記事 中国 中国経済にいま何が?「消費の格下げ」「新型貧困」すでに始まっている最悪シナリオ 中国経済にいま何が?「消費の格下げ」「新型貧困」すでに始まっている最悪シナリオ 2023/12/14 2 中国の飲食・小売市場がかつてない不景気感に襲われている。飲食店に人影はなく、小売店では「見るだけ」という、「消費のダウングレード(格下げ)」が起きている。消費マインドをここまで減退させている根本原因は何か。いま中国の経済、消費活動に何が起きているのか。各種データを基にひも解いていくと、深刻な現状が浮かび上がってきた。
記事 中国 不況で進化「中国クーポン戦略」が面白い、「新規顧客40%増」絶大な効果生む仕組み 不況で進化「中国クーポン戦略」が面白い、「新規顧客40%増」絶大な効果生む仕組み 2023/12/11 1 中国の景気が悪化し、消費マインドが減退する中、飲食チェーンの「クーポン戦略」が面白い進化を遂げている。もともと中国で生き残る飲食チェーンは巧みなクーポン戦略が特徴で、その代表格が、2023年ついにスターバックスを抜き中国No.1カフェチェーンになったラッキンコーヒーである。同社をはじめ、KFCやマクドナルドを抜いて店舗数No.1のハンバーガーチェーン「ウォレス」らがたどり着いた、新規顧客数「前月比40%以上増」などの効果をもたらした人の心理を突くクーポン戦略とは。
記事 流通・小売業界 ヨドバシの「占領」を許したそごう・西武、買収は「ある意味必然」だった納得理由 ヨドバシの「占領」を許したそごう・西武、買収は「ある意味必然」だった納得理由 2023/12/05 セブン&アイ・ホールディングスから米投資ファンドに売却されたそごう・西武。11月から、プラダ・ジャパン元社長のダヴィデ・セシア氏が同社の副社長として就任しました。西武池袋本店に計画されているヨドバシカメラ出店をにらんだ人事と言われています。生まれ変わりに向かって歩み始めた同社ですが、実は今回の「身売り」に至るまでに2回の「ターニングポイント」があったのをご存知でしょうか。その分岐点とは何かを解説します。
記事 リーダーシップ アウトドア会社パタゴニアが「究極の会社」に化けたワケ、創業者の本質的すぎる経営理念 アウトドア会社パタゴニアが「究極の会社」に化けたワケ、創業者の本質的すぎる経営理念 2023/11/30 1 近年、ESG(環境・社会・経済)の観点から持続可能な経営を目指す「サステナビリティ経営」への関心が高まっています。米アウトドア用品大手のパタゴニアは、その先駆け的存在として知られ、同社を現在の独自のポジションに導いた創業者イヴォン・シュイナード氏の経営哲学は世界中で注目されています。“究極の会社”とも表現されるパタゴニアの成功の理由を探ると、約4,000億円という自らの莫大な富も地球を守るために手放したシュイナード氏のゆるぎない「理念」がありました。
記事 物流管理・在庫管理・SCM 物流革新緊急パッケージとは何かをわかりやすく解説、置き配だけでない大注目の13施策 物流革新緊急パッケージとは何かをわかりやすく解説、置き配だけでない大注目の13施策 2023/11/28 佐々運(株) 輸送管理 佐々木淳 有名無実と化している標準的な運賃の廃止および法定最低運賃の導入が、最もドライバー不足対策に実効性があると思われるのですが、どうして物流改革の政策会議で俎上にのらないのでしょうか。物流の2024年問題の本質がドライバー不足なのだから、ドライバーの待遇改善を軸に考えないと何をやっても空回りになると思います。
