記事 リーダーシップ カーネギーの「人を動かす」三原則は、なぜビジネスパーソン必修なのか 2016/09/23 デール・カーネギー著の「人を動かす」は、マネージャーやチームリーダーなど、人を動かす立場ならば、はじめに読んでおきたい1冊といっても過言ではない名著です。人の上に立つ者は、個人としての成績ではなくチームとして最高の結果を出すことを求められるもの。本書を読めば、チームを構成する1人1人のパフォーマンスを最大限に高め、全体としての成果を引き出すような「人を動かす」スキルが身に付きます。ここでは、本書を要約して紹介していきましょう。(初出:2016/09/23)
記事 リーダーシップ ミッション・ステートメントとビジョン・ステートメントの作成方法 2つは何が違うのか 2016/09/15 働き方の多様化が進み、また働くこと自体の意義が問われる時代になりました。働くことの意義を見い出せずに新入社員たちがすぐに辞めてしまうという話もよく聞かれます。そこで今回は、従業員のモチベーションアップに欠かせないツール、「ミッション・ステートメント」と「ビジョン・ステートメント」を紹介しましょう。もともと欧米では古くから用いられている経営戦略の中核であるツールですが、名称が似ていて混同されやすため、その違いを明確にしながら説明します。
記事 人材管理・育成・HRM ソフトバンク社員が指南する「災害対策の知恵」、基本は「自助」「共助」「公助」 2016/09/12 ソフトバンクグループの社員発信型の学びの場「知恵マルシェ」。これは、一般の社員が「主催者」として自分の知識やスキル、自身がソフトバンクで取り組んでいる施策を他の社員に共有する業務時間外に行われるものであり、これまでも多種多様なテーマで業務に「活きる」内容で開催された。こうした機会に少しでもソフトバンクが取り組んでいることや知識を広めたいと、3回にわたり開かれたのが「災害対策に対する取り組み」をテーマにした知恵マルシェだ。主催したソフトバンク ネットワーク運用本部 米原 裕雄氏に話を聞いた。
記事 人材管理・育成・HRM 為末 大氏が「限界を突破したければわがままになれ」と語る理由 2016/09/02 リオ五輪でのリレー400m銀メダルは、多くの日本人に驚きと感動をもたらしてくれました。日本人が考える「限界」を突破する快挙だったことは間違いないでしょう。なぜ一流のアスリートは「限界」を超えることができるのでしょうか。スプリント種目の世界大会、日本人初のメダル獲得者で、このたび『限界の正体』を上梓した為末大氏が「限界を突破する方法」を解説します。
記事 人材管理・育成・HRM データサイエンティストの経験を活かしソフトバンクで実践したスキルセットの伸ばし方 2016/08/31 ソフトバンク ICTイノベーション本部の中川 帝人氏は前職ではデータサイエンティストとしてデータ分析に携わり、現在はWatson事業推進室にて人工知能を活用した製品企画を担当している。中川氏は、社員同士で知識やノウハウをシェアして学び合うソフトバンクの人事施策「知恵マルシェ」を活用し、知識を広めるとともに、自身のスキルセットの向上をも行った。その過程と学びとは。
記事 災害対策(DR)・事業継続(BCP) 「シン・ゴジラ」は絶好の危機管理の教科書だ 2016/08/22 公開以来リーピーターも続出するほどの人気の「シン・ゴジラ」ですが、公開2週目で累計動員数145万人、累計興行収入21億円を突破し、全国映画動員ランキングでも2週連続でトップとなりました。公開前の評判は決して芳しいものではなかったものの、公開後の感想が評判を呼び、劇場ではパンフレットが売り切れになっているそうです。さまざまな切り口で語ることができる点が魅力の「シン・ゴジラ」ですが、ここではゴジラに象徴される「危機」に対して、組織はどう対応するべきかという「危機管理」の面から論じてみたいと思います。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 日本の官僚的組織は、なぜ戦後からずっと変わらないのか 2016/08/15 終戦から71年目の8月15日を迎える。今も昔も日本の問題点として指摘されるリーダーシップや意思決定の不在。それが顕著にみられたのが、太平洋戦争末期に「負け」を先送りにした当時の戦争指導部だと、国際ジャーナリストの松本利秋さんは言う。現在の国際情勢を取り上げながら、あの戦争の「失敗」に迫り、日本の官僚的組織が抱える問題を浮き彫りにしていこう。
