記事 リーダーシップ リストラの前に読むべきグリム童話:人を動かす極意 2014/12/24 コピー機大手のリコー(東京)が希望退職に応じなかった社員約100人に対する出向・配転命令を取り消したニュースは記憶に新しい。これは出向命令を無効とする地裁判決が控訴審(2年前に2人の社員が会社を提訴した裁判)でも変わらない見通しになり、和解することになったためだとされる。経営側としては痛恨の極みだが、今回はリストラ策として、一人作業を強いる「追い出し部屋」に異動させた手法が行き過ぎで、人事権の乱用であると裁判所が認めた形となった。
記事 クラウド 中小企業、なぜクラウドを活用できない?「地域支援プロジェクト 創生する未来」発足 2014/12/19 クラウドの考え方が登場したとき、中堅・中小企業でのIT活用が広がると期待を集めたが、ここにきて大きな課題に直面している。クラウドサービス推進機構(CSPA)の松島氏は、それを「自家取引モデル」と表現する。クラウドサービスは安価ですぐに使える一方、ユーザーのセルフサービスによって成り立っていることが多い。つまり、ほとんどユーザー側に丸投げになっているため、これまでITを十分に活用できていなかった企業には、その利便性は行き届いていないというのである。今、こうした根の深い課題に、業界を挙げて本格的に取り組む動きが出てきた。
記事 中堅中小企業 NECフィールディング、50名規模の企業に「インターネット利用あんしんサービス」提供 2014/12/17 NECフィールディングは17日、50名以下の企業向けにウイルス対策や不正侵入防止に対応するセキュリティ対策サービス「インターネット利用あんしんサービス」を販売開始した。
記事 リーダーシップ 700年間伝承され続けた人材確保と社員定着率アップの秘訣とは:人を動かす極意 2014/12/16 株高と円安の影響で、緩やかではあるが景気の上昇機運が高まってきている。それに伴い、6月の有効求人倍率は19ヶ月連続改善、その後若干低迷したものの、10月は1.10倍となるなど、転職や再就職を試みる動きも目立つ。その分、人材不足や優秀な人材の流出も懸念され、大手企業ではベアや福利厚生の充実で、社員を引き留めようと躍起になっている。
記事 中堅中小企業 ハグルマ封筒の商法~女性の力が発明力を加速する 2014/12/12 クリスマスのイルミネーションが街を彩る季節。この鮮やかな青い光を放つLEDは日本人科学者3名によって発明され、6年ぶりとなるノーベル物理学賞を我が国にもたらした。ビジネス封筒の世界にも画期的な発明をもたらした企業がある。
記事 リーダーシップ 「夢と妄想」がビジネスチャンスを生むというお話:人を動かす極意 2014/12/09 景気の上向き傾向も相まって、TDLシンデレラ城のプロジェクションマッピングやUSJウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターなど、大人も楽しめるアトラクションが続々とオープンしている。夢と妄想の世界にどっぷりと浸かり、心身ともに癒される時間。この珠玉の時を求めて連日、多くの人がテーマパークに押し寄せている。ところが、その多くが月曜日の夜明けとともに現実に引き戻され、職場では仕事と責任が大きな口を開けて待ち受ける。「夢と妄想」では生活は成り立たないことを実感しながら…。このような経験は誰にでもあるだろう。「夢と妄想」と現実のギャップを噛みしめつつ生活を送る日々。しかし、この“ギャップ”こそがビジネスチャンスにつながることを皆さんはお気づきだろうか。
記事 中堅中小企業 ミロク情報サービスとオフィス24、中小向けクラウド型POSと会計システムで連携 2014/12/04 ミロク情報サービスと、オフィス24グループ(以下、オフィス24)は業務提携を行い、オフィス24のクラウド型POSシステムとミロク情報サービスの会計システムとの間でシームレスなデータ連携を実現したソリューションを12月8日より発売すると発表した。
記事 リーダーシップ フルオープンの姿勢が信用を生み出し繁盛モデルにつながる:人を動かす極意 2014/11/28 テレビでよく見かける謝罪会見。経営陣がずらっと並んで深々と頭を下げる、あのシーン。どうしてそんなことになってしまったのか、現場でトラブル対処ができなかったのだろうか。経営者が謝罪をしなければならなくなった背景として、企業の隠ぺい体質がある。傷が浅いうちに手当てをし、公表をすれば良いものを、地位が危うくなることに恐れ、嘘をつく。最初は小さな嘘だったはず。しかし、コソコソ対応しているから、根本的な解決策ができず、傷口は大きくなるばかり。