記事 流通・小売業界 王者メルカリが「取りこぼした」未開拓市場、総取り狙う“ある企業”が超強敵なワケ 王者メルカリが「取りこぼした」未開拓市場、総取り狙う“ある企業”が超強敵なワケ 2023/11/28 近年、急拡大しているリユース市場。その成長を牽引してきたのが、フリマアプリの「メルカリ」や、店舗型リユースショップの「ゲオ」や「ブックオフ」などだ。市場の過熱を物語るように、ゲオが運営するリユースショップ「セカンドストリート」の人気店には、連日買い取り待ちの行列が途絶えない。そんな注目のリユース市場では今、メルカリ、ゲオ、ブックオフなどの大手企業を脅かす、新たな勢力が誕生している。
記事 AI・生成AI 生成AI活用事例:マクドナルドらはどう活用? 広告制作・商品開発・ECでは当たり前に 生成AI活用事例:マクドナルドらはどう活用? 広告制作・商品開発・ECでは当たり前に 2023/10/17 1 文章や画像などを自動で生成する「生成AI」の活用がさまざまな分野で広がっている。中国では広告最大手「藍色光標」(BlueFocus:ブルーフォーカス)が生成AIを本格導入するため、クリエイターなどの採用を停止したことが大きな話題を呼んでいる。すでに小売や広告の分野では、生成AIの活用は“前提”となりつつあり、「AIによる失業」が始まっている。実際のビジネスで生成AIがどのように使われているのかを実例とともに紹介しよう。
記事 流通・小売業界 売上5倍超の商品も…資生堂や明治らに学ぶ「インバウンド戦略」大成功への秘策とは 売上5倍超の商品も…資生堂や明治らに学ぶ「インバウンド戦略」大成功への秘策とは 2023/10/13 コロナ禍の一時期と比較すると、街や観光地、飲食店はだいぶ活気が戻ってきました。特に外国人が多くなったと感じているのは筆者だけではないでしょう。日本政府観光局が発表している2023年8月速報値の訪日外客統計を見ると、2019年比で85.6%とかなり回復しています。ここで期待できるのがインバウンド需要です。自社の事業を成長させるためには、こうした需要を的確にとらえて、いかに商品を多く買ってもらえるかが重要となります。そこで本稿では、再び注目され始めているインバウンド需要を、需要予測、そして需要創造の観点で解説していきます。
記事 流通・小売業界 北海道では「セイコーマート」が断トツ強い? 王者セブンイレブンですら勝てない理由 北海道では「セイコーマート」が断トツ強い? 王者セブンイレブンですら勝てない理由 2023/10/03 ここ数年、店舗数を増やして売上を伸ばすという、コンビニの既存のビジネスモデルが通用しなくなってきている。2010年代ごろから、過剰出店による経営悪化に関する問題が露呈しはじめ、2018年には公正取引委員会による調査を経て、「年中無休」「24時間営業」「ドミナント出店(地域内への過密な出店)」などには課題があるとして、改善要請がなされた。こうした経緯を経て、コンビニの出店拡大スピードが抑制される中、2020年からコロナ禍で大打撃を受け、縮小ムードが高まっている。大手3社は既存のビジネスモデルをどう変えていけば良いのだろうか。そのヒントは北海道の最強コンビニ「セイコーマート」の店舗設計にありそうだ。
記事 中国 「スタバ陥落」で混戦極めるカフェ戦争、新王者ラッキンを脅かす“新星”の秀逸な戦略 「スタバ陥落」で混戦極めるカフェ戦争、新王者ラッキンを脅かす“新星”の秀逸な戦略 2023/09/12 1 中国のカフェ業界が「現代版三国志」のような激しい競争を繰り広げている。これまで中国のカフェ業界をリードし続けてきたスターバックスが、2017年創業の瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー)に2023年6月期、ついに営業収入で追い抜かれてしまった。新王者誕生かと思いきや、ラッキンコーヒーを脅かす新たなカフェチェーン庫迪(COTTI COFFEE:クーディー)が猛追を始めている。中国カフェ業界の覇権を握るのは誰か、新星クーディーの賢すぎる戦略の行方に注目が集まっている。
