株式会社プロット 提供コンテンツ

  • スペシャル
  • 会員限定
  • 2023/03/30 掲載

次に狙われるのは「企業のOT環境」? 攻撃しやすい3つの理由を解説

記事をお気に入りリストに登録することができます。
世界中でランサムウェアの脅威が高まっている。近年は企業の基幹系ネットワークを狙った攻撃が増えており、企業の被害規模が拡大しやすい傾向にある。特に狙われやすくなっているのが企業のOT(Operational Technology)環境だ。一般的に、企業はOTネットワークをオフラインで運用したり、外部のネットワークから切り離し閉域で運用したりするケースが多いが、近年加速したDXに伴い、外部ネットワークと接続する領域は拡大しており、思わぬところに抜け穴が出来てしまっている可能性がある。そうした環境変化を踏まえ、攻撃者は着実に準備を進めているのだ。
photo
企業のOT環境には抜け穴が多い…どこが狙われるのか?
(Photo/Shutterstock.com)

世界中で狙われている基幹系ネットワーク

 近年、重大インシデントの質が変化している。2015~2020年頃は、たとえば、大手教育系サービス企業の不正アクセスによる顧客の個人情報漏えい事故や、政府系金融団体が標的型攻撃を受け、加入者の個人情報が漏えいした事故などがあった。このように、数年前の被害は一組織の情報が流失・漏えいが問題になることが多かった。

 一方、近年は、町立病院や大都市圏急性期総合医療センターでランサムウェア攻撃を受け、電子カルテ系のネットワーク、システムが動かなくなり、医療サービスが提供できなくなったほか、国内大手自動車メーカーがランサムウェア攻撃を受け、操業停止に追い込まれるなどの事例が出てきている。このように、一組織の情報漏えいにとどまらず、組織の運営自体が止まってしまい、社会にも大打撃を与えることになるケースが増えているのだ。

 なぜ、OTが狙われやすくなっているのか。一般的に、企業のOT環境は閉じたネットワーク上でセキュアに運用されているが、そうであるがゆえに、外部とのデータのやり取りなどにUSBメモリなどの可搬媒体が使用されるケースが多く、そこが抜け穴になってしまうのだ。それ以外にもOT環境が狙われてしまう理由はいくつか存在する。

この記事の続き >>
・OT環境が狙われる「3つの理由」
・OTを脅かすセキュリティリスク「第1位」は?
・侵入経路をふさぐ?日本初の技術を採用した「仕組み」

この続きは会員限定(完全無料)です

ここから先は「ビジネス+IT」会員に登録された方のみ、ご覧いただけます。

今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。

すべて無料!ビジネスやITに役立つメリット満載!

  • ここでしか見られない

    1万本超のオリジナル記事が無料で閲覧可能

  • 多角的にニュース理解

    各界の専門家がコメンテーターとして活躍中!

  • スグ役立つ会員特典

    資料、デモ動画などを無料で閲覧可能!セミナーにご招待

  • レコメンド機能

    ​あなたに合わせた記事表示!メールマガジンで新着通知

関連タグ



処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます