記事 経営戦略 グーグルのIoT戦略とは?アジア発イノベーション企業はモバイルで世界を変えるか グーグルのIoT戦略とは?アジア発イノベーション企業はモバイルで世界を変えるか 2014/05/15 世界の中で最も人口の多いアジア太平洋地域は、破壊的なイノベーションの発信地となり、世界を変えていく可能性を秘めている。モバイルが普及し、インターネットで誰もがつながる時代。それは人からモノの世界へ、すなわちIoT(Internet of Things)の時代に移り、再び革新的な技術やサービスが生まれようとしている。中国SNS大手のRenren(人人網)の創業者でCEOのジョセフ・チェン氏、カカオトークの共同CEOであるイ・ソクウ氏、そしてグーグル アジア地域社長のカリム・テムサマニ氏と、いまアジアで破壊的なイノベーションに取り組む企業のトップが新経済連盟・NES2014で集まり、熱弁を奮った。
記事 新規事業開発 シリコンバレーで活躍する起業家が語った成功する人の行動原理 「動いてから考える」 シリコンバレーで活躍する起業家が語った成功する人の行動原理 「動いてから考える」 2014/05/09 シリコンバレーが未だに注目される理由はどこにあるのだろうか。日本でも、シリコンバレーのような環境は作れるのだろうか?新経済サミット 2日目のセッション「シリコンバレーの日本人」では、エバーノート日本法人 会長 外村仁氏、ソースネクスト 代表取締役社長 松田憲幸氏、WHILL 共同創業者兼CEO 杉江理氏、Treasure Data, Inc. CEO兼共同創業者 芳川裕誠氏、WiL 共同創業者CEO 伊佐山元氏の、シリコンバレーで活躍する5名の起業家がパネリストとなり、シリコンバレーの魅力、シリコンバレーで苦労したこと、日本人がシリコンバレーで活躍するための条件などについてディスカッションを繰り広げた。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 「グローバルITガバナンス」の先進事例と成功要件<後編> 「グローバルITガバナンス」の先進事例と成功要件<後編> 2014/04/25 前回から2回にわたって、グローバルITガバナンスに関わる国内、海外の大手企業10社の事例調査結果を紹介しています。今回は、事例調査から浮かび上がった、グローバルITガバナンス確立の成功要件を紹介します。
記事 リーダーシップ 「世界CEO意識調査 日本版」をPwCが発表 8割が“成長への自信”取り戻す 「世界CEO意識調査 日本版」をPwCが発表 8割が“成長への自信”取り戻す 2014/04/09 PwCグローバルでは、世界のCEOのビジョンおよびビジネス判断についての分析・考察を、毎年ダボスで「世界CEO意識調査」として公表している。今回の調査は、2013年9月から12月初旬にかけて、世界68カ国の主要企業の最高経営責任者(CEO)1,344人を対象に実施したものだ。PwCでは、日本企業の景況感・ビジネス判断を、世界68カ国の主要企業の結果と比較したレポートを「第17 回世界CEO 意識調査 日本分析版: Fit for thefuture メガトレンドの中で日本企業の成長戦略を探る」と銘打って発表した。
記事 流通・小売業界 小売業界の世界ランキング:日本で圧倒的なイオンとセブン&アイも世界では10位以下 小売業界の世界ランキング:日本で圧倒的なイオンとセブン&アイも世界では10位以下 2014/04/01 日本ではイオンやセブン&アイ・ホールディングスを筆頭に、M&Aが活発になっている「Retail(小売)」業界。国内で圧倒的な存在感を持つ両社だが、グローバルでみるとその売上高の規模は10位にも入らない。では世界最大の企業はどこか?グローバル化と業態の多様化が進む小売業界の世界ランキングを見てみよう。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 「グローバルITガバナンス」の先進事例と成功要件<前編> 「グローバルITガバナンス」の先進事例と成功要件<前編> 2014/03/28 グローバルITガバナンスに関し、国内、海外の大手製造業10社の事例を調査しました。本調査で把握した先進事例と成功要件を、これから2回に分けて紹介します。なお、本書で「グローバルITガバナンス」とは、「グローバルグループにおいて、ITの導入活用でビジネスに対して価値を提供する仕組み」としています。
