記事 グローバル化 なぜ中国人社員は、ボーナス前に「見え見えの」点数稼ぎをするのか 2015/07/14 中国という大きな存在。政治的にも経済的にも、この大国とどう付き合ってゆくべきかには関心を持たざるをえない。そしてここに、ベトナムという事例がある。戦いの歴史とも言える中国・ベトナム関係において、圧倒的な国力の差にもかかわらず、ベトナムは実は負けていない。大国と言えば、アメリカに対してもベトナム戦争に負けなかった。今月7日には、戦争以来初となるベトナム最高指導者の訪米、グエン・フー・チョン氏とオバマ大統領の会談が実現している。このように、小さい身ながらも、巨大な相手と互角に戦える、どうしたらそれができるのだろうか。
記事 製造業IT GE イメルトCEO、富士フイルム、コマツ、IHIの各社長が語る、IoT時代の製造業革新 2015/07/10 ドイツの「インダストリー4.0」、米ゼネラル・エレクトリック(GE)が提唱する「インダストリアル・インターネット」、中国の「互聯網+(インターネットプラス)」、そして日本。今、さまざまな国が新しいものづくり時代のリーダーになろうとつばぜり合いを繰り広げている。あらゆるモノがインターネットにつながる「IoT」の時代において、製造業はどう変わっていくのか。米GEのジェフリー・R・イメルトCEO、IHIの斎藤保 社長、コマツの大橋徹二 社長、富士フイルムホールディングス 古森重隆 会長が一同に介し、それぞれの考える未来を語った。
記事 ワークスタイル・在宅勤務 インドで美容サロンとコンサル事業を経営する起業家が持つ、2つの視点 2015/07/09 インド・デリー郊外の新興地に佇む美容サロン「Tokyo Salon」。経営者の板倉 沙織氏はもともと、日本の商社で半導体の海外営業を担当していたという経歴の持ち主だ。そんな彼女がなぜ、ひとり成長と混沌の国インドへと渡り、キャリアとはまったく異なるフィールドへ足を踏み入れたのか。そして現地スタッフと肩を並べてネイルやヘア、フェイシャルのサービスを提供するようになったのか。インド・デリーで起業するまでのストーリーと現在のビジネス、デリーでの暮らしについて話を聞いた。
記事 製造業IT テラモーターズの徳重 徹氏が語る、アジアで戦うためのマインドセット 2015/07/03 今の日本は世界的なベンチャー企業が育ちにくいと言われる。そんな中、次のソニー、ホンダを目指し、製造業のメガベンチャーとなることを目指しているのが、電動バイクを手掛けるテラモーターズだ。2010年に設立して国内トップシェアを獲得、現在、ベトナム、フィリピン、インドに現地法人を構える同社の代表取締役である徳重 徹氏が、「アジア経営者ビジネスサミット2015」に登壇し、「リスクをチャンスに変える」アジア戦略のためのマインドセットや、事業にかける熱い思いを語った。
記事 データセンター・ホスティングサービス・IaaS アマゾンのAWS、インドに新リージョンを開設 最も大きなリージョンの一つになる 2015/06/30 Amazon Web Services(AWS)は30日、2016年に新たなリージョンをインドにオープンすることを発表した。
記事 グローバル化 ブリヂストン 武濤雄一郎 CIOインタビュー:グローバル企業の競争力となるITとは 2015/06/30 世界最大のタイヤメーカーとして、ダントツの存在感を示すブリヂストン。素材となる天然ゴムは自社の農園で栽培し、小売りまで手がける。世界150カ国以上に事業を展開し、従業員の14万人強のうち日本人は約3万人で、押しも押されもせぬ“グローバル企業”だ。それでも現在、中期経営計画で掲げる目標の1つが「真のグローバル企業」になることだという。その意味するところは何か。真のグローバル企業の競争力を支えるITの役割とは。「攻めのIT経営銘柄」にも選ばれたブリヂストン 常務執行役員 CIO・IT担当の武濤雄一郎氏に話を伺った。
記事 M&A・提携・協業 国内需要だけでは限界? M&Aのプロ三宅 卓氏が指南する「成功するアジアM&Aの法則」 2015/06/30 アジアを抜きにして日本経済は考えられない――。多くの経済人は口を揃えて語る。過去、日本企業がアジアに進出する主な目的は、安価な労働力を手に入れるためだった。しかし、アジア諸国を取り巻く環境は大きく変化している。今では新たなビジネスの可能性を求めて、進出するケースが大半だ。その際に注目されているのが、M&Aによる現地の“足場固め”である。では、M&Aを活用してアジアに進出する際には、どのような点に留意すべきなのだろうか。日本M&Aセンターで代表取締役社長を務める三宅 卓氏がポイントを解説した。
