開閉ボタン
ユーザーメニュー
ユーザーメニューコンテンツ
ログイン

PTCジャパン株式会社提供コンテンツ

  • スペシャル
  • 会員限定
  • 2012/04/02

ローランド・ベルガー 遠藤功氏×PTCジャパン 後藤智氏 対談 「これからの日本のものづくり企業がめざすべき道は」

スティーブ・ジョブズはなぜ偉大な経営者であったのか

大規模な自然災害や円高など、次から次へと出現する逆境にあえいでいるかのように見える日本のものづくり企業。ここから再生への処方箋をどのように描けばいいのか。3月21日に開催された「グローバル時代のものづくり 日本製造業復活のシナリオ」を契機に、早稲田大学ビジネススクール 教授で、ローランド・ベルガー 会長の 遠藤功氏とPTC ジャパン ソリューション戦略企画室 PLMシニアエキスパート 後藤智氏が活発な議論を展開した。

苦境に立つ会社、最高益を上げる会社、二極化が進んでいる

【後藤智氏(以下、後藤氏)】
――日本の製造事業者の多くが苦境に立たされています。この現状をどうご覧になりますか。

photo
早稲田大学ビジネススクール 教授
ローランド・ベルガー 会長
遠藤功氏
【遠藤功氏(以下、遠藤氏)】

確かに超円高や東日本大震災、タイの洪水と日本のものづくり企業にとって逆境が続いていますが、苦しんでいる会社もあれば、こうした中でも確たる国際競争力を持って最高益を出している会社もあります。二極化が進んでいるというのがより正確な認識でしょう。

【後藤氏】
――二極化ですか。両者はどうして違ってきてしまったのでしょうか。

【遠藤氏】
企業にとって重要なのは、戦略と現場力です。まずは合理的かつ身の丈に合った戦略を描けているか。韓国、台湾、中国、といった手ごわいアジアの国々が台頭しており、彼らとどう差別化するかを冷静に見極めなければなりません。たとえばテレビ。もうこれはコモディティ商品となっており、価格競争が激化しています。ここが日本企業の「戦う土俵」として妥当だったのかどうか疑問が残ります。
 一方、自動車業界を見ると、日産自動車はハイブリッドカー市場には出遅れましたが、ゴーン氏が電気自動車に焦点を絞りました。まだ最終的な結果が出ているわけではありませんが、自分たちがどの土俵で戦うかが明確な会社は元気がいいのは確かです。戦略がしっかり描けていて、そこに実行できる現場力があれば、ものづくり企業は厳しい事業環境の中でも勝ち残っていけます。

【後藤氏】
――PTCは、世界30カ国で、ものづくり企業の製造現場を中心に、業務改善のコンサルティングやワークショックを展開していますが、戦略やビジョンが定まっている会社の方々はモチベーションが高いですね。“うちは○○社とは違うんですよ”と誇りを持って、ビジネスを語られます。逆に、トップの思いが現場に伝わっていないし、現場の意見がトップに届いていない、進む道が明確でないというような会社は、全般的に社内の空気がどんよりしています。


この記事の続き >>
・日本企業ならではの習慣が仇に
・スティーブ・ジョブズはなぜ偉大な経営者であったのか
・IT活用はなぜ必要か


この続きは会員限定です

ここから先は「ビジネス+IT プレミアム会員」に登録の方(登録は無料)のみ、ご利用いただけます。

今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。

すべて無料!ビジネスやITに役立つメリット満載!

  • 1

    インタビューから事例記事まで、ここでしか読めない1万本超の記事が無料で閲覧可能

  • 2

    導入事例資料や技術資料、デモ動画などを無料でダウンロード・閲覧可能

  • 3

    年間1,000本以上、会員限定のスペシャルセミナーにご招待

  • 4

    ビジネス+IT編集部が必読記事を、メールマガジンでお知らせ!

ビジネス+IT 会員登録で、会員限定コンテンツやメルマガを購読可能、スペシャルセミナーにもご招待!