記事 グローバル化 「ケニアのGDPの半分がモバイル決済」のワケ、アフリカで勃興する新たな経済圏 2021/09/23 東南アジアなど新興国に越境してビジネスを始める日本人は年々増えているが、中にはアフリカを拠点とする起業家もいる。政情が安定せず、難度の高そうな印象も受ける大陸だが、なぜアフリカを選ぶのか。実際にアフリカで事業を展開する日本人経営者の話からアフリカビジネスの実情に迫る。アジア・アフリカ・インベストメント&コンサルティング社(AAIC)代表取締役 椿進氏をモデレーターに、日本植物燃料 代表取締役社長 合田真氏とナイジェリア イガンムFCオーナー加藤明拓氏が語った。
記事 中国ビジネス TikTokがあっという間に世界一になったワケ、バイトダンスの“電撃的”マーケ戦略とは 2021/09/22 「TikTok」の勢いが止まらない。日本経済新聞の8月付の報道によると、2020年の世界でのダウンロード数はフェイスブックを抜き首位に躍り出た。SNSとしては後発ながら、これほど爆発的なヒットとなったのはなぜか。高千穂大学 商学部 永井竜之介准教授は、著書『リープ・マーケティング 中国ベンチャーに学ぶ新時代の「広め方」』で、 中国ベンチャーの劇的な飛躍の根幹にある独自のマーケティング戦略「リープ(飛躍)・マーケティング」の代表例がTikTokだと説く。本稿では、リープ・マーケティングの4つの手法「加点型マーケティング」「未来型共創マーケティング」「ブルーポンド戦略」「ブリッツスケール」の4つから、特にブリッツスケールの観点から、そのやり口を明らかにする。
記事 競争力強化 DXの正体はかつての〇〇、なぜ「日本型システム」は相性が悪いのか? 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第138回) 2021/09/22 企業は資本と労働の結節点だ。技術革新はその仕組みに変革を突き付け、かつては有利に働いた仕組みを不利なものへと転化させる。数々の危機を乗り越えて称賛されてきた日本型システムもその1つのようだ。ITイノベーションが次々と押し寄せる中で、日本経済はなぜ周回遅れの停滞に陥ったのか。今回は「場」としての労働市場に市場原理ではなく組織原理が強く機能する日本型システムの弱点を考えてみよう。
記事 イノベーション システム史観で見えてくる未来、「ホモ・システーマ」の時代をどう生き抜くべきか 2021/09/21 現代人は誰しもシステムに囲まれ、システムを通じて他者と結びついている状況だ。しかし、システムを作るためにはシステムに立ち向かう必要がある。こういう我々の存在は「システム人」、「ホモ・システーマ」と表現するのが、東京大学名誉教授、大阪大学名誉教授で、一般社団法人システムイノベーションセンター(SIC)副センター長の木村英紀氏だ。ここでは、2021年IEEE(米国電気電子学会)の各分野の最高賞であるIEEE Control Systems Awardをアジアで初めて受賞したのを記念したSIC主催での講演のレポートの後編をお届けする。
記事 イノベーション ビジネスモデルは「システム」に帰結する。複雑な社会、不確実な今をどう解決できるか 2021/09/15 「昨今、『ビジネスモデル』という言葉がよく使われるようになったが、色々なものが連携しあう今の社会には『システム性』があり、一歩踏み込むとすぐにシステムの問題になる」と指摘するのは、東京大学名誉教授、大阪大学名誉教授で、システムイノベーションセンター(SIC)副センター長の木村英紀氏だ。実際、私たちの身の回りにある家電を含めたさまざまな工業製品やそれを支えるネットワークなどはすべて「システム」に帰結する。木村英紀氏が、2021年IEEE(米国電気電子学会)の各分野の最高賞であるTechnical Field Awardsの制御部門賞IEEE Control Systems Awardをアジアで初めて受賞したのを記念した講演に登壇し、システムはいかにあるべきか、社会との関わりの中からシステムを捉え直す提言を行った。