記事 グローバル化 【連載一覧】IT大国インド最新事情 2015/06/26 IT大国と呼ばれるインド。そこには、IT投資を国策としてきた「上からのチカラ」と、歴史的にゼロの概念を生み出したインド国民の勤勉さや熱心さを念頭においてのITへの期待という「下からのチカラ」との、ダイナミクスがある。本連載はインドIT事情の最前線を、インドと日本に拠点を持つアジア特化のコンサルティング連合「エクシール・エフ・エー・コンサルティング」所属のインド人コンサルタントの視点からお伝えする。
記事 グローバル化 なぜマイクロソフトCEOもソフトバンク後継者候補も、インド出身なのか 2015/06/26 インドは今や、世界有数のIT技術立国といえる。人材面から見ても、米マイクロソフトCEOサティア・ナデラ氏やソフトバンクの孫 正義 氏が後継者候補に指名したニケシュ・アローラ氏も、インド出身だ。インドは、2014年5月にナレンドラ・モディ首相の政権が発足して以来、ますますIT化を加速させる方針であり、この動きは行政においても民間においても着実に広がっている。そうしたインドのIT最新事情を、当地在住の筆者が伝える。
記事 人材育成・人材獲得 日本企業は人材確保がさらに困難に? 超売り手市場のASEANでは全外資系企業がライバル 2015/06/26 アジア――特にASEAN諸国――に進出する日本企業は、急増している。その中で、早急の課題となっているのが、「人材確保」だ。多くの外資系企業がASEAN諸国に進出している今、優秀な人材を確保することが、現地ビジネスの成功を左右すると言っても過言ではない。では、人材確保のポイントとは何か。ジェイエイシーリクルートメントで海外進出支援室 室長を務める佐原 賢治氏は、先ごろ開催された「アジア経営者ビジネスサミット 2015」において、「日本企業のアセアン展開と人材確保の要点」と題し、講演を行った。
記事 流通・小売業IT 日本の小売・流通業界がASEAN諸国へ上手く進出するための秘訣 2015/06/23 最近、日経企業によるASEANへの進出が続いている。もちろん大企業だけでなく、中小企業もASEAN進出への足がかりを求め始めている。その背景には、日本の高度成長期のような市場や、人口増加による巨大マーケット形成への期待がある。しかし、いくら有望な海外市場とはいえ、進出にはしっかりした準備と覚悟が必要だ。先ごろ開催された「アジア経営者ビジネスサミット2015」では、フォーバル 会長 大久保 秀夫氏の講演や、コスモス・ベリーズ、日本フランチャイズ総研、トリドール各社のキーパーソンによる小売・流通業のアジア進出に関するパネルディスカッションが行われ、海外展開の事例や有用なノウハウ・留意点が紹介された。
記事 製造業IT 半導体業界のグローバルランキング:東芝やルネサスにも巻き返しのチャンスあり 2015/06/22 世界の半導体産業は、日米韓が支配していると言っても過言ではない。中でも、絶大な支配力を持っているのが米国勢だ。世界第1位のインテルや第3位のクアルコムは、PCやスマートフォンの「CPU/MPU」で覇権を確立した。韓国勢も、第2位のサムスン電子を筆頭に、メモリーで圧倒的なシェアを保っている。一方、かつて「半導体王国」を築いた日本勢は、いまだ不調から脱していない。巻き返しの可能性はあるのか。
記事 M&A・提携・協業 ファストリとアクセンチュア協業、柳井社長「新しいビジネスの可能性を国内外に示す」 2015/06/15 ユニクロなどを手がけるアパレル最大手のファーストリテイリングは15日、アクセンチュアとIT人材の採用や育成、小売の新規事業で協業すると発表した。
記事 製造業IT JVCケンウッドは、B2CからB2Bへとポートフォリオ転換をどのように成功させたのか 2015/06/15 かつてテレビやオーディオなどで名を馳せた日本ビクターとケンウッドが統合したのは2008年のことですが、それから7年余りが経過した今日、JVCケンウッドは一般消費者向けのB2Cの会社から、B2Bの会社へと大きく変身を遂げています。それを可能にしたのは両社が培ってきたコアの技術の統合であり、ポートフォリオの見事な転換です。代表取締役会長の河原春郎氏に詳しくお話を伺いました。
