記事 グローバル・地政学・国際情勢 【連載一覧】世界ハイテク企業ウォッチ 【連載一覧】世界ハイテク企業ウォッチ 2016/09/01 IT業界の地殻変動は今、世界の至るところから起きている。本連載では、世界中から注目を集めるさまざまなハイテク企業の最新決算から、そのビジネスモデルをひもとき、その行く末について解説をする。
記事 デジタルマーケティング総論 広告代理店の世界ランキング:電通と四強を脅かす「デジタル」の新興勢力 広告代理店の世界ランキング:電通と四強を脅かす「デジタル」の新興勢力 2016/08/19 広告業界では、大手広告会社の経営統合、グローバル化が進んでおり、WPP、オムニコム・グループなど欧米の「四大メガ・エージェンシー」と、日本の電通の五大グループに集約されつつある。一方で、デジタル広告の急成長を背景に、ITを武器とする新興勢力が広告業界でも幅を利かせるようになってきた。その代表格がコンサルティングファームの米国アクセンチュアやIBMといった企業だ。デジタル広告は大手広告会社にとって第二の事業の柱と見られるだけに、新興勢力も入り乱れてのデジタル広告市場の攻防は、激しさを増している。
記事 ロボティクス ロボットブームで分かった、Pepperに「できること」と「できないこと」 ロボットブームで分かった、Pepperに「できること」と「できないこと」 2016/08/16 2年前まで100に満たなかった新規ロボットの開発プロジェクトは、現在は毎月30以上もプロジェクトが立ち上がり、2016年には年間で300以上のロボットが開発されている。このロボットブームの中で、独自のポジションを確立しつつあるのが、ロボットベンチャー「アスラテック」だ。チーフロボットクリエイターの吉崎 航氏によって開発された「V-Sido OS」(ブシドーオーエス)を事業の中核に据え、「人々とロボットが共存する社会」の実現を目指す同社に、現在のロボットブームの状況や今後のロボットビジネスの将来性について話を聞いた。
記事 人材管理・育成・HRM 米MITを凌ぐインド大、「超熾烈」なエリート教育の全貌 篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(77) 米MITを凌ぐインド大、「超熾烈」なエリート教育の全貌 篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(77) 2016/08/16 インド工科大学といえば、優れたエンジニアの育成で世界的に有名だ。グーグル、ボーダフォン、インフォシスのCEOらを輩出し、今ではモデルとなった米国マサチューセッツ工科大学(MIT)を凌ぐほどの評価を得ている。その熾烈な入試では「速く正確に解く力」が求められる一方、入学後は、チームで協力しながら「答えのない問題を、時間をかけて深く考え抜く力」が涵養(かんよう)される。徹底した少数精鋭教育で鍛えられた学生は、その後いかなる進路を取っていくのか。現地で聞いた。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 日本の官僚的組織は、なぜ戦後からずっと変わらないのか 日本の官僚的組織は、なぜ戦後からずっと変わらないのか 2016/08/15 終戦から71年目の8月15日を迎える。今も昔も日本の問題点として指摘されるリーダーシップや意思決定の不在。それが顕著にみられたのが、太平洋戦争末期に「負け」を先送りにした当時の戦争指導部だと、国際ジャーナリストの松本利秋さんは言う。現在の国際情勢を取り上げながら、あの戦争の「失敗」に迫り、日本の官僚的組織が抱える問題を浮き彫りにしていこう。
記事 セキュリティ総論 インドのサイバー犯罪とセキュリティ事情をグラフで理解する インドのサイバー犯罪とセキュリティ事情をグラフで理解する 2016/08/09 ヘルスケア、デジタルマーケティング、e-ラーニング、スタートアップ支援など、ITとビジネスの両輪をそろえた官民挙げての発展が進むインド。しかし、IT関連市場の拡大と、その日常生活への浸透には、セキュリティの課題がつきまとう。実際、デジタルネットワークへの攻撃が増えてきており、経済面あるいは国家の安全保障面でも深刻な課題となってきている。インド人コンサルタント ガガン・パラシャーがIT大国インドのサイバーセキュリティ対策の最新情報をグラフを使ってお伝えする。