記事 Web戦略・EC パナソニックのグローバルWeb戦略、いかにして各国サイトを統合・刷新したのか パナソニックのグローバルWeb戦略、いかにして各国サイトを統合・刷新したのか 2014/03/26 これまでパナソニックでは、コンシューマ向け商品を展開する世界各国で別々の商品情報提供サイトを構築していた。しかし現在の消費チャネルにおけるWebの占める比率は年々高まってきており、世界共通で良質のコンテンツを発信していくことが業績の拡大に大きな影響を及ぼすようになっている。そこで同社が取り組んだのが、各国の現行サイトをグローバルで統一されたイメージの商品情報提供サイトへと刷新することだ。
記事 流通・小売業界 イオンのO2Oは効果があったのか? Eコマース事業最高責任者が考えた8つの仮説と結果 イオンのO2Oは効果があったのか? Eコマース事業最高責任者が考えた8つの仮説と結果 2014/03/24 2013年12月に幕張新都心に巨大なショッピングモールをオープンさせたイオン。2013年2月期の年間売上高は約5兆6,853億円で、国内小売業でトップの座を保持している。その一方、イオン Eコマース事業最高経営責任者の小玉毅氏は「WebやITの分野では非常に遅れていることを痛感している」との思いから、2012年8月、新たなEC基盤を構築してその上に「イオンスクエア」というポータルサイトを立ち上げた。その時に小玉氏は、Eコマースでは最後発に当たるイオンが新しいWebビジネスを成功させるために考えるべき8つの仮説を立てたという。それは一体どのようなものだったのか。またその結果は。
記事 Web戦略・EC 中国BATとは? バイドゥ・アリババ・テンセントは何がスゴイのか 中国BATとは? バイドゥ・アリババ・テンセントは何がスゴイのか 2014/03/20 本連載では、物販、デジタルサービスなども含めたEC(電子商取引)の領域に関して、統計データの背景を読み解いたり現場から得られた情報をベースにして、ビジネスのヒントや気付きを提示していきます。先月、筆者は中国の主要EC事業者にヒアリングをする機会がありました。ここ数年、日中関係が冷え込む要因もあり、東南アジアに目を向ける企業が増えていますが、それでも中国は13億以上の人口を抱える巨大な国。中国のEC市場規模は1兆7000億元を超えるとも言われ、これはアメリカに次ぐ規模です。やはり身近で魅力あるマーケットのひとつであることは間違いありません。そこで第1回は「EC+China」として、中国のEC市場のトレンドをピックアップします。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 化粧品業界の世界ランキング:資生堂や花王はなぜアジアで買収を繰り返すのか 化粧品業界の世界ランキング:資生堂や花王はなぜアジアで買収を繰り返すのか 2014/03/12 化粧品をはじめ、スキンケアやヘアケアを含む「Cosmetics/Personal Care(化粧品・ビューティーケア)」業界は、ブランド力と高い品質が求められるため先進国の企業が強い。アジア市場を中心に競争が激化しており、業界再編も起きている。日本の資生堂もフランスのロレアルに子会社の売却を行う。そんな化粧品・ビューティーケア業界の世界ランキングを見ていこう。