記事 M&A・提携・協業 グローバルロジックとはいかなる企業か?なぜ日立製作所は1兆円もかけて買収したのか 2021/09/15 日立製作所が総額95億ドル(約1兆円)をかけて買収すると発表し、にわかに注目を集めた米国のデジタルサービス企業であるグローバルロジック(GlobalLogic)。同社は従業員2万人を抱える世界的なIT企業で、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進や、ソフトウェアの研究開発といった付加価値の高いソリューションに強みを持つ。なぜ日立はグローバルロジックを買収したのか、そもそもグローバルロジックとはどのような企業なのか。買収を続けることで巨大化してきたグローバルロジックの歴史とともにひも解いていきたい。
記事 イノベーション なぜDXの担い手が次々に生まれるのか、執行役員が語るキリンHDの人材育成術とは 2021/09/14 DX推進組織として2020年4月にDX戦略推進室を設置したキリンホールディングス。目下、「キリングループ2019年-2021年中期経営計画」の最終年度として変革を進めている。同社では、DX実現のための投資はどのように評価、優先順位を設定しているのか。特にカギを握る人材面の戦略について、キリンホールディングス 執行役員 経営企画部 DX戦略推進室 室長の秋枝 眞二郎氏に聞いた。
記事 イノベーション キリンHD 秋枝 眞二郎氏に聞くDX、「物流危機」を乗り越え新規事業を創出できたワケ 2021/09/09 食品大手のキリンホールディングスは、2020年4月に経営企画部内にDX戦略推進室を設置した。グループ全体でビジネスプロセスの変革や効率化を進めるためのDX推進チームとして設置された同組織は、コロナ禍を経てどのような変化があったのか。キリンホールディングス 執行役員 経営企画部 DX戦略推進室 室長の秋枝 眞二郎氏に、キリングループの「DXの現在地」を聞いた。
記事 グローバル化 中国・台湾市場はコロナ禍でどう変化した?インバウンドは再び増えるか 2021/09/06 ビジネスのグローバル化が進み、アジアへの進出を検討する企業も多い。この10年ほどのアジア諸国の経済的な変貌は目を見張るものがあり、各国の驚異的な成長は、多くの人の予測を超えている。さらに、コロナ禍における対応は、日本における今後の成長戦略を考える上でもヒントになるだろう。中国・香港・台湾・シンガポールなどアジア諸国への進出先駆企業は、地政学を踏まえたビジネス戦略をどのように描いているのか。北京朝倉時尚形象設計 COO ASAKURA 代表の朝倉 禅氏、アジア市場開発 代表の藤 重太氏、北国からの贈り物 代表取締役CEOの加藤 敏明氏、SAKO建築設計工社 代表の迫 慶一郎氏(モデレーター)が語り合った。
記事 イノベーション 竹中工務店 研究開発の裏側、「研究者らしくない感性」こそ“耐久性10倍”実現のカギ 2021/08/27 地上40階、196mの超高層ビル「JPタワー名古屋」といえば、いまや名古屋のランドマークとして知られた存在だ。2015年11月に竣工してから6年が経つが、日本建設業連合会より、優秀な国内の建築物に与えられるBCS(Building Contractors Society)賞に輝き、その評価もお墨付きだ。実は、このタワーには、地震大国・日本の高層建築の課題を解決する制振機能が組み込まれている。既存鋼材より疲労耐久性を約10倍に高めた世界最高峰の制振ダンパーを、竹中工務店と物質・材料研究機構と淡路マテリアが共同開発したものだ。8年にわたる歳月をかけて、この画期的な制振ダンパーを開発した竹中工務店 技術研究所の櫛部 淳道氏に開発秘話を聞いた。
記事 競争力強化 なぜドコモ ahamoの「価格」がイノベーションなのか? “創造的破壊”と言えるワケ 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第137回) 2021/08/26 ICT市場の発展・拡大を目的とするMM総研大賞の授賞式が7月に開催された。18回目となる今年は、既存インフラの限界を超えた高速大容量通信を可能にする構想、盗聴が理論上は不可能となる量子暗号通信技術の事業化、産業設備のデータ統合を実現するAIプラットフォームなど、コロナ禍で弾みがついたデジタル化の次なる展開を見通した16の取り組みが表彰された。その中で大賞に輝いたのは、大胆な料金プランを実現した「ahamo」だ。技術そのものの革新性というよりも、オンライン契約に特化した新たな「価格設定」の仕組みが高く評価されたのはなぜか。今回はこの点を考えてみよう。