記事 IoT・M2M・コネクティブ インダストリー4.0に対するマイクロソフト流アプローチは「えっ」と驚かせてから インダストリー4.0に対するマイクロソフト流アプローチは「えっ」と驚かせてから 2016/08/05 製造業に変革が迫られるインダストリー4.0(第4次産業革命)やIoT(モノのインターネット)。その大きなうねりを大手ソフトウェアベンダーはどう見ているのか。日本マイクロソフトで、日本企業向けにインダストリー4.0やIoTの支援に取り組む製造インダストリーマネージャー 武本大作氏に話を聞いた。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 中九州におけるWebとドローン空撮の活用法 中九州におけるWebとドローン空撮の活用法 2016/08/05 大分県竹田市でドローン空撮サービスやWebサイト制作事業を手がける情報開発研究所の代表 工藤英幸 氏は、東京の企業でITエンジニアとして経験を積んだ後、故郷へと戻り、会社を立ち上げたUターン組の1人だ。今回はその経緯をはじめ、工藤さん自身も被災したという2012年の九州北部豪雨、そして熊本地震に関する取り組み、ドローンの利活用について話を聞いた。
記事 人材管理・育成・HRM デロイトが予測する、「労働」に起こる4つの破壊的変化と10のトレンド デロイトが予測する、「労働」に起こる4つの破壊的変化と10のトレンド 2016/08/04 デロイト トーマツ コンサルティングは1日、グローバルでの人材・人事の課題をまとめたレポート「グローバル ヒューマン キャピタル トレンド2016」を発表した。「労働」に関する4つの破壊的変化と今後の組織の再編成/再設計をするにあたり重要となる10のトレンドを解説する。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ 2015年総動員数は145万人、海外の反応も期待できる「2.5次元ミュージカル」とは 2015年総動員数は145万人、海外の反応も期待できる「2.5次元ミュージカル」とは 2016/08/03 最近、国内外で人気の「2.5次元ミュージカル」は、2次元の漫画・アニメ・ゲームを原作とする3次元の舞台コンテンツの総称だ。一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会の松田 誠氏は、人気の『テニスの王子様』、7月末から公演中の『ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー』、元宝塚歌劇団宙組トップスター大和 悠河も出演する『セーラームーン』など、注目作品が多い2.5次元ミュージカルの世界的なブームの背景と可能性を解説。2.5次元ミュージカルビジネス急成長の秘密を明らかにした。
記事 IoT・M2M・コネクティブ CPSとは何か?IoTと何が違うのか 日本IBM 山本宏CTOに聞く「IoT」と「匠」の融合 CPSとは何か?IoTと何が違うのか 日本IBM 山本宏CTOに聞く「IoT」と「匠」の融合 2016/08/01 日本のモノづくりは、ときに「過剰品質だ」「こだわりすぎだ」と揶揄されることがある。しかし、「日本のモノづくりへの“こだわり”は絶対に捨ててはいけない」と主張するのが、日本IBM CTOの山本 宏 氏だ。第4次産業革命(インダストリー4.0)の真っ直中で、日本は何に注力し、そして何を課題とするべきなのか。第4次産業革命になくてはならない「サイバーフィジカルシステム(CPS)」やIoTの本質、そしてその活用方法について、山本氏に話を聞いた。
記事 製造業界 「製造業」の競争力指数、日本は10位から4位へ 2020年に中国を抜き1位になる国は? 「製造業」の競争力指数、日本は10位から4位へ 2020年に中国を抜き1位になる国は? 2016/07/28 デロイト トウシュ トーマツ リミテッド(DTTL)は、米国競争力協議会と共に作成した「2016年 世界製造業競争力指数」報告書を発表した。2010年と2013年に発表された過去の調査を踏まえて行った3回目の調査である。この複数年の研究プラットフォームは、世界の産業界のエグゼクティブと政策決定者が企業レベルと国レベルの競争力にとって重要な要因の評価を行い、2010年代末にかけて最も競争優位な製造業環境を持つのはどの国かを見極めるのに役立つよう作られている。2016年の調査では、世界中の製造業のエグゼクティブ550人以上から回答を得た。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 孤立する中国が学ぶべきは、戦前日本の特異な「戦争観」だ 孤立する中国が学ぶべきは、戦前日本の特異な「戦争観」だ 2016/07/28 南シナ海やAIIBを巡る問題で、孤立化を深めている中国。その状況を見ると、戦前の日本の姿と重なると語るのが、テレビや雑誌などでコメンテーターとして活躍中の国際ジャーナリスト、松本利秋さんだ。トップの意思決定の矛盾や、情勢判断の誤り、問題の先送り、無責任体質といった現代の日本企業も抱える問題点を通して、当時の日本がどのように世界から孤立していったのかを、松本さんに解説いただいた。