記事 金融業界 保険業界の世界ランキング:賢人バフェット氏の会社が世界2位、1位は日本のあの会社 保険業界の世界ランキング:賢人バフェット氏の会社が世界2位、1位は日本のあの会社 2014/02/28 生命保険や医療保険、損害保険といったサービスが含まれる「Insurance(保険)」企業は、保険料を原資とする巨大な機関投資家という側面を持つ。また、著名投資家のウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイも、実はその中核ビジネスは保険業務で、再保険と呼ばれる分野では巨大な売上を誇る。少子高齢化が進む中、日本の保険会社も、再編や海外進出を進め、企業規模を追うケースも増えてきた。そんな保険業界の世界ランキングはどうなっているのだろうか。
記事 人材管理・育成・HRM フェンシング 太田雄貴 選手が語る、グローバル人材育成論 いかにして志を育くむか フェンシング 太田雄貴 選手が語る、グローバル人材育成論 いかにして志を育くむか 2014/02/17 2020年夏季オリンピックの招致活動で、大きな存在感を示したフェンサーの太田雄貴氏(森永製菓)。フェンシング3種目のうちの「フルーレ」で、2008年の北京五輪では個人銀メダル、2012年のロンドン五輪でも団体戦で銀メダルを獲得し、日本における“フェンシングの顔”になった。その太田氏が現在のポジションを築くまでには、“唯一無二になりたい”という強固な信念があった。グローバル人材育成や組織開発を展開するアルー主催のセミナー「貫け、志 切り拓け、世界!」にて、元広告批評編集長の河尻亨一氏がファシリテーターを務め、太田氏とアルー 代表取締役社長 落合文四郎氏とのディスカッションが行われた。
記事 製造業界 飲料業界世界ランキング:米ビーム買収でサントリーは何位に?キリンやアサヒは? 飲料業界世界ランキング:米ビーム買収でサントリーは何位に?キリンやアサヒは? 2014/02/07 清涼飲料水やアルコールを扱う「Beverages(飲料)」業界。グローバル化が進む業界の1つであり、近年は日本の飲料メーカーも海外M&Aを積極的に行っている。直近では、サントリーが米ビーム社を1.8兆円という巨額で買収したことが記憶に新しい。そのサントリーをはじめ、キリンやアサヒといった日本の大手飲料メーカーは、コカ・コーラやペプシコなど強豪がひしめく世界飲料業界でどの位置にいるのだろうか。
記事 経営戦略 世界CEO意識調査、「改善」が昨年比2倍に急増 懸念は過剰規制や新興国鈍化 世界CEO意識調査、「改善」が昨年比2倍に急増 懸念は過剰規制や新興国鈍化 2014/01/22 大手コンサルティング会社の米PwC(プライスウォーターハウスクーパース)が実施した「第17回世界CEO意識調査」によると、世界経済が今後12カ月間に改善すると回答したCEOの割合は昨年の2倍となり、自社の収益が2014年に増加することについて「非常に自信がある」と回答したCEOは39%にのぼった。同調査では、懸念事項や将来の成長の原動力などについても聞いた。
記事 製造業界 建設機械業界の世界ランキング:キャタピラーとコマツが不動の2強、台頭する中国勢 建設機械業界の世界ランキング:キャタピラーとコマツが不動の2強、台頭する中国勢 2014/01/21 本連載では、さまざまな業界を俯瞰すべく、世界のトップ企業をランキング形式で紹介する。今回はショベルカー、ブルドーザ、クレーン車、ダンプトラックといった建設機械を扱う「Construction Equipment(建設機械)」業界。新興市場の低迷で苦しむ同業界だが、ICT化・自動化の波に乗った新製品群は、従来のイメージでは語れないほど急速な進歩を見せている。先端技術に優れている日本の建設機械メーカーは、世界的に見てどのような位置にいるのだろうか。
記事 グループ会社管理 住友商事の戦略的IT施策、グローバル標準化とグループクラウドへの取り組み 住友商事の戦略的IT施策、グローバル標準化とグループクラウドへの取り組み 2014/01/20 全世界に約800社の事業会社を展開し、グローバルな連結経営を行っている住友商事では、事業の効率化を目指してシステムのグローバル標準化を推し進めている。2年ごとに中期経営計画を作成し、経営戦略にリンクした形でのIT施策を掲げて2001年以降、大きく3つのステップを経て、標準化の対象を拡大してきた。その具体的な取り組みについて、住友商事の堀内崇史氏に話を聞いた。