記事 中堅中小企業 リズム時計工業、中堅企業向けERP「JD Edwards EnterpriseOne」導入 2014/11/27 日本オラクルは、リズム時計工業に、オラクルの中堅企業向けERP製品「JD Edwards EnterpriseOne」を導入し、稼働開始したことを発表した。
記事 中堅中小企業 トーマツイノベーション、中小企業の人材育成手法の研究開始 東大 中原 淳氏ら参加で 2014/11/21 トーマツ イノベーションは20日、11月より東京大学准教授 中原 淳氏らとともに、中小企業に必要な人材の育成手法を確立するための共同研究に着手すると発表した。
記事 中堅中小企業 日本殺陣道協会の商法~“斬る”ビジネスで人の縁を結ぶ 2014/11/20 この秋、何かスポーツを始めようという貴兄は多いことだろう。しかし、人と同じスポーツは嫌だし、素人でもかっこよく決められるのでなければ嫌だという声も少なくない。そんなわがままな要望を満たしてくれるのが、殺陣道(たてどう)だ。殺陣とは時代劇でよく見るあの、チャンバラのこと。剣道とも武道とも違い、Tシャツ1枚でできる習い事として取り入れたのが殺陣道なのである。殺陣なんてプロでなければ難しいのではと言うなかれ。八木哲夫会長(66)が立ち上げた一般社団法人日本殺陣道協会では素人でも気軽に始められる殺陣教室を全国展開している。今や国内だけでなく、ホームページを見たという外国人からの問い合わせが増えているのだという。
記事 中堅中小企業 キーエンス、ユニクロ、無印はなぜ強い?一橋大 名和高司 教授が詳解する成長企業の条件 2014/10/27 1990年からの20年間を指して「失われた20年」と呼ぶ。もちろん、日本経済の長期にわたる停滞を意味する言葉だが、けっしてすべての企業が停滞していたわけではない。失われた20年間にも、大きく成長した企業はたくさんある。一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 教授 名和高司氏は、失われた20年間に成長したトップ100社を挙げ、その成長モデルを詳解した。
記事 リーダーシップ 社内に不満分子を作らないために読む民話:人を動かす極意 2014/10/27 独立を問う住民投票に揺れたスコットランド。賛成が44.7%に対し、反対は55.3%と独立反対票が上回った。しかし、賛成派の鼻息は荒く、いずれはイギリスから独立を果たす、と運動を続けるのだという。キャメロン首相は独立に危機感を募らせ、今後1兆円余りに上る北海油田の税収の還元や自治権の拡大を検討するものと見られている。ある意味、今回の住民投票は独立支持派の勝利だと言えるかもしれない。
記事 スマートフォン・携帯電話 クラウドでSIerは不要になるのか?これからのIT関連業者との正しい付き合い方 2014/10/23 中小企業(年商5億円以上~50億円未満)や小規模企業(年商5億円未満)にとって、「IT活用における最も身近な相談相手や購入先/委託先」は大切な存在だ。具体的には、会計や販売などといった業務システムの販社/SIerや複合機のメンテナンスを担う代理店などが挙げられるだろう。一方、昨今ではユーザー企業が自ら選択/導入できることを謳ったさまざまなクラウドサービスも登場してきている。こうした状況下において、中小企業や小規模企業は主要なIT関連業者との関係をどう捉えていけば良いのだろうか?今回はこうしたテーマについて考えていくことにする。
記事 中堅中小企業 関西流ベタベタIT商法の挑戦114~高価格帯と+αでリピーターを獲得 2014/10/22 いよいよ食欲の秋本番。鈴虫の音色をバックにお腹の虫もグーグーと鳴く。そんな食欲を満たしてくれるのが、大阪心斎橋に本店を構えるAMAM聖庵(アマムひじりあん)の天然酵母パン。1個500円の“田舎パン”を求めて連日、顧客が押し寄せている。AMAM聖庵(アマムひじりあん)を運営するフードショップ カメダの亀田聖治社長(62)は「大阪はゴチャゴチャしていた方が売れますな。デパートにも出店していますが、他店のパンと一緒に並んでいた方が売れますから」と意外なことを口にする。高価格帯であるにも関わらず、他店と比較された方が売れるというのだ。
記事 中堅中小企業 中堅・中小企業のマイナンバー対応に大幅遅れ、「まったく見当がつかない」6割強 2014/10/20 国民一人一人に番号を割り振ることによって、税や社会保障に関連する行政による事務や手続きを効率化および精緻化しようとする国の施策、いわゆる「マイナンバー制度」への対応について、何をするべきかを把握している企業は2割未満にとどまっていることが明らかになった。
