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  • 2023/09/20 掲載

DXで見直す「IT運用のキソ」、意外な難度「PCとスマートフォン一元管理」のコツ

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DX(デジタルトランスフォーメーション)や働き方改革の名の下にテレワークやモバイルワークが推進されており、端末管理とエンドポイントセキュリティ対策の重要性が増している点に異論を唱える人はいないだろう。一方、企業のシステム環境の多様化やサービスの複雑化、人材不足などにより、IT運用の基礎であるIT資産管理の難易度は高まっている。本稿では「2023年現在」企業が抱えるIT資産管理の課題を整理し、解決方法を探る。
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DX推進に不可欠、「PCとスマートフォンを一元管理」には何が必要?
(Photo/Shutterstock.com)

エンドポイント管理における長年の課題

 IT運用の基礎であるIT資産管理のトピックにおいて注目すべきは、企業におけるPC管理の歴史だ。

 1990年代から2000年代前半までPCはあまり管理されておらず、せいぜい使用している部署や従業員を一覧にしている程度だった。2000年代前半から中盤には、個人情報保護法(2003年5月)の施行をきっかけに、IT資産管理ツールで管理することが主流となった。

 そして、2010年代前半から法人向けのスマートフォンの導入が加速し、スマートフォンを管理するためにMDM(Mobile Device Management)の導入が加速した。さらに、2010年代後半ごろからは、IT資産管理ツールのクラウド化を検討する企業が増えた。

 PCの管理はオンプレミス型のIT資産管理ツール、モバイルデバイスの管理はクラウド型のMDMツールと、ツールが分かれている点がエンドポイント管理における長年の課題である。

 PCの社外への持ち出しが多くなったことで、PCの紛失対策としてMDMが利用されていることもある。しかし、PC管理に必要な、Windowsアップデート管理やUSBメモリなどの記録メディアの制御、操作ログの取得などは、MDMツールには実装されていないか、「おまけ程度」であるのが実情だ。

 以下では、このエンドポイント管理における課題の解決方法を紹介する。

この記事の続き >>
・「PC管理の担当者1000人アンケート」の内実
・PC、スマートフォンの一元管理が望まれるワケ
・「AppleとAndroidの両立」はどうする?

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