記事 人材管理・育成・HRM デロイトが予測する、「労働」に起こる4つの破壊的変化と10のトレンド 2016/08/04 デロイト トーマツ コンサルティングは1日、グローバルでの人材・人事の課題をまとめたレポート「グローバル ヒューマン キャピタル トレンド2016」を発表した。「労働」に関する4つの破壊的変化と今後の組織の再編成/再設計をするにあたり重要となる10のトレンドを解説する。
記事 IT戦略・IT投資 デジタル変革の正反対にあるのは「大企業病」である 2016/07/29 デジタルトランスフォーメーション(DX)の流れの中で、海外企業は今、どういった取り組みをしているのか。また、DXによってどのようなビジネス変革の効果が出ているのか。そして、DXを阻害する「大企業病」の正体とは何か。IDCのITスペンディンググループのマネージャー 廣瀬 弥生氏が解説した。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 孤立する中国が学ぶべきは、戦前日本の特異な「戦争観」だ 2016/07/28 南シナ海やAIIBを巡る問題で、孤立化を深めている中国。その状況を見ると、戦前の日本の姿と重なると語るのが、テレビや雑誌などでコメンテーターとして活躍中の国際ジャーナリスト、松本利秋さんだ。トップの意思決定の矛盾や、情勢判断の誤り、問題の先送り、無責任体質といった現代の日本企業も抱える問題点を通して、当時の日本がどのように世界から孤立していったのかを、松本さんに解説いただいた。
記事 リーダーシップ CEOは何をする人? あなたが「強い経営者」になるために 2016/07/20 CEOは何をする人なのか? 答えられるビジネスパーソンは多くないかもしれない。答えから言ってしまうと、CEOは、企業の「命題」に向き合い、「モデル」を考え、「モデル」を組織的に実行する。本連載では、そんな「CEOの仕事」を複数回に分けて多角的に解説してきた。最終回である今回は、今までに紹介したモデルを振り返りつつ、「グローバルに戦うCEOが自社を強化するためになすべきこと」をより具体的な事例を交えて解説。アクト・コンサルティング 取締役 経営コンサルタント 野間 彰氏が世界を相手に戦うCEOたちにエールを贈る。
記事 地方自治体・地方創生・地域経済 ソフトバンク流「地方創生」、長野県塩尻市を「インターン」で活性化? 2016/07/15 ソフトバンクは「地方創生」×「ICT」をテーマに、長野県塩尻市と協力して新しいインターンシップを実施する予定だ。インターン生は地方創生を目指し、塩尻市の実際の課題に対して解決策を模索していくという。このプロジェクトをスタートさせることになった経緯と、その狙いなどについて、ソフトバンクの日下部 奈々氏と佐々木 力王氏に話をうかがった。
記事 経営戦略 ユーグレナ 出雲社長の「ミドリムシで地球を救う」という信念が未来を拓く 2016/07/11 ミドリムシ、ユーグレナ、最近では関連商品をよく見かけるようになった。しかし、こうして世の中に普及させるためにはユーグレナの大量培養が必須。そして、その屋外大量培養技術を確立し、事業化に成功したのが日本のベンチャー企業、ユーグレナだ。
記事 人材管理・育成・HRM 日本企業の「先送り」体質、そのルーツは旧・日本軍にあった 2016/07/11 三菱自動車工業の燃費データ偽造問題、シャープが台湾企業の傘下に入るなど、日本の名門企業の凋落ぶりには驚きを禁じ得ないが、その原因の根底には、企業トップの不決断、先送り体質があり、そのルーツを辿ると、かつての「旧・日本軍」に通じていると、国際ジャーナリストの松本利秋さんは言う。今も昔も「想定外」にまったく対応できない日本企業の体質とは? テレビや雑誌などでコメンテイターとして活躍中で、先頃『なぜ日本は同じ過ちを繰り返すのか──太平洋戦争に学ぶ失敗の本質』を著した松本利秋さんに、最近の日本企業の凋落と、かつての日本軍の組織的欠陥の共通性を考察いただいた。