記事 競争力強化 KPIとは何か、メリットや設定方法を『KPI大全』著者に聞いた 2021/08/23 現代のビジネスにおける目標を達成する上で重要な役割を担う「KPI(Key Performance Indicators/重要業績評価指標)」。KPIの設定・活用によって、さまざまな事業活動やプロジェクトを定量化・可視化でき、企業全体や部署、従業員一人ひとりの現状と目標のギャップの確認や、目標達成までに必要な具体的な施策に活用することが可能になるという。どうすれば、自分の業務にKPIを取り入れることができるのか。『KPI大全―重要経営指標100の読み方&使い方』の執筆者である、嶋田 毅氏に、KPI設定のノウハウを聞いた。
記事 競争力強化 DX意識調査結果、1年前と比べ日本企業で変わったこと、変わらなかったこと 2021/08/19 2021年7月、デジタルトランスフォーメーション(DX)支援事業などを行うINDUSTRIAL-Xは、2020年に続き「DX実現に向けた課題とコロナ禍における意向調査」の結果を発表しました。今回は、この調査で明らかになったDX推進の課題や、新たに必要となる検討事項の1年間の変化などについて見ていきます。
記事 競争力強化 違法な「転売ヤー」、なぜ減らないのか? 転売行為が生まれる経済のメカニズム 2021/08/11 ホビー誌の編集者が、SNS上で転売行為や買い占め行為を容認する発言をしていたとして、出版社が退職処分を行うという出来事があった。2016年には音楽関係団体がチケットの高額転売に反対する意見広告を出したり、2020年にはコロナ危機によるマスク不足で政府が転売規制を実施するなど、高額転売が問題視されるケースは多い。経済学的に見た場合、転売というのはどのような行為なのだろうか。
記事 イノベーション サウジアラビアで進む巨大スマートシティ「NEOM」とは?現地CEOらが語る規格外の計画 2021/08/03 紅海沿岸で、ベルギー国土に匹敵する規模のスマートシティプロジェクトが進行しているのをご存じだろうか。「NEOM」(ネオム)と呼ばれるものがそれで、サウジアラビアが「サウジビジョン2030」で掲げる目玉の未来プロジェクトだ。サウジアラビアとのWeb中継で、キーパーソンらによってこの巨大プロジェクトの概要と戦略が伝えられた。
記事 設備投資 伊藤忠商事の地に足付いたDX、「技術は半歩先で十分。重要なのは収益性」 2021/07/30 2021年3月期の決算発表では純利益、株価、時価総額のすべてで商社首位に立った伊藤忠商事。同社のDX(デジタルトランスフォーメーション)のキーワードは「ビジネスありき」「収益性重視」「内製化」だった。2020年6月に開催されたイベントに同社のデジタル戦略室長と情報・通信部門長代行が登壇し、その取り組みを語った。
記事 グローバル化 すでに5兆円超え「中国ペット市場」、 アリババらテック大手もこぞって参入のワケ 2021/07/28 中国のペット市場が熱い。世界的には後発だが、過去20年で爆発的成長を遂げ、いまだ関連消費の勢いは衰えない。最近ではアリババなどの有力EC企業が相次いでペットビジネスを強化し、家電の美的、スマホのシャオミといった有力メーカーも、ペット用スマートグッズの開発に参入。スマートカー分野に匹敵する、テック企業の新たな主戦場となり始めた。ペット文化に対してかなり冷淡だった政府のスタンスも、ペットブームを後追いしつつ、変わり始めたように見える。中国経済の命運を握る「個人消費の牽引役」として無視できない存在となりつつあるペット経済の最新動向と、今後の見通しを紹介したい。
記事 競争力強化 不況時に失業を補ってくれる「日本型システム」、見落とされている大きな弱点とは 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第136回) 2021/07/28 配置転換や出向などで労働移動を促す日本型のシステムは、企業の「内部労働市場」を外部の企業や産業に拡張する仕組みだ。コロナ禍の現在だけでなく、石油ショックのような大きな経済危機の際にも見られた。当時は斜陽産業から成長産業へ「工場ぐるみの労働者移転」が話題になった。こうした取り組みで危機を乗り切ったことが「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の称賛にもつながったようだ。しかし、そこには弱点もありそうだ。
