【調査】6割が利用するも…生成AI・LLM活用のリアル 企業がビジネス活用に慎重なワケ
6割がビジネス利用経験ありと回答、一方で信頼性に課題も
2022年11月にOpenAIから「ChatGPT」がリリースされたことを契機に、生成AIを利用する人が急増した。ユーザーに専門知識やプログラミングが求められないといった側面から、生成AIは業務内容を詳細に理解している現場社員からの活用のアイデアが出やすく、実際の業務での活用を検討、推進する企業も増えている。
生成AIは自然言語で使えるため、ユーザーにとって利用開始のハードルが低いという特徴がある。さまざまな業界の企業が生成AIのユースケースを検討する中、業務活用を見据えて実証実験の取り組みを進める企業も見られるようになった。
しかし、PoCの段階でうまくいかず、プロジェクトが「PoC死」している企業も多い。本番環境での生成AI活用には、回答の信ぴょう性やセキュリティの観点から懸念が残るとの意見もある。こうした状況下で、多種多様な企業に対してSaaS型データプラットフォームを提供するSnowflakeは、2024年2月、生成AIおよびLLM(大規模言語モデル)の利用に関する実態調査を実施した。調査概要は次のとおりだ。
<調査概要>
調査名:生成AI・LLM利用に関する利用実態調査
調査委託先:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象者:経営層、部課長層を含む生成AI・LLM利用経験者
回答者数:412人
経営者層かつ生成AI・LLM利用経験者 103人 部課長以下かつ生成AI・LLM利用経験者 103人 経営者層かつ生成AI・LLM非利用経験者 103人 部課長以下かつ生成AI・LLM非利用経験者 103人 合計 412人
調査実施期間:2024年2月2日(金)~2024年2月5日(月)
同調査によると、経営者層、部課長以下の従業員ともに、全体の約6割が「ビジネスでの生成AIの利用経験がある」と回答している。一方で、利用を通して課題に感じたことについては、「得られた結果が正しい情報か」など、生成AI活用に伴うリスクを懸念する声もあがっている。実際の利用用途や企業が抱えている課題の内容について、アンケート調査を通して明らかにしたい。
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・経営者層と部課長以下の従業員でユースケースはどう違うのか?
・「深い情報を得られなかった」が経営者層で28.2%も
・生成AIの信ぴょう性に