記事 経営戦略 米倉誠一郎教授が語るオープン・イノベーション、インソーシングかアウトソーシングか 米倉誠一郎教授が語るオープン・イノベーション、インソーシングかアウトソーシングか 2013/12/24 アベノミクスで流れが変わった日本経済。しかし、政府頼みの“成長戦略”では真の経済成長は見込めないと、一橋大学の米倉誠一郎教授は警鐘を鳴らす。では何をすればよいのか。そのヒントが「オープン・イノベーション」だ。ソーシャルなどの進展に伴い、いま情報コストを含めて外部取引コストが激減している。こうした中で、企業は組織外の力をどの程度取り込むべきなのか、また逆に組織内にどの程度抱えておくべきなのか。11月13日に開催されたセミナー「ソーシャル、クラウド、マルチデバイス活用で変わるワークスタイル」で、米倉氏が語った。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 鉄鋼業界の世界ランキング:1強ミタルと連携深める新日鐵住金 新興国ブームが一服 鉄鋼業界の世界ランキング:1強ミタルと連携深める新日鐵住金 新興国ブームが一服 2013/12/20 本連載では、さまざまな業界を俯瞰すべく、世界のトップ企業をランキング形式で紹介する。今回は「鉄鋼業界」。粗鋼やさまざまな鋼材などを生産する鉄鋼業界では昨今、世界的に生産能力過剰が深刻になっている。合従連衡が進む中で業界ランキングの上位には中国企業が目立つ。しかし同時に、中国企業の過剰な生産能力が、世界的な生産能力過剰の一因ともなっている。2000年以降の新興国ブームが一服し、事業構造の変革が求められる中、新日鐵住金やJFE、神戸製鋼所といった日本企業はどういうポジションにいるのだろうか。
記事 経営戦略 リバース・イノベーションとは何か?ゴビンダラジャン教授が語る、世界で勝つ新方程式 リバース・イノベーションとは何か?ゴビンダラジャン教授が語る、世界で勝つ新方程式 2013/12/12 これまで欧米の多国籍企業は、先進国で開発した製品を発展途上国などに提供するというグローバル戦略を採ってきた。しかし世界には現在、160もの貧困国があり、その貧しさゆえに欧米企業のビジネス対象にさえならないコンシューマが60億人も存在する。こうした人たちが直面する問題を解決できる製品を開発することができれば、そこには素晴らしいビジネスチャンスがあるのではないか。これを実現するためのコンセプトが「リバース・イノベーション」だ。その詳細と実際の事例について、イノベーションの世界的な権威で、リバース・イノベーションの提唱者でもある、ダートマス大学 タック・スクール・オブ・ビジネス 教授のビジャイ・ゴビンダラジャン氏が語った(2017年12月20日一部更新)。
記事 経営戦略 竹中平蔵 教授の考える日本成長のシナリオ、イノベーション競争の時代を勝ち抜け 竹中平蔵 教授の考える日本成長のシナリオ、イノベーション競争の時代を勝ち抜け 2013/12/09 「アベノミクスには批判もあるが、国内のみならず、海外からの期待も高い。しかし、企業はただ待っているだけで、成長戦略の恩恵にあずかれるというわけではない。企業が自ら、グローバル化、イノベーションなどの変革に取り組まなければならない」と説明するのは、慶應義塾大学 総合政策学部 教授の竹中平蔵氏だ。2020年の東京オリンピックに向け、政府と企業の双方が大胆な行動を起こすことで、マクロとミクロの好循環が生まれ、日本経済が再び成長軌道を描けるという。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 化学業界の世界ランキング:ダントツの独BASF、三菱ケミカルや東レはどう立ち向かう? 化学業界の世界ランキング:ダントツの独BASF、三菱ケミカルや東レはどう立ち向かう? 2013/12/06 本連載では、さまざまな業界を俯瞰すべく、世界のトップ企業をランキング形式で紹介する。第2回は「化学業界」。一般にはなじみが薄いかもしれないが、取り扱うものは洋服の原材料や自動車・電気機器の部品材料まで非常に幅広い。日本の化学企業は、三菱ケミカルホールディングスや住友化学、東レ、旭化成などが挙げられる。これら日本勢は世界で見るとどのくらいの位置にいるのだろうか。