記事 グローバル化 狙い目のアジア諸国、事業資金をいかに調達するか? その金流を考える 2015/06/11 日本の高度経済成長期のように発展が目覚ましいアジア諸国。今日系企業はアジア進出への足がかりを求めているが、やはりアジア進出の事業資金をいかに調達すべきか、先立つ問題もあるだろう。先ごろ開催された「アジア経営者ビジネスサミット2015」では「アジアでの資金調達の現状と解決」をテーマに、同地域のマーケット概況から、2015年の見通し、また投資会社から見る注目のエリアや企業などについて、住友商事の竹内 伸幸氏、グリーベンチャーズの堤 達生氏、アグリホールディングスの前田 一成氏、トーマツベンチャーサポートの木村 将之氏らで活発な議論がなされた。
記事 ワークスタイル・在宅勤務 沖縄でフリーランスとして働く上で大切なこと 「ゆるく大らかな気持ちで」 2015/06/10 都内で広報の仕事をしていた森 菜津子氏は、出産後も働ける子育てに理解のある会社に勤めていた。しかし東日本大震災を機に、子どもとの距離や暮らし方を考えるようになり、思い切って沖縄本島へ移住を決断。沖縄で感じた仕事・生活・子育て環境とはどのようなものなのか。ネット社会だからこそ実現できる新しいフリーランスの生き方と、ビジネス特区のお話など沖縄本島の最新事情を聞いた。
記事 M&A・提携・協業 ソフトバンク、韓国最大のECサイト「クーパン(coupang)」に10億ドル出資 2015/06/03 ソフトバンクと韓国で最大規模のEコマースサイト「クーパン」を運営する Forward Ventures(以下、クーパン)は、ソフトバンクの子会社がクーパンに対し、10億米ドル(約1,240億円)の出資を行うことで合意したと発表した。本取引は、7 月上旬に完了する見込み。
記事 競争力強化 安倍総理が2015年ダボス会議で語った、4つの約束を振り返る 2015/06/02 世界経済フォーラムの年次総会、通称ダボス会議。2015年1月のダボス会議には、基調講演で安倍晋三総理大臣が登壇し、アベノミクスの成果を報告するとともに今後の改革を語った。その改革は現在進んでいるのだろうか。改革によってビジネスチャンスという恩恵を企業は受けられるのか、慶応義塾大学 総合政策学部教授 竹中 平蔵氏が解説した。
記事 流通・小売業IT 佐川急便のSGホールディングスが語るアジア物流──その現状と同社のノウハウ 2015/05/29 グローバル化にともない、日本企業が次々と海外に拠点を移している。生産拠点はアジア各国に分散化し、海外からの調達物流も多様化してきている。アジア各国では今、道路や橋、港や工業団地などのインフラ整備が急ピッチで進んでおり、物流のニーズはここ数年でますます高まっていくことが考えられる。佐川急便を中核に、アジアへの展開を加速しているSGホールディングスグループが、アジアの物流の現状とアジア進出の課題、解決方法など、国際物流事業者に求められる役割について語った。
記事 グローバル化 中国大使館 参事官や中国人経営者に聞く、中国経済と日中関係の未来 2015/05/28 先日東京・ザ・プリンスパークタワー東京で開かれた「アジア経営者ビジネスサミット2015」、国・地域別セッション「中国」では、新進気鋭の若手中国人経営者、団体会長やまったく新しい港湾サービスを展開する企業家が、日本企業とのさらなる交流をめざして、各社プレゼンテーションを展開。それらは、順調な中国経済を糧として、未来に向かって新しい日中関係を築こうというメッセージに満ちていた。
記事 グローバル化 Dropbox創業者ドリュー・ヒューストン氏が語る起業成功の秘訣は「アイデアに執着すること」 2015/05/27 マーク・ザッカーバーグも、ビルゲイツもいきなり成功したのではない――。2007年、24歳の若さでDropboxを創業したドリュー・ヒューストン氏は、Dropboxを立ち上げる前にいくつもの失敗をしてきた。スタートアップを目指す聴衆に向けて同氏が語った教訓とは何か。2015年4月に開催された新経済サミット2015に登壇したドリュー氏に、WSJの西山 誠慈氏がインタビューした。
記事 グローバル化 エイチ・アイ・エス澤田氏とニトリ社長が断言「アジアの成長なくして日本の成長なし」 2015/05/26 アジア12の国や地域から、企業経営者や起業家が集う「アジア経営者ビジネスサミット2015」(主催/アジア経営者連合会)が3月17日、東京都内で開催された。同サミットは、日本とアジアの中堅小規模・ベンチャー企業の経営者が、新たなビジネスチャンスとアジア人脈を構築することを目的としている。2回目となる今回は、約2,000人が参加した。