記事 金融業界 中東のドバイが「モバイル決済天国」になるポテンシャルを秘めている理由 中東のドバイが「モバイル決済天国」になるポテンシャルを秘めている理由 2016/07/27 世界各国で非接触決済やモバイル決済が話題となっているが、中東の動向はどうなっているのだろうか? 2016年5月31日、6月1日にUAE(アラブ首長国連邦)にあるドバイで開催された「Cards & Payments Middle East2016」に参加したので、今回は中東のコンタクトレスペイメントの事情について紹介してみたい。
記事 製造業界 たばこメーカーの世界ランキング:海外攻めるJT、主戦場は「新興国」「電子」「大麻」 たばこメーカーの世界ランキング:海外攻めるJT、主戦場は「新興国」「電子」「大麻」 2016/07/21 今年6月、マイクロソフトが大麻(マリファナ)ビジネスを支援すると報じられ、大きな話題になった。日本では信じがたいが、欧州ではもともと一部の国で取引が制限されておらず、米国でも2014年から合法化を進める州が増えている(マイクロソフトの本拠地のワシントン州では大麻は合法)。この動きの影響をもろに受けるのが「たばこ産業」だろう。世界のたばこ産業をリードしてきたのは、インペリアル、フィリップ・モリス、日本たばこ産業(JT)といった日米欧の巨大たばこメーカーだ。しかし、健康志向の高まりや少子化などによって、先進国のたばこ市場は縮小傾向にある。そのため、日米欧メーカーはこぞって、M&Aなどをテコに経営規模を拡大している。
記事 製造業界 対談:IoTは「データをより多く集める」ための戦いだ 対談:IoTは「データをより多く集める」ための戦いだ 2016/07/20 デジタル化によって、製品の「利用」を起点に価値を生むというのが「インダストリー4.0」や「インダストリアル・インターネット」の本質だ。それは、あらゆる企業にとって、「モノ発想」から「アウトカム(成果)発想」への転換が急務であることを意味する。前編に続き、後編では、GEデジタル インダストリアル・インターネット推進本部長の新野 昭夫 氏と、アクセンチュア 執行役員 戦略コンサルティング本部 統括本部長の清水 新 氏に、インダストリー4.0、インダストリアル・インターネットがもたらす未来や、日本企業がどのように戦っていくべきかについて伺った(聞き手はフロンティアワン 代表取締役 鍋野 敬一郎氏とビジネス+IT 編集部 松尾慎司)。
記事 リーダーシップ CEOは何をする人? あなたが「強い経営者」になるために CEOは何をする人? あなたが「強い経営者」になるために 2016/07/20 CEOは何をする人なのか? 答えられるビジネスパーソンは多くないかもしれない。答えから言ってしまうと、CEOは、企業の「命題」に向き合い、「モデル」を考え、「モデル」を組織的に実行する。本連載では、そんな「CEOの仕事」を複数回に分けて多角的に解説してきた。最終回である今回は、今までに紹介したモデルを振り返りつつ、「グローバルに戦うCEOが自社を強化するためになすべきこと」をより具体的な事例を交えて解説。アクト・コンサルティング 取締役 経営コンサルタント 野間 彰氏が世界を相手に戦うCEOたちにエールを贈る。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 インドはなぜ世界的な「頭脳立地」になれたのか 篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(76) インドはなぜ世界的な「頭脳立地」になれたのか 篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(76) 2016/07/20 今やマイクロソフト、グーグル、アドビシステムズなど、主要なIT系企業のトップをインド人がつとめる。なぜインドのIT産業はこれほどまでに発達したのだろうか。インドのバンガロールとムンバイの現地調査では、会議の合間や移動する車中でインドのIT産業に関するさまざまなエピソードを聞くことができた。印象的だったのは、(1)グローバルなビジネス展開がいつ頃から始まったのか、(2)バンガロールにIT産業が集積したのはなぜか、(3)21世紀に入ってからインドのIT産業はどう変貌しているかの3点だ。