記事 リーダーシップ 西水美恵子氏の世銀改革、ブータンの国民総幸福量に学んだ3つのリーダーシップ精神 西水美恵子氏の世銀改革、ブータンの国民総幸福量に学んだ3つのリーダーシップ精神 2013/11/29 日本人で女性初の世界銀行地域担当副総裁に選出された西水美恵子氏は、世界銀行で組織改革と仕事意識の変革を進め、貧困のない世界を夢に行動する仲間たちの組織文化をつくりあげたことで知られる。この変革は「静かなイノベーション」とも呼ばれ、欧米の著名な経営学者や専門家から注目を浴びた。西水氏は「日立イノベーションフォーラム2013」において、自らのメンターと仰ぐ、ブータンの先代国王である雷龍王四世から学んだ“3つ教え”について述べ、世界銀行の改革を成功さるまでの経緯と、リーダーシップ精神について、聴衆にヒントを与えてくれた。
記事 経営戦略 競争ではなく協創必要、日立 中西宏明社長が語るグローバル社会イノベーション 競争ではなく協創必要、日立 中西宏明社長が語るグローバル社会イノベーション 2013/11/28 今世界では、経済成長を上回るペースで、貿易や海外への直接投資が拡大している。日立イノベーションフォーラム2013で登壇した日立製作所 執行役社長の中西宏明氏は「グローバルな経済活動が非常に活発になってきており、国境を越える、もしくはある境界を越えていくところに世界経済発展の大きなポイントがある」と指摘する。発展はイノベーションによってこそ成し遂げられ、イノベーションはさまざまな壁を壊していくことによって実現される。中西氏が、日立のグローバルにおける社会イノベーション事業での取り組みについて語った。
記事 経営戦略 PCが売れない中で、なぜマイクロソフトの株価は高騰しているのか? PCが売れない中で、なぜマイクロソフトの株価は高騰しているのか? 2013/11/28 2013年7-9月期の米ハイテク企業の決算が一通り出そろいました。その中で最も良かった決算の一つが、今回取り上げる「マイクロソフト」です。9月のノキアの携帯電話事業の買収発表で一時的に株価は大きく下落しましたが、今や年初から41%も上昇。1999年につけた高値40ドル台を回復しそうな勢いです(図1)。マイクロソフトといえば、言わずと知れたパソコン向けのWindowsとOfficeで世界を制覇した企業ですが、昨今のスマホ・タブレットの台頭でパソコンの出荷台数も減少、“過去の企業”とも揶揄されています。さらにスティーブ・バルマーCEOの後継者問題も世間を騒がせていますが、投資家はマイクロソフトのいったい何を評価しているのでしょうか。
記事 経営戦略 ノーベル経済学者スティグリッツ氏が語る、米国資本主義の失敗と日本が取り組むべき課題 ノーベル経済学者スティグリッツ氏が語る、米国資本主義の失敗と日本が取り組むべき課題 2013/11/27 2008年のリーマンショック以降、世界経済は大きく後退してしまった。株価はリーマンショック前の水準を回復しているものの、男性のフルタイムワーカーの所得は40年前よりも悪化し、平均資産は20年前とまったく同じ水準に陥っている。ノーベル経済学賞受賞者で、コロンビア大学 経済学部 教授のジョセフ・スティグリッツ氏は、「“富者が富めば貧者にも富が浸透する”というトリクルダウン経済はうまく機能しなかった」と評する。米国同様に金融緩和を進めるアベノミクスだが、本当に日本再生につながるのか。また日本が取り組むべき課題は何か。日立イノベーションフォーラム2013で、スティグリッツ氏が語った。