記事 経営戦略 日本はなぜイノベーションの「ルール形成」ができないのか 2016/07/08 日本企業からは久しく、テスラ、スペースX、グーグルといったイノベーションが生まれていない。その要因のひとつには、日本が「ルール」や「枠組み」を作れていないという課題がある。一方、グローバルで成功する企業はすでに経営に「ルール形成戦略」を取り入れ、社会問題を解決するイノベーションを起こすためのルール作りを着々と進めている状況だ。6月1日、多摩大学研究開発機構内に創設された「ルール形成戦略研究所」の記念セミナーに登壇した徳岡 晃一郎氏、寺島 実郎氏、國分 俊史氏が、日本におけるルール形成戦略の重要性を説いた。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 富士通も出展したSXSWという体験:いま、企業がSXSWへ向かう理由 2016/06/27 毎年3月、米国テキサス州オースティンで開催されるイベント、SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)。このイベントには、音楽・映画・テクノロジー業界のプロフェッショナル、クリエイター、そして新しいアイデアや創造的なプロダクトが数多く集まる。ここ数年、SXSWを目指すハードウェアベンチャーの数は増えており、大手企業にもその流れが起きている。そのSXSW2016を振り返るパネルディスカッションが行われた。
記事 リーダーシップ 他人事だと思っていませんか? 管理職にも社員にも影響するワーキングマザーの働き方 2016/06/22 ソフトバンクらしさを前面に押し出した社員発信型の学びの場「知恵マルシェ」。ここでは、社員自身が知恵や知識を他の社員にシェアする。そこで、働く女性にスポットを当て、ワーキングマザーの環境改善に向けて自らの知識をシェアしたのが、ソフトバンク IT統括 管理統括部 人材計画室 伊藤 縁(ゆかり)氏だ。4月には女性活躍推進法が本格スタートしたが、ワーキングマザーを取り巻く環境は整備されているとは言い難い。女性が活躍する環境とは何なのか? ワーキングマザーは当人だけ、女性だけの問題なのだろうか? 仕事と家庭の両立は女性だけの問題だろうか? 自身もワーキングマザーである伊藤氏が、ワーキングマザーと上長のコミュニケーションの重要性を語った。
記事 リーダーシップ 経営者が自ら実践するグローバルベンチマーキング、1番信頼できる情報ソースは何か 2016/06/21 ビジネスとその方向性を決定づける企業の「命題」と「モデル」。経営者がこれらを認識し、自覚的に設定できないとき、意思決定がぶれ、首尾一貫した経営は不可能だ。これまで、命題とモデルとオープンイノベーションの関わり、国内外のモデルの例、業務のIT化など、実践的な視点で命題とモデルとの向き合い方を解説してきた。今回は、他社の「命題」と「モデル」のベンチマークの重要性、そしてベンチマークの方法をアクト・コンサルティング 取締役 経営コンサルタント 野間 彰氏が伝授する。
記事 経営戦略 ジェフ・ベゾスは「長い時間」と「短い時間」を使い分けている 2016/06/10 アマゾンの創業者ジェフ・ベゾスの特徴は「時間軸を延ばす」ことで競争相手を減らす一方で、「短期間での急速な成長」によって市場を総取りしようとするところにある。ベゾスが常に意識しているのは「時間」であり、長い時間と短い時間を巧みに使い分けることで今日の成功を手にしている。イノベーターにとって時間をどう使いこなすかはとても大きな意味を持っている。
記事 人材管理・育成・HRM 不安をどう解消する? ライフネット出口氏流「数字・ファクト・ロジック」の極意 2016/06/07 仕事、残業、結婚、家庭、金銭、これからのキャリア…。「将来への不安」と聞けば、思いつくことは多い。成長して年齢を重ねれば不安もなくなるかと思いきや、人にはその時々に応じた不安がつきまとうもの。では、その不安に対処し、解消するには何をすればよいのか。怯えず、恐れず、前向きに生きるための極意をライフネット生命 出口 治明氏と政治経済学専門家 島澤 諭氏に聞いた。