記事 競争力強化 なぜ、任天堂は儲かるのか? 歴代ゲーム機の販売台数から分かる「戦略転換」の大成果 2021/07/19 「Nintendo Switch Lite」や、ゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」(以下、あつ森)など、大ヒットを飛ばし続ける任天堂。2021年10月には「Nintendo Switch」の新型機を発売すると発表しています。そんな同社の2020年4月〜2021年3月の売上高は1兆7,589億円で前年比34.4%、営業利益は6,406億円で前年比81.8%の増収となりました。同社の業績拡大の裏には、ビジネス戦略の転換を見てとれます。今回は、任天堂の歴代ゲーム機であるゲームキューブ、ゲームボーイアドバンス、Wii、ニンテンドー3DS、Nintendo Switchを振り返りながら、任天堂の凄さの秘密を解き明かしていきます。
記事 競争力強化 あつ森・爆売れのカラクリ、ゲーム機を起点とした「エコシステム(生態系)」とは? 2021/07/15 多くの産業が新型コロナウイルス感染拡大の打撃を受ける中、2021年3月に発売されたゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」(以下、あつ森)は抽選販売や高額転売が問題になるほど人気を集めました。驚異的な売り上げを記録した「あつ森」の勝ち筋はどこにあったのでしょうか。近年、経営学分野で注目されている「エコシステム(生態系)」の考え方をベースに紐解くと、「あつ森」のモデルの強さが見えてきます。
記事 イノベーション 『妄想する頭 思考する手』の暦本純一教授が教える、ぶっ飛んだアイデア生む“習慣” 2021/07/09 社会の風景を一変させるような発明は、いつも妄想から始まる。突き抜けた発明をしたければ、妄想する習慣とそれを直ちに試すフットワークを身に付けることだ。マルチタッチ(入力インターフェースを2本以上の指を使って操作する)システムの開発者として知られる東京大学 大学院 情報学環教授 暦本 純一氏 が、自著『妄想する頭 思考する手 想像を超えるアイデアのつくり方』をベースに、ひらめきを現実に変える方法をアドバイスした。
記事 競争力強化 Windows 11が「極めて戦略的」なワケ、すべてはマイクロソフト帝国への布石である 2021/07/06 米テック大手の一角であるマイクロソフトが、これまでの同社オペレーティングシステムの中で最も戦略的かつ包括的なWindows 11を、今年の年末商戦の時期に合わせて市場に投入する。ユーザーフレンドリーな操作感や完成度の高さから、早くも「成功の予感」(米ウォールストリート・ジャーナル紙)がささやかれる「11」。だが、米テック大手への法的規制論が進行する中、商業的なパフォーマンスを超えた、企業サバイバルへの布石としての意味合いが強そうだ。背景にある政治的な文脈から、Windows 11登場を読み解く。
記事 イノベーション 売上低迷で「なくなるかも」からの発想転換、キリン『生茶デカフェ』開発秘話 2021/07/02 妊産婦や子供が安心して飲める「カフェインゼロの緑茶」は、これまで世の中にあるようで実はなかった。というのも、お茶のおいしさを損なわず、カフェインを取り除く技術がなかったからだ。そうした中、キリンはカフェインを吸着する物質によって、緑茶の抽出液から選択的にカフェインを取り除く技術を独自に開発。世界初となるカフェインゼロ緑茶飲料を『生茶』ブランドから誕生させた。緑茶からカフェインを取り除く新機軸を打ち出した、キリンビバレッジ 商品開発研究所 副所長 塩野 貴史氏にその開発の裏側を聞いた。
記事 イノベーション ハーバードが350社の事例から導いた“DXの答え”、「AIファクトリー」とは 2021/07/01 昨今、DXが多くの企業にとって経営課題になっている。このDXについて、ハーバードの研究者たちが「AIファクトリー」というコンセプトを打ち出し、現在世界で注目を集めている。350社のDX(デジタルトランスフォーメーション)の成功/失敗の事例を調査して、彼らが出した結論は、「企業は、AIを生み出す“工場”へと転換すべき」というものであった。本稿では、この「AIファクトリー」について紹介をしていきながら、DXの要諦について考えていきたい。
