記事 金融規制・レギュレーション 知らなきゃヤバい「シェブロン法理の無効化」とは? 日本の金融機関も重大影響の中身 知らなきゃヤバい「シェブロン法理の無効化」とは? 日本の金融機関も重大影響の中身 2024/11/26 12 過去1万9000件の判決の根拠になった「シェブロン法理」。立法機関である米議会で法律を作る際に決められなかった細かい規則は、現場を知る規制当局に決めさせて運用してもらう──米連邦最高裁判所は1984年にそうした趣旨の「シェブロン法理」を定め、法律の曖昧な部分の解釈を行政に任せてきた。だが2024年6月、連邦最高裁は自ら同法理を否定した。これにより、政府は幅広い政策分野で柔軟に規制を打ち出すことが難しくなる可能性がある。その余波は日本企業を含めた産業界にも大きく及んでいくだろう。そこで本稿では、金融分野に的を絞り、シェブロン法理の無効化がどう影響するのか読み解く。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ 生成AIはコンテンツビジネスを「殺す」のか? 「職能価値低下」の末路 生成AIはコンテンツビジネスを「殺す」のか? 「職能価値低下」の末路 2024/11/26 23 生成AIが創作の場に広く進出している。ただ、『東京トイボックス』『南緯六〇度線の約束』などで知られる漫画家ユニット・うめの企画・シナリオ・演出担当である小沢高広氏と、『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』ほかアニメ・特撮分野の脚本を多く手掛ける脚本家の小林雄次氏によれば、生成AIの用途はまだまだ限定的。仕事が「奪われる」ほどのものではないという(前回、前々回記事参照)。今回は、生成AIが比較的早期に進出し、かつビジネス面でも直接な影響を及ぼしたライティング(文章作成)領域での話を入口に、生成AIが創作領域にもたらす──ビジネス的な見地からみた──パラダイムシフトについて、小沢氏と小林氏の見解も一部交えつつ考察する。