記事 医療業界 注目のインド「ヘルスケア」スタートアップ企業16社まとめ 注目のインド「ヘルスケア」スタートアップ企業16社まとめ 2016/07/13 インドではハイテクを駆使した新興企業が数多く登場して活況を呈している。前回の連載では、インドのヘルスケア産業がITを活用して、いっそう成長していく姿を紹介した。今回は、成長を彩る新顔勢力の活躍に光を当てるべく、エクシール・エフ・エー・コンサルティングが有望なインドヘルスケア業界の注目ITスタートアップ企業をセレクト、徹底解説する。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 バングラデシュで「貧困」と「教育」の問題に立ち向かう、日本人起業家の志 バングラデシュで「貧困」と「教育」の問題に立ち向かう、日本人起業家の志 2016/07/12 バングラデシュは学生人口が3000万人に上るにもかかわらず、公教育のシステムが充実しておらず、貧困によって満足に教育が受けられない子どもたちも多いという。貧富の差に関わらず未来を主体的に選択できる社会を目指し、バングラデシュで教育IT企業「Venturas Ltd」を起業した上田 代里子氏に、バングラデシュの教育の実態やビジネス環境について話を伺った。
記事 経営戦略 日本はなぜイノベーションの「ルール形成」ができないのか 日本はなぜイノベーションの「ルール形成」ができないのか 2016/07/08 日本企業からは久しく、テスラ、スペースX、グーグルといったイノベーションが生まれていない。その要因のひとつには、日本が「ルール」や「枠組み」を作れていないという課題がある。一方、グローバルで成功する企業はすでに経営に「ルール形成戦略」を取り入れ、社会問題を解決するイノベーションを起こすためのルール作りを着々と進めている状況だ。6月1日、多摩大学研究開発機構内に創設された「ルール形成戦略研究所」の記念セミナーに登壇した徳岡 晃一郎氏、寺島 実郎氏、國分 俊史氏が、日本におけるルール形成戦略の重要性を説いた。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 Brexit、英国のEU離脱が「ハイテク産業に」もたらす4つの影響 Brexit、英国のEU離脱が「ハイテク産業に」もたらす4つの影響 2016/07/05 英国のEU(欧州連合)離脱(=Brexit)の決定は、英国のハイテク産業に今後どのような影響がもたされるのだろうか。中でも英国のハイテク産業はGDP(国内総生産)の約10%程度を占め、英国経済の成長を促進する要素の1つとなっている。フロスト&サリバン 英国オフィスのデジタル・トランスフォーメーション部門リサーチディレクターであるアドリアン・ドロズド氏が、英国のEU離脱がハイテク産業に今後及ぼす影響についてまとめ、これを発表した。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 富士通も出展したSXSWという体験:いま、企業がSXSWへ向かう理由 富士通も出展したSXSWという体験:いま、企業がSXSWへ向かう理由 2016/06/27 毎年3月、米国テキサス州オースティンで開催されるイベント、SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)。このイベントには、音楽・映画・テクノロジー業界のプロフェッショナル、クリエイター、そして新しいアイデアや創造的なプロダクトが数多く集まる。ここ数年、SXSWを目指すハードウェアベンチャーの数は増えており、大手企業にもその流れが起きている。そのSXSW2016を振り返るパネルディスカッションが行われた。
記事 製造業界 GEとアクセンチュアが対談、第4次産業革命がもたらす「カルチャーチェンジ」 GEとアクセンチュアが対談、第4次産業革命がもたらす「カルチャーチェンジ」 2016/06/24 ドイツが政策として提唱した「インダストリー4.0」に対し、米国ではGE(ゼネラル・エレクトリック)が中心となって「インダストリアル・インターネット」を掲げ、産業の革新に取り組んでいる。両者が意味する本質は、「マニュファクチャリング」あるいは「製造された製品の利用」を通じ、産業機器とIoTを融合させ「新たな価値」を創造する点で同じだ。今回は「インダストリアル・インターネット」の中心企業であるGEデジタル インダストリアル・インターネット推進本部長の新野 昭夫 氏と、アクセンチュア 執行役員 戦略コンサルティング本部 統括本部長の清水 新 氏にお話を伺った(聞き手はフロンティアワン 代表取締役 鍋野 敬一郎氏とビジネス+IT 編集部 松尾慎司)。