記事 業務効率化 企画部門は、営業の「一度始めたことがやめられない病」に「それ、無駄」といえるか 2016/06/03 「営業」にせよ、「広報」にせよ、はたまた「人事」にせよ、その部署名とはすなわち、その企業組織において発揮することが期待される「機能」を指した名称である。企画系部署もその例外ではなく、ある一定の機能が期待されているわけであるが、彼らがその機能として期待されるのは、現場での営業活動そのものではなく、「営業活動がより生産性の高いものとなるような施策の立案、実施」という、若干、抽象化されたものである。企画チームへの評価とは、本来であれば組織全体の生産性向上への寄与に応じてなされるべきところであるが、この抽象性には、大いなる罠が存在する。現場を持たない「企画」という部署は、ともすると現場への負担を増してしまうだけの存在に堕してしまうリスクを常にはらんでいる。
記事 人材管理・育成・HRM 赤羽雄二 氏「“結果を出せる人”は、本の読み方が違っている」 2016/05/31 コンサルタントや優れた実績を持つビジネスパーソンを見ると、皆読書家。「なぜあれだけ忙しいのに、ものすごい数の本を読んでいるのか」「そしてすぐに自分の知識として仕事に使えるのか」、疑問に持つところもあります。なかでもベストセラー『ゼロ秒思考』の著者・赤羽 雄二さんは、マッキンゼー時代、深夜まで仕事をする状況が続くなかでも、最低月十数冊は読んでいたとのこと。先頃、「行動するための読書」「攻めの読書」を提唱した『アクションリーディング』を刊行した赤羽氏に、本を読むことのメリットを語っていただきました。
記事 リーダーシップ 「キングダム」を「PM理論」で分析、プロジェクトにおけるリーダーシップの本質 2016/05/29 中国古代史を描く漫画の「キングダム」。この作品は、「複雑化、高度化したプロジェクトを成功させるためのリーダーシップのあり方」が大きなテーマとなっている。そこで提示されるのが、プロジェクトの成功をおさめるために「知略」の力と「本能」の力、どちらが必要なのか、という問いである。これを考えるにあたっては、MBA経営学用語のひとつ「PM理論」が大きなヒントになる。
記事 リーダーシップ 人気漫画「キングダム」最強の武将が語るリーダーシップ論とは 2016/05/28 戦争の目的、規模、技術、あらゆる点において、春秋戦国時代とは、戦争におけるイノベーションが起きた時代であった。この時代を描く週刊ヤングジャンプで連載中の人気漫画「キングダム」には、現代におけるプロジェクトマネージャーにとって興味深い問題提起がなされている。農地獲得合戦のなか、ハイリスクな戦争に投資をせざるを得ない戦国諸国のあり方は、社員の所得の安定、拡大を実現するために、いかにハイリスクであろうとも、新規事業投資を行い続けることを宿命付けられている、現代の企業社会に極めて通じる話である。
記事 人材管理・育成・HRM 堀紘一氏インタビュー、なぜトップコンサルタントが「ビジネス書を読まない」のか 2016/05/20 読売新聞、三菱商事を経て、ボストンコンサルティンググループの日本代表を務めたのち、2000年にドリームインキュベータを設立。日本を代表する経営コンサルタントでありながら、2005年には同社を東証1部に上場させた起業家、経営者でもある堀紘一氏。ビジネスの最前線を走り続けてきた堀氏だが、本の虫として知られる一方、ビジネス書はほとんど読まないという。なぜビジネス書を読まないのか、現代のビジネスパーソンが読むべき本とはいったい何か。堀氏に聞いた。
記事 デザイン経営・ブランド・PR 三田佐代子氏インタビュー:躍進するプロレス業界に学ぶマネジメントやリーダーシップ 2016/05/19 プロレスは今、「新たな黄金期」と呼ばれるほど盛り上がりを見せており、専門媒体以外からも関心を集めている。三田佐代子氏の『プロレスという生き方――平成のリングの主役たち』(中公新書ラクレ)は、棚橋弘至、中邑真輔、飯伏幸太といった脚光を浴びる選手だけでなく、現在のNOAHを支える丸藤正道や、女子プロレスラーの里村明衣子やさくらえみ、レフェリーの和田京平など、「現在のプロレス界」の立役者たちにスポットライトを当てた一冊だ。タイトルの通り、プロレスが生き方であるとするならば、そこにはどんな人生があるのだろうか? そして、活況を呈するプロレス界から何を学べるのだろうか?