記事 金融業IT レンディングクラブは「ソーシャルレンディング」で銀行にイノベーションを起こせるか 2015/05/26 「ソーシャルレンディング(Social Lending、Peer-to-peer lending)」という言葉をご存じでしょうか? 端的に言えば、ネット上でお金を貸したい人と借りたい人を結びつけるサービスのこと。その最大手が、今回ご紹介する「レンディングクラブ(Lending Club)」です。ITを活用した金融のことをFintech(フィンテック)と言いますが、レンディングクラブは銀行にイノベーションを起こすフィンテック企業の一角でもあります。今回は、今や融資額が16.3億ドル(約2,000億円)にのぼるレンディングクラブのビジネスモデルと今後の展開について解説します。
記事 ワークスタイル・在宅勤務 じゃらん、ホットペッパーを立ち上げたリクルート出身者が海外に移住した理由 2015/05/25 リクルートに18年間在籍し、じゃらんnet・ホットペッパー.jpなどのサイトを立ち上げてきた塩出 慎吾氏。リクルートを退職後、ニュージーランドの郊外・庭付き一軒家で悠々自適な生活を送ったのち「刺激が欲しい」という理由でシンガポールに住まいを移し、現在は京都でフリーランスとして活動している。規則が厳しいシンガポールで感じた日本との違い、また、シンガポールから京都に移った経緯とは。今でも3国から仕事を受ける塩出氏に、様々な国で働く可能性を聞いた。
記事 クラウド NTT Comとアビーム、クラウド分野で協業 ABeam Cloudの基盤にBizホスティング活用 2015/05/21 アビームコンサルティングとNTTコミュニケーションズは21日、アビームコンサルティングによる新たな企業向けのクラウド型ソリューション提供のため、協業することに合意したと発表した。
記事 グローバル化 米国務省 経済商務局 国務次官補が語る、インターネットが自由でオープンであるべき理由 2015/05/21 インターネットは新経済にとって不可欠な要素だけでなく、もはや我々の経済そのものになっている――。そう語るのは、米国務省 経済商務局 国務次官補のチャールズ H.リブキン氏だ。同氏は公職に就く前に、20年以上もメディア業界に席を置き、エンターテインメント企業などの社長やCEOを務めてきた人物であり、そのビジネスリーダーとしての手腕を買われ、現職に就いた。「経済政策は外交政策である」というケリー国務長官の命のもと経済政策を推進してきた同氏が、自由でオープンなインターネットの重要性を説いた。
記事 グローバル化 世界は日本のカジノ法案を過剰に期待、東大卒プロポーカー木原直哉氏に聞くIRの可能性 2015/05/19 4月28日、自民党や維新の党が超党派でカジノを中心とした統合型リゾート(IR)を推進する法案(通称、カジノ法案)が提出された。東京五輪も絡んで盛り上がりを見せるIRだが、世界のカジノ利用者はこの動きをどう見ているのだろうか。2012年、ラスベガスで開かれた大会のサイドイベントで優勝、50万ドルの賞金を手にした東京大学物理学科卒のプロポーカー木原直哉氏に、カジノ法案やプロポーカーとしての「勝負力」について話を聞いた。
記事 医療IT 医療機器メーカーの世界ランキング:強力なJ&JやGE、シーメンスに日本勢は勝てるのか 2015/05/14 現在使われている医療機器は、50万~60万品目におよぶと言われる。多品種少量生産の医療機器業界では、ほかの事業領域のようなマンモス企業は少ない。しかし、医薬品業界と同様、医療機器業界を牽引するのは、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)やゼネラル・エレクトリック(GE)らの欧米メーカーだ。欧米メーカーは医療機器の研究開発で先行し、さらに医療機器市場も約8割を欧米が占めているなど、圧倒的なアドバンテージがある。しかし、最近は日本メーカーが欧米メーカーを買収する動きも登場。アベノミクスの成長戦略にも盛り込まれ、官民挙げた医療機器の輸出強化などで巻き返しに躍起となっている。
記事 リーダーシップ iPS細胞研究所 山中 伸弥氏が語る、iPS細胞を生んだ「ビジョンとワークハードの発想」 2015/05/11 2006年に誕生したiPS細胞(人工多能性幹細胞)の研究が評価されて、ノーベル生理学・医学賞受賞を受賞した山中 伸弥氏。整形外科医を志していたという同氏が、なぜ研究の道を志したのか。新経済サミット2015の基調講演で、iPS細胞に辿り着くまでの長期目標や、自身に影響を与えた重要な出来事などについて語った。
記事 グローバル化 ライオンが台湾に新会社設立、現地連結子会社の販売事業を譲渡 2015/04/30 ライオンは、台湾に同社100%出資の子会社を新たに設立するとともに、連結子会社である獅王工業股●有限公司(●印の文字は人偏に「分」)の販売事業を当該新設会社に事業譲渡することを発表した。