記事 流通・小売業界 西武百貨店の崩壊は「豊かな日本の終焉」? ショッピングすらできない貧困国の悲惨な未来 西武百貨店の崩壊は「豊かな日本の終焉」? ショッピングすらできない貧困国の悲惨な未来 2023/09/11 1 百貨店としては61年ぶりとなるストライキが行われる中、そごう・西武の投資ファンドへの売却が決まった。西武百貨店はかつてセゾングループの中核となっていた企業であり、戦後日本の消費社会に大きな影響を与えてきた。今回の売却劇は、戦後の日本社会が、いよいよ大きな転換点に差し掛かっていることを示している。
記事 物流管理・在庫管理・SCM 的中率なんと9割の「天気予報」から学ぶ、会社に莫大利益を生む「大ヒント2つ」 的中率なんと9割の「天気予報」から学ぶ、会社に莫大利益を生む「大ヒント2つ」 2023/08/16 みなさんがほぼ毎日、確認するものの1つに、おそらく天気予報があると思います。これはデータ分析に基づいて未来を見通そうとするもので、的中率はなんと9割に上るとされています。実は天気予報は、サプライチェーンマネジメント(SCM)やマーケティングにおける需要予測と似ているところが多く、需要予測の高度化とビジネスの成長に向けた学びを得ることができます。今回は天気予報の進化から、ビジネスにおける需要予測を高度化させる2つのヒントを紹介します。
記事 流通・小売業界 日本は和食文化すら失う? 外食産業の“ある大問題”で「ミシュラン評価」が下がる理由 日本は和食文化すら失う? 外食産業の“ある大問題”で「ミシュラン評価」が下がる理由 2023/08/15 2 (株)富士通ラーニングメディア ナレッジサービス事業本部 佐藤祥史 陣屋の成功事例を知っていれば、この手の業界特化型プラットフォームビジネスの可能性の大きさには気づくことができるはず。 あとは、どれだけ現場をデジタル化する際の障壁を取り除けるか(または障壁を上回る大きなリターンを返せるか)。 そういう点で、クロスマートは障壁を下げる方向での努力が実った良い事例だと思う。
記事 流通・小売業界 苦戦する「無印良品」と何が違う? ダイソー・3COINSが生活雑貨で絶好調の理由 苦戦する「無印良品」と何が違う? ダイソー・3COINSが生活雑貨で絶好調の理由 2023/08/08 生活雑貨業界は戦国時代に突入している。ここ数年、業界トップを走る無印良品(良品計画)を脅かす存在として、インテリア雑貨のニトリ、低価格帯のダイソー、セリア、3COINSが同じ生活雑貨の市場で台頭してきている。特に、無印良品にとって脅威になりそうなのが、ダイソーを運営する大創産業、3COINSを運営するパルだ。勝敗は何で決まるのか。今、生活雑貨業界で起きつつある変化を解説する。
記事 流通・小売業界 コンプラ「ガン無視」のビッグモーター不祥事、その陰で見過ごせない「3つ」の大問題 コンプラ「ガン無視」のビッグモーター不祥事、その陰で見過ごせない「3つ」の大問題 2023/07/29 中古車販売大手のビッグモーターによる保険金水増し請求が発覚して、大問題化しています。コンプライアンス遵守のカケラもないこの件について、同社の兼重宏行社長が25日に会見し引責辞任を表明しましたが、騒動はまだまだ収まりそうな気配はありません。同社のコンプライアンス面不全、ガバナンス不全が全面的に問題視されている本不祥事ですが、同社がそこに至った陰には発覚に至るまでの報道の少なさや損保業界との馴れ合い的な関係など、決して見過ごせない別の大問題も潜んでいるのです。それらの視点から、騒動の根深さを解説します。