記事 競争力強化 グーグルvsアマゾンの競争激化、検索広告やEコマースなどお互いの「牙城」に攻め入る 2021/06/28 検索エンジン大手のグーグルがアマゾンの牙城であるEコマース市場への攻勢を強め、一方のアマゾンもまた、グーグルの牙城である検索広告市場への攻勢を強めている。従来、両社はその事業領域の違いから、競合相手として直接激突することは少なかった。しかし、グーグルは直近、「Shopify」との連携強化などEコマース事業への多大な投資、そして、アマゾンはデジタルコンテンツの拡充など検索広告市場へ多大な投資を行っている。両社の取り組みを整理し、各市場における「グーグルvsアマゾン競争激化」の最新動向をお伝えする。
記事 競争力強化 デザイン経営、デザイン思考とは何か? 特許庁CDO補佐官に聞く、9つの実践実例 2021/06/24 昨今、デザインをビジネスの中核に取り込む「デザイン経営」という言葉を聞く機会が増えてきた。しかし、その意味するところを正確に理解している人はまだそんなに多くないのではないだろうか。一体、デザイン経営とは何なのか。なぜ今この概念に注目が集まっているのか。デザイン経営の「正体」を探る連載として、今回、特許庁のデザイン経営プロジェクトに当初から携わり、現在、CDO(チーフ・デザイン・オフィサー)補佐官として、この概念の普及に務める特許庁審査業務部長 西垣 淳子氏に話を聞いた。
記事 競争力強化 コロナ禍なのに失業率が急増しないワケ、日本独特の「雇用調整」の特徴とは? 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第135回) 2021/06/23 コロナ渦でみられる経済現象を読み解くには「市場と組織」のマトリクス分析が役に立つ。たとえば、人流抑制で大打撃を受けた航空会社の従業員は、社員の身分を維持したまま、自治体や別の企業へ出向の形で職場を移しているが、この現象は「場」としての市場に「組織原理」を働かせる日本型の仕組みそのものだ。「場」としての市場で文字通り「市場原理」が働き、労働移動を実現する米国型とは対照的だ。今回は、日米の失業率にも表れているこの違いを見ていこう。
記事 競争力強化 Uber Eats 日本代表らが語るフードデリバリー市場、今から伸びる店舗は? 2021/06/15 新型コロナウイルス感染を避ける消費行動やテレワークの増加にともない、中食業界は2020年に約8兆円の市場へと成長した。今後、マーケットはどのように変化していくのか。Uber Eats 日本代表 武藤 友木子氏と、開業1年で160店舗を展開した「東京からあげ専門店 あげたて」のGlobridge代表取締役社長 大塚 誠氏が、フードデリバリーの現状や展望について議論を行った。
記事 競争力強化 小売店の売上を左右する?「口コミしてくれる顧客」が超重要と言えるワケ 2021/06/11 儲かる小売店をつくるためのポイントを解説する本連載。前回の記事では、「たくさん商品を買ってくれる消費者=優良顧客」として、そうした顧客の声だけを参考に売場作りを進めると、「面白味に欠ける売場」になってしまう可能性があることを解説した。なぜなら、購買金額が多く来店頻度が高い消費者の中には、「こだわりを持って、その店を選んでいる顧客層」だけでなく、単に「家から近いからその店を選んでいる顧客層」も含まれるためだ。そのため、購買金額の多い既存の顧客層だけを分析していても、良い売場は作れないだろう。それでは、小売店はどのような顧客の目を付け、アプローチをしていけば良いのだろうか。
記事 競争力強化 なぜ『君の名は。』は大成功した?過去ヒット作に共通するマーケティングの特徴 2021/06/09 個人の趣味・嗜好が細分化する時代で、ヒット商品を生み出すことが難しくなってきています。こうした中、エンタメの世界では、新しいヒットを生み出す形が見られるようになっています。その代表的な事例に『君の名は。』の大ヒットが挙げられます。ここでは、ハーバード・ビジネススクールのアニータ・エルバース教授の著書で紹介されている戦略をもとに、『君の名は。』のヒットのカラクリを解説します。