記事 新規事業 デロイトトーマツのテクノロジーFast50、成長率1位はHEROZ、2位IANDC、3位アカツキ 2014/10/16 有限責任監査法人トーマツは15日、日本国内のTMT(Technology, Media & Telecommunications)業界の過去 3 年間の収益成長率に基づいた成長企業50社のランキング「デロイト トウシュ トーマツ リミテッド 日本テクノロジー Fast 50」を発表した。1位は、AI技術を活用したストラテジゲームやスマートフォンアプリを手がけるHEROZで、1969%の高成長を記録して受賞した。
記事 リーダーシップ 「姥捨て山」の教訓でビジネスに活路を見出す:人を動かす極意 2014/10/06 高齢化が進む日本。年金受給者の比率はますます高まり、3人で1人の高齢者を扶養しているところ、将来的には2人で1人を扶養しないといけなくなると予測されている。しかし、これを嘆いたところで高齢化が止まることはなく、年金問題も解決できない。何か得策はないものだろうか。ところでこの高齢化の問題、どこかで聞いたような気がするのは私だけではないだろう。そう、60歳を越えた年寄りを山に捨てるというお触れがあったという国の話。あの民話「姥捨て山」である。もちろんフィクションだが、一説によると不作や飢饉に見舞われた一部の集落の掟として、老母を捨てるという残酷な行動があったとの言い伝えもある。深沢七郎氏の短編小説「楢山節考」ではこの逸話が民間伝承の棄老伝説として描かれている。ちなみに深沢七郎氏はこの作品で中央公論新人賞を受賞し、後に映画化やテレビドラマ化もされた。さて、「姥捨て山」、これはただの民話ではなく、実は高齢化や年金問題解決のカギ、さらには企業繁栄のヒントが隠されている。今回はこの「姥捨て山」の主人公から人を動かす極意を学んでみたい。
記事 中堅中小企業 関西流ベタベタIT商法の挑戦113~試食販売と寿司で伝統の味を復活「老舗あなご専門店」の戦略 2014/10/02 オバマ大統領がすきやばし次郎で「人生の中で一番おいしい寿司だった」と絶賛したのは記憶に新しい。和食が世界文化遺産に登録されるなど、国内外で寿司ブームが巻き起こっている。この寿司ブームを営業戦略に使い、地場の名産を復活させたのがあなご加工卸業の株式会社松井泉(まついいずみ・大阪府堺市)だ。
記事 中堅中小企業 東芝ソリューション、中堅市場向け開発力強化で子会社2社統合 2014/10/02 東芝ソリューションは、中堅市場向けソリューション開発力の強化を目的として、開発子会社の「関東東芝情報機器システム」と「東芝関西アイエス」の2社および「東芝ソリューション販売」の開発機能を「東芝ソリューションビジネスソフトウェア」に統合すると発表した。
記事 ユニファイド(ビデオ会議・Web会議) キヤノンシステムアンドサポート、米Tely Labs製中小企業向けビデオ会議システム提供 2014/09/30 キヤノンシステムアンドサポートは、米国Tely Labs社製ビデオ会議システム「telyHD Pro」を10月より提供すると発表した。
記事 リーダーシップ ブレずに熟考する「鳴かず飛ばず戦略」でビジネスが化ける~中国春秋時代の戦略に学ぶ 2014/09/29 2020年の東京オリンピック開催に合わせ、急ピッチで計画が進む超伝導リニアモーターカー。これが実現すれば品川~名古屋間の移動が40分となり、現在ののぞみの約半分の時間になる。世はスピード時代、新商品や新サービスが次々と生まれては消えていく。しかし、時代に置いて行かれては大変だと役員の尻を叩き、社員を叱咤し、自身も疲弊していく経営者も少なくない。とはいえ時代を昭和に戻してじっくりと腰を据えてアイデアを出す、といった悠長なことも言っては居られないだろう。では、どうすれば良いのか。こんな時代に頼りになるのがむかし話に登場するネゴスターのメソッド。今回は“鳴かず飛ばず”の語源にスポットを当て検証をしてみたい。この言葉、現代ではあまりいい意味で使われていないがそこがミソというもの。本来の意味は中国春秋時代に隆盛を極めた楚の6代目王、荘王(そうおう)の戦略に由来する。