記事 デザイン経営・ブランド・PR 牛肉大国 米国で続く「和牛」人気、50年で独自進化? すし・和食と違う「流行の秘密」 牛肉大国 米国で続く「和牛」人気、50年で独自進化? すし・和食と違う「流行の秘密」 2023/07/14 世界一の牛肉消費量を誇る米国。そんな「牛肉大国」で、ひそかな和牛ブームが続いている。北米エリアで見ると和牛の市場規模は年率4.8%のペースで成長する見通しで、米国の一部地域では庶民の味であるハンバーガー店で使われるほど和牛が定着しているという。米国における和牛の成功には、比類なきおいしさや希少価値だけでなく、すしや和食とは異なる成功の秘訣が隠されているようだ。本稿では、米国和牛の歴史を振り返りつつ、独自の進化を遂げたブランド力を解説する。
記事 流通・小売業界 進撃のアマゾン“破壊のDNA”復活か? 噂の「超格安 携帯」「生鮮500店買収案」の真相 進撃のアマゾン“破壊のDNA”復活か? 噂の「超格安 携帯」「生鮮500店買収案」の真相 2023/07/03 収益環境の悪化から、1万8000人の大規模レイオフを断行するなど、思い切った経費の削減と不採算事業の縮小を続けてきたアマゾン。ところが、ここに来て「業界ディスラプター」としてのDNA復活を思わせる計画が浮上している。それが(1)大手スーパー同士の合併で手放される500店ほどの実店舗を買収し、悲願の生鮮食品事業の一挙拡大を図る可能性と、(2)米プライム会員向けの無料ないしは格安の携帯電話サービスだ。これらの計画はアマゾンの戦略にフィットするのだろうか。
記事 物流管理・在庫管理・SCM 大成果の出るAI活用の必須ポイント、「ヤオコー」が発注時間“85%削減”できたワケ 大成果の出るAI活用の必須ポイント、「ヤオコー」が発注時間“85%削減”できたワケ 2023/06/30 さまざまな実務でAIが活用されていますが、需要予測もその一大領域として、多くの業界でAI活用の取り組みが始まっています。しかしPoC(概念実証)止まりで、なかなか実務活用まで進めないという企業も少なくありません。その理由として、(1)機械学習KPIとビジネスKPIの間にギャップがある、(2)AIにどこまで任せれば良いかわからない、などが挙げられます(図1)。本稿では、埼玉県を中心にスーパーマーケットを展開するヤオコーのAI活用事例を紹介しつつ、需要予測AIを導入する際にPoCの死の谷を越えるためのポイントを解説します。
記事 流通・小売業界 ホントに消費者は“安さ”で選ぶ? なか卯・サイゼリヤ「値上げしない路線」の驚きの結末 ホントに消費者は“安さ”で選ぶ? なか卯・サイゼリヤ「値上げしない路線」の驚きの結末 2023/06/14 物価高騰に伴い、小売・外食チェーン各社が続々と値上げに踏み切っている。そうした中、他社を出し抜こうと値下げや価格据置を打ち出す企業に注目が集まっている。ただし、そうした逆張り戦略をとる企業がもれなく成功しているかと言えば、そうではなさそうだ。今回は、“低価格”を1つの武器にしてきた、「なか卯」「サイゼリヤ」「セリア」「イオン」の4社の逆張り戦略を紹介しつつ、成功している企業の特徴に迫る。
記事 政府・官公庁・学校教育 MLOpsとは何か? AWSやAzure、GCPなどを使った「機械学習の開発・運用」サービス比較 MLOpsとは何か? AWSやAzure、GCPなどを使った「機械学習の開発・運用」サービス比較 2023/06/13 いま、多くの企業が機械学習(ML:Machine Learning)の導入、活用を進めています。ただ、機械学習を継続的に運用し成果を生み続けるのは容易ではありません。概念実証(PoC)は成功したもののシステム化できない場合や、何らかの形でシステムを構築したものの、効果が出ない、あるいは次第に効果が薄れてきたと悩んでいる企業も多いはずです。そこで注目されているのが、「MLOps(Machine Learning Operations)という考え方です。本稿では「MLOps」が必要な背景や活用のメリット、実際のサービス、市場環境、展望を含め、アクセンチュアのAIコンサルタントが解説します。
