CIOインタビュー】徹底した採算管理でグローバル競争に打ち克つ──日揮 丹治紀夫氏(前編) 2010/06/03 1928年、日本初のエンジニアリング企業としてスタートした日揮(当時の社名は日本揮発油)は現在、世界的に需要が高まっている天然ガス関連分野のプラント建設のスペシャリストとして、とりわけLNG(液化天然ガス)プラント建設プロジェクトでは世界の4強を占める地位を確立している。一方で、石油精製関連分野では、韓国勢の低価格攻勢や中国の台頭もあり、同分野の競争は急速に激しさを増している。世界のトップエンジニアリング・コントラクターであり続けるために、日揮エンジニアリング本部情報技術部 部長 丹治紀夫氏に、同社のIT戦略についてお聞きした。
記事 IT戦略・IT投資・DX IT投資がもたらした米国経済の「健全な10年」:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(17) IT投資がもたらした米国経済の「健全な10年」:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(17) 2010/04/19 前回も述べたように、1990年代序盤まで、米国ではITによる生産性の向上に懐疑的な見方が蔓延していたが、1990年代中盤以降になると、産業界の実感としても、研究者たちの実証分析でも、プラスの効果が確認されるようになった。この背景には、1991年3月から2001年3月まで続いた戦後最長の景気拡大があったが、その原動力こそ、企業のIT投資であった。日本経済が「失われた10年」に陥ったころ、米国経済は「もっとも健全な10年」を経験したのである。
記事 経営戦略 改革に必要なのは、「『情熱』と『戦略は細部に宿る』」(竹中平蔵氏) 改革に必要なのは、「『情熱』と『戦略は細部に宿る』」(竹中平蔵氏) 2008/02/04 1/30~2/1、東京ビックサイトにて日経BP主催ITProEXPOが開催された。オープニングの基調講演で登壇に立ったのは、慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所 所長兼教授 竹中平蔵氏。講演タイトルは『改革への戦略と人的資源』で、改革の必要性、実行のための戦略について語った。講演終了後の質疑応答では、「小泉首相の再登板はあるのか」「その際、竹中氏は公職に復帰するのか」といった質問も飛び出した。