記事 中堅中小企業 関西流ベタベタIT商法の挑戦112~正しい抱っこで育児を支援、年間5万人を集客 2014/09/25 厚生労働省が発表した「人口動態統計月報年計(2013年)」によると、1人の女性が生涯に生むとされる子供の人数は前年よりも0.02ポイント上昇して1.43となった。2年連続での上昇なのだが、肝心の出生数は7431人マイナスの102万9800人。2050年には日本の総人口が1億人を割り込む(内閣府将来推計人口)と言われており、少子化は進む一方だ。この状況に歯止めをかけるべく、育児支援をしているのが大阪に本部を置くSlingLife アドバイザー協会(SLAS協会)である。
記事 中堅中小企業 KDDIと日本政策金融公庫が協業、中小企業のWeb構築支援プロジェクトを10月より開始 2014/09/24 KDDIとKDDI ウェブコミュニケーションズ、プロジェクトニッポンは24日、10月14日より中小企業のIT活用を促進しビジネスを支援する「はじめてWEBプロジェクト」を開始することを発表した。
記事 スマートフォン・携帯電話 BYODが中堅・中小企業で普及しない3つの理由 2014/09/02 スマートフォンやタブレットといったスマートデバイスの活用は、大企業のみならず中堅・中小企業でも高い注目を集めている。その一方で、ビジネスパーソンが個人でスマートデバイスを購入し、電車の中でニュースに目を通す光景も当たり前になってきた。そこで、「社員が個人として所有している端末を企業の業務にも活かせないか」という発想が生まれてきた。これが「BYOD(Bring Your Own Device:私物端末の持ち込み)」と呼ばれる取り組みである。だが、中堅・中小企業においてBYODを実践しようとする割合は2割程度に留まっている。今回はその理由を探っていくことにする。
記事 中堅中小企業 関西流ベタベタIT商法の挑戦111~伝統芸能の敷居を低くし年間入場者1万人を突破 2014/08/13 大河ドラマで注目の黒田官兵衛。官兵衛の主君である豊臣秀吉は能を愛し、能楽は世界無形遺産としても登録されている。秀吉の居城、大阪城のおひざ元である谷町四丁目にある山本能楽堂は府内に現存する最古の能楽堂。昭和二年から86年の長きにわたり、大阪の文化を発信し続けてきた。12代当主である山本章弘代表理事は「能楽というと高尚な芸能のように思われがちですが、そんなことはありません。最近は趣味として能を楽しむ人も多く、すそ野は広がってきています。大阪は商人の町ですから、敷居を低くし楽しんで頂かなければ生き残っていくことはできません」と話す。
記事 中堅中小企業 関西流ベタベタIT商法の挑戦110~企画力とネットパワーで旅館を切り盛りする名物女将 2014/08/06 2014年夏、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に新しいテーマパーク「ハリー・ポッターの魔法の世界」がオープンした。地元大阪では期待が高まり、オープンにあわせて様々なイベントが企画されている。ミナミ(大阪市中央区)で6代に渡り旅館を営む大和屋本店でも新テーマパークのオープンにあわせて宿泊プランを行っている。その先頭に立つのが女将の石橋利栄さん。日々、スタッフ40名と共に39室をフル稼働させている。
記事 バックアップ・レプリケーション リコー、中小企業向け「クラウドサービス for 簡単バックアップ」発売 2014/07/23 リコーは、ITサービス総合メニュー「ITKeeper」に加わる新商品としてデータを自動的にバックアップする「クラウドサービス for 簡単バックアップ」を発売した。
記事 ERP・財務会計・人事給与 NTTデータビズインテグラル、ERPパッケージ「Biz∫」の導入件数が3年間で350社を突破 2014/07/10 NTTデータビズインテグラルは10日、同社ERPパッケージ「Biz∫(ビズインテグラル)」の導入社数が、2011年4月から約3年間で350社を突破したことを発表した。
記事 グローバル化 宮城県仙台市からITを世界へ、トライポッドワークス佐々木賢一 社長の挑戦 2014/07/08 東日本大震災において、ITを活用して東北地区の復興活動にいち早く取り組み、一躍脚光を浴びたのが宮城県仙台市に本社を構えるトライポッドワークスだ。同社社長の佐々木賢一氏は、全国のIT企業と東北地区の企業とが連携し、継続的な復興支援を行う「ITで日本を元気に!」というボランティアベースの活動に今も取り組んでいる。自らが関わる業界、地域、人々などとの関係を大事にしながら、ビジネスもシンクロさせつつ、相互にサポートしあいながら、共に成長するということを念頭においた「三脚=トライポッド」の考え方、そして地場に根付きながらも世界を見据えたビジネス展望を持つ佐々木社長にその取り組みを聞いた。