サンスターは「多様な働き方」実現のために何をした？新オフィスがもたらした成果と課題

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労働人口不足やコロナ禍を経た社会情勢の変化など、さまざまな背景から新しい働き方が求められている。サンスターでは、オフィスに集まる従来のスタイルから脱却し、ハイブリッドワークを推進している。同社の総務部総務グループグループ長阿部渉氏が、制度改革や業務効率化、オフィス環境の再構築などの成果と課題を語った。

コロナ禍以前からテレワーク導入、さらなる改革に挑むサンスター

　「常に人々の健康の増進と生活文化の向上に奉仕する」を企業理念に掲げ、主にオーラルケア事業、ヘルス&ビューティー事業、モーターサイクル事業、ケミカル事業の4つの事業で構成されるサンスターグループ。同社ではコロナ禍以前からテレワークやフルフレックス勤務を導入してきたが、近年ではさらなる多様な働き方を推進するために、さまざまな改革を実施している。

　阿部氏は2018年から新オフィス開発プロジェクトに参加し、2020年12月には大阪府高槻市の新オフィス「明田コミュニケーションパーク」の立ち上げに携わった。このオフィスは2021年「日経ニューオフィス賞」のグッドデザイン賞を受賞し、CASBEE（建築環境総合性能評価システム）ウェルネスオフィス認証Sランクを取得した。さらに阿部氏は、2022年には東京・芝オフィスのリニューアルプロジェクト運営に伴う働き方改革を担当している。

「サンスターでは、ハイブリッドワークや多様な働き方に対応するために『制度改革』『業務効率化』『オフィス環境の再構築』を実施してきました」（阿部氏）

　以降では、それぞれどのような施策を行ってきたのか、具体的な取り組み内容とそこから得られた成果と課題を紹介する。

この記事の続き >>

・働く時間と場所の選択肢を広げる「制度改革」と「業務効率化」施策

・テレワーク進展で“新浮上した課題”を「オフィス環境」でどう解決？

・ハイブリッドワーク推進で見えてきた課題、解決の糸口は