記事 情報共有 シスコ、GEはどうやって企業文化を変えたのか? グローバルな強い企業文化の作り方 2016/05/18 企業を語る上で無視できない企業文化。しかし、「企業文化とは何か」「業績と企業文化には関係があるのか」と聞かれると困るビジネスパーソンも多い。経営者と命題のあるべき関係を解説する本連載、今回はシスコシステムズ、GEを例に、「社員マネジメントの一環としての経営者主体企業文化の構築」をアクト・コンサルティング取締役経営コンサルタント野間彰氏が解説する。
記事 リーダーシップ アマゾンはなぜ「利益度外視」「低価格」か? ベゾスの頭にあった「ジョブズの失敗」 2016/05/06 1990年代半ばから2000年代初めにかけてインターネットに関わる多くの企業が生まれたが、なかでもアマゾンはインターネットビジネスの最初の成功者であり、ITバブルの崩壊をも乗り越えたという点で別格の存在とも言える。創業から20年あまりでウォルマートに匹敵するほどの存在となったアマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏の仕事術を知ることは次なるイノベーションを起こすうえで大きなヒントになるのではないだろうか。
記事 ワークスタイル・在宅勤務 ライフネット生命CEO出口氏に聞く、「エイジフリー」で実現する「公平な雇用」 2016/04/28 高度経済成長期のような右肩上がりの成長が見込めない日本経済。しかし、問題は成長曲線の鈍化だけではない。日本の成長期に働いていた世代と、今働いている世代、さらには、まだ生まれていない世代の格差また問題だ。経済の縮小にともない、40年前には若者に約束された管理職ポストも減少し続け、若者に約束されるものはない。世代間格差のない、「エイジフリーな社会」、本当の意味で「公平な雇用」とはなんなのか。ライフネット生命保険 代表取締役会長兼CEO 出口 治明氏と中部圏社会経済研究所 経済分析・応用チームリーダー 島澤 諭氏が対談した。
記事 金融業界 インベスターズクラウド 古木 大咲氏に聞く、なぜ不動産テックにFinTechが必要なのか 2016/04/28 金融(Finance)とテクノロジー(Technology)を掛け合わせたFinTechに続いて、不動産(RealEstate)とテクノロジーを掛け合わせた「RealEstateTech(不動産テック)」という新たな流れが注目を集めている。2015年12月にマザーズ上場を果たしたインベスターズクラウドは、国内における不動産テックの代表的企業だ。同社は、レガシーな不動産業界の中でITを活用し、土地や建物といった在庫を持たず、オーナーと経営者をマッチングさせるビジネスモデルで業績を伸ばしている。さらに直近では、不動産投資型クラウドファンディングの提供も発表しているが、FinTechにまで事業領域を広げる理由とは何か。同社の代表取締役 古木 大咲氏に話を聞いた。