記事 運輸業・郵便業 物流の2024年問題とは何かをわかりやすく図解、給料は減る? 課題や解決策なども解説 物流の2024年問題とは何かをわかりやすく図解、給料は減る? 課題や解決策なども解説 2023/06/08 4 鈴木大賀 2024年問題についてわかりやすくまとめられている
記事 流通・小売業界 楽天やドコモらの「共通ポイント」、加盟企業にこれから起きる「最悪な末路」とは 楽天やドコモらの「共通ポイント」、加盟企業にこれから起きる「最悪な末路」とは 2023/05/31 楽天ポイントやTポイントなどが代表例に挙げられる共通ポイントプログラム。売上アップを期待して、こうしたプログラムに加盟している企業も多いのではないだろうか。しかしある調査によると、加盟企業同士の相乗効果ではなく、ある2つの事象が起きることが明らかとなっている。これを防ぐためには、横断的に加盟企業で消費してもらうクロス購買の促進が必要となるが、日本の多くのプログラムではそれができていない。このままでは、最悪な末路を招いてしまいかねない。本稿では共通ポイントの効果を紹介しつつ、クロス購買を促進する具体策について解説する。
記事 流通・小売業界 不振「イトーヨーカ堂」の逆襲が凄い? 強豪ばかりの関東エリアを制覇するかもしれない理由 不振「イトーヨーカ堂」の逆襲が凄い? 強豪ばかりの関東エリアを制覇するかもしれない理由 2023/05/16 セブン&アイ・ホールディングス(以下、セブン&アイHD)の2023年2月期決算は、営業収益11.8兆円と10兆円を越え、経常利益4,758億円と期初計画を大きく上回って着地した。しかし、この順調に見える業績にも関わらず、モノ言う株主からは、取締役の退任を求める株主提案が送られている。好調なコンビニ事業と不振の総合スーパー事業を切り離すことを求めており、現経営陣の事業計画は不十分と判断されたようだ。コンビニ事業を軸にどれだけ好業績を達成しようが、不振のイトーヨーカ堂が回復しない限り評価は得られないのかもしれない。セブン&アイHDの総合食品スーパー事業は再び成長軌道に乗ることができるのか。
記事 災害対策(DR)・事業継続(BCP) 物が届かなくなる原因は「2024年問題」だけでない? 物流で備えるべき“最悪の脅威” 物が届かなくなる原因は「2024年問題」だけでない? 物流で備えるべき“最悪の脅威” 2023/05/01 物流は重要な社会インフラであり、物流が機能しなければ経済は成り立ちません。最近では人手不足をはじめとした2024年問題などから、物が届かなくなる未来も指摘されています。しかし災害の多い日本においては、地震や大雨、新型コロナのような感染症など、物流機能を止める脅威が多く存在しています。こうした有事の際でも、医薬品や食料など必要物資を届けなくてはなりません。そこで今回は、物流面のBCP策定に重要なポイントなどについて解説します。
記事 新規事業開発 どうなるアリババ「6分割」改革はうまくいく? 決算書に隠された深刻課題、生き残る事業は どうなるアリババ「6分割」改革はうまくいく? 決算書に隠された深刻課題、生き残る事業は 2023/04/28 2023年3月28日、中国IT最大手のアリババが創業以来の大規模な組織改革を行った。アリババの主要事業6つを独立運営の子会社にし、それぞれが株式公開を目指すというものだ。しかし、6事業の内情を見てみると決して将来は明るくはない。アリババの財務報告書から、6事業部の現状を解説する。