記事 リーダーシップ 経営者が自ら実践するグローバルベンチマーキング、1番信頼できる情報ソースは何か 経営者が自ら実践するグローバルベンチマーキング、1番信頼できる情報ソースは何か 2016/06/21 ビジネスとその方向性を決定づける企業の「命題」と「モデル」。経営者がこれらを認識し、自覚的に設定できないとき、意思決定がぶれ、首尾一貫した経営は不可能だ。これまで、命題とモデルとオープンイノベーションの関わり、国内外のモデルの例、業務のIT化など、実践的な視点で命題とモデルとの向き合い方を解説してきた。今回は、他社の「命題」と「モデル」のベンチマークの重要性、そしてベンチマークの方法をアクト・コンサルティング 取締役 経営コンサルタント 野間 彰氏が伝授する。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ テンセントとはいかなる企業か? 時価22兆円、ゲーム世界一、WeChat11億人の脅威 テンセントとはいかなる企業か? 時価22兆円、ゲーム世界一、WeChat11億人の脅威 2016/06/20 ソフトバンクが、同社子会社のスーパーセル(Supercell)の売却を検討していると発表しました。その売却先として名前が挙がっている企業、それが中国の「テンセント(騰訊、Tencent)」です。日本ではまだあまり知られていませんが、同社は今や、ゲームの売上高でソニーやマイクロソフトを上回って世界トップ(NewZoo調査)。提供している複数のメッセンジャーのMAU(月間アクティブユーザー数)を単純合算すると11億人超(ちなみにFacebook Messengerが6億人、LINEが2.2億人)にのぼり、それを基盤にしたFinTech市場でも存在感を発揮しつつあります。同社の売上高は、日本の大手ゲームメーカーである任天堂と比べて、売上高で3倍、営業利益で17倍、時価総額は約10倍にもなります。今回、この「テンセント」を徹底解剖していきます。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 インド現地を見てわかった!クラウド活用で「行政の可視化」はこんなにも進んでいる 篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(75) インド現地を見てわかった!クラウド活用で「行政の可視化」はこんなにも進んでいる 篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(75) 2016/06/17 インドのバンガロールでITを活用して行政手続きの透明性と市民参加を推進しているインド社会改革センターを訪問した。非営利団体の同センターが運営するのは、道路工事などの公共事業について、計画立案、予算執行、工事進捗の情報をクラウド上に収集し、ウェブで公開して市民がモニタリングする仕組みだ。クラウドとスマホの普及が可能にしたこの仕組みは、汚職防止とコスト削減の効果をもたらし、アフリカなど他の途上国へのグローバル展開も始まっている。
記事 金融業界 ドケチな若者が喜ぶフィンテックは「貧テック」 マネーフォワード×FinTech協会対談 ドケチな若者が喜ぶフィンテックは「貧テック」 マネーフォワード×FinTech協会対談 2016/06/16 近年盛り上がりを見せる「FinTech(フィンテック)」。金融テクノロジー、仮想通貨や決済、資産運用、レンディングなど、その関連テーマも幅広いが、国内では海外と比べてスタートアップの参入が少ないとも言われている。2月に開催された「The Bridge Fes」では、日本における先駆的なフィンテック企業のマネーフォワードの取締役 瀧 俊雄氏と、スタートアップ企業をまとめるFinTech協会の代表理事 丸山 弘毅氏がゲストとして登壇し、国内におけるフィンテック企業の実情などについて語り合あった。
記事 システム開発ツール・開発言語 多角化戦略のDMMがいま「アフリカ」に参入するワケ 多角化戦略のDMMがいま「アフリカ」に参入するワケ 2016/06/14 日本の経済が徐々に縮小していく中で、世界に目をやれば未開拓の領域はまだまだ存在する。ネット通販や動画配信、金融、ロボットと多角化戦略で成長を続けるDMM.com(以下、DMM)。同社は2016年、アフリカでの新規事業プロジェクト「DMM.Africa」を本格始動させた。現在DMM.Africaでは、精鋭メンバーがアフリカに赴き、アフリカ現地の市場調査やビジネスコンテスト運営を行いながらビジネスチャンスを模索している。タンザニア・ケニア・ルワンダ・ザンビア・ジンバブエ・ガーナを活動拠点とし、今後5年間で100億円の投資をする同社に、プロジェクトの状況やアフリカにおけるイノベーションの可能性を聞いた。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 ポピュリズムに走る日本の政治家、日本とドイツ、どこで道は分かれたのか ポピュリズムに走る日本の政治家、日本とドイツ、どこで道は分かれたのか 2016/06/13 1,000兆円を超える公的借金を抱え、今なお増え続けている日本。一方、ドイツは2015年度予算で新規国債発行ゼロを達成し、国の歳入をすべて税収でまかなっている。なぜ日本とドイツでこれほどの差がついたのか。ライフネット生命 代表取締役会長兼CEO 出口 治明氏と政治経済学専門家 島澤 諭氏が語った。