記事 経営戦略 フィリップ・コトラー教授が語る、企業のイノベーションを担う6タイプの人材スキル フィリップ・コトラー教授が語る、企業のイノベーションを担う6タイプの人材スキル 2013/11/21 21世紀のグローバル競争において勝敗を左右するのは、“イノベーションの力”だ。その対象は自社の利益や株価だけでなく、社会や地域への貢献、サステナビリティ(=持続可能性)の追求など多くの領域に及ぶ。イノベーションとマーケティングの関係などについて、25年以上も研究を続けているノースウェスタン大学 ケロッグ・スクール・オブ・マネジメントのフィリップ・コトラー教授は、「イノベーション力に秀でたプレーヤーは、ほぼ例外なく優れた“マーケティング力”を備えている」と指摘する。イノベーション力を発揮し、グローバル競争において勝者となる条件とは、一体どのようなものなのか。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 手嶋龍一氏が語る、ビジネスリーダーに求められる「インテリジェンス」と「戦略眼」 手嶋龍一氏が語る、ビジネスリーダーに求められる「インテリジェンス」と「戦略眼」 2013/11/18 外交・安保問題の第一人者で、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授もつとめる外交ジャーナリストの手嶋龍一氏は、大きな情勢をやや保守的な立場から読み解く1つの視点として、「インテリジェンス」の重要性を指摘する。いま日本では日本版の国家安全保障会議、いわゆる日本版NSCの設置が検討されているが、国でいえばNSCから得られる選りすぐられた情報、即ちインテリジェンスがリーダーの決断を誤りなく導く拠り所なのだという。手嶋氏は、グローバルでの新たな動きを読み解くとともに、リーダーたちの決断、それを支えたインテリジェンスを確立する体制づくりについて、「日立イノベーションフォーラム 2013」で言及した。
記事 製造業界 建材・住宅設備機器メーカー業界ランキング:M&A進めるLIXIL、世界はさらに上へ 建材・住宅設備機器メーカー業界ランキング:M&A進めるLIXIL、世界はさらに上へ 2013/10/31 今やあらゆる業界で、グローバル競争が当たり前の時代になってきた。そこで本連載では、さまざまな業界を俯瞰すべく、世界のトップ企業をランキング形式で紹介する。第1回は「建材・住宅設備機器」。建材・住宅設備機器と言えば、日本ではLIXILグループや旭硝子、ダイキン工業、太平洋セメントといったところが有名だ。一方、世界に目を向けてみると、上位には欧州勢が目立つ。最近は日本企業もM&Aに熱心だが、海外勢は以前から活発なM&Aにより世界展開を進めてきた。
記事 Web戦略・EC 楽天 三木谷社長「革命だと思った」 字幕を付けられる動画配信サービスVikiを開始 楽天 三木谷社長「革命だと思った」 字幕を付けられる動画配信サービスVikiを開始 2013/10/22 楽天の三木谷浩史社長は18日、9月に買収を発表した動画配信サービス「Viki」について、コンテンツ事業者向けに戦略説明会を行った。またViki社のラズミッグ・ホバギミアン共同創業者兼CEOが登壇し、Viki社の事業を説明した。
記事 IT戦略・IT投資・DX 昭和シェル石油の情報システム部門長に聞く ビジネスメリットを生み出すIT部門とは 昭和シェル石油の情報システム部門長に聞く ビジネスメリットを生み出すIT部門とは 2013/10/17 多くのIT部門では、管理部門から「ITコストの削減」「ビジネス価値の創出」「業務の効率化」といった頭の痛い課題を解決するように迫られているはずだ。先ごろ開催された「XPマイグレーションSummit2013」の特別対談では、昭和シェル石油で情報企画室長を務める久保 知裕氏とアクト・コンサルティングの野間 彰氏の対談が実現。デスクトップ環境のグローバルな標準化や、PCマイグレーションといった具体的な内容をベースに、いかに自社のITマネジメントを改革を成功させたか、その事例について語った。