記事 新規事業開発 「既存スーパーの売上4倍」からさらに進化、フーマフレッシュが見つけた“次の金脈” 「既存スーパーの売上4倍」からさらに進化、フーマフレッシュが見つけた“次の金脈” 2023/04/20 3月28日、事業を6分割する方針を発表した中国IT最大手のアリババ。その傘下にある盒馬(フーマ)が運営する新小売スーパー「フーマフレッシュ」が2023年初めに事業全体で初の黒字化を達成した。フーマフレッシュは生鮮食品を販売するスーパーだが、既存のスーパーと異なり、注文方法は「オンラインまたは店頭」、商品の受け取りは「30分宅配または店頭」を選ぶことができ、自由に組み合わせて購入できる。サービスを開始した2016年以降、新たな購入体験とともに、独自の物流網や既存スーパーの4倍以上の売上を実現する緻密な戦略で注目を集めてきた。300店舗に達した以降、成長が頭打ちとなっていた同社が壁を壊せた背景には、成長への執念とも言える試行錯誤があった。
記事 流通・小売業界 アマゾン超え? 大都市で「ドローン配送」を実現、デリバリー企業「渾身の技術」が凄い アマゾン超え? 大都市で「ドローン配送」を実現、デリバリー企業「渾身の技術」が凄い 2023/04/12 アマゾンを筆頭に、各国で実証実験が進む「ドローン配送」。現時点では墜落の可能性などを考慮し、人口が少なく建物が密集していない地域が対象に選ばれることが多い。だが、中国トップのデリバリー企業である美団(メイトワン)は、「中国のシリコンバレー」とも呼ばれる深セン市という大都市でドローン配送を実現している。高層ビルが乱立する都市ではビルの窓ガラスが測位衛星の信号を乱反射してしまい、正確な測位ができないなど、難易度が格段に上がる状況で、なぜドローン配送ができるのだろうか。2017年11月から5年にわたって技術開発を続けてきた同社がたどり着いた答えとは。
記事 流通・小売業界 冷食ブームの裏で進む「物流倉庫の大変化」、賃貸を選ぶしかなくなった“切実事情” 冷食ブームの裏で進む「物流倉庫の大変化」、賃貸を選ぶしかなくなった“切実事情” 2023/04/05 テレワークや共働き・単身世帯の増加などで自宅での食事が増える中、空前の冷食ブームが起きている。事実、家庭用冷凍食品の国内生産量(重量ベース)は2020年に前年比11.4%増、2021年も3.6%増と右肩上がり。近所のスーパーマーケットなどを見ても、冷凍食品の売り場面積が拡大されているのではないだろうか。だが実は冷食需要が激変している裏で、冷凍冷蔵製品を扱う物流倉庫においては「所有から賃貸へ」という大きな変化が見られ始めている。
記事 中国 知られざる中国メガコンビニの世界、ローソン「1万店舗計画」を阻む強敵とは? 勝算は 知られざる中国メガコンビニの世界、ローソン「1万店舗計画」を阻む強敵とは? 勝算は 2023/03/29 ローソンは現在、2025年度に中国の店舗数を1万店舗に拡大する計画を表明している。だが、その道を阻む強敵は多数いる。中国におけるコンビニ店舗数トップ「易捷」(Easy Joy)は2.8万店、2位「美宜佳」(メイイージャー)は2.6万店で2027年までに5万店舗へ拡大計画を進めている。なぜ中国の国内系コンビニはここまで大きくなれたのか。背景には納得の拡大戦略があった。日系コンビニの中では最も勢いのあるローソンの勝算はあるのか。知られざる中国“メガコンビニ”の世界を紹介する。
記事 中国 なぜ人気最強「無印良品」が“そっくり企業”に負ける事態に…? 日本企業の残念な盲点 なぜ人気最強「無印良品」が“そっくり企業”に負ける事態に…? 日本企業の残念な盲点 2023/03/23 良品計画が運営する「無印良品」は、中国でも337店舗を展開し、20~30代を中心に絶大な人気を得ている。しかし、その人気とは裏腹に、中国事業の業績不振が続いている。その主な理由は明快で、日中の価格格差に不信感を持っている人が少なくないからだ。だが、価格を是正したところで無印良品が中国市場を攻略できるとは言い切れない事情がある。無印良品の「最大のライバル」が急速に業績を伸ばす背景を探ると、中国や東南アジアにおける、日本企業に対する価値観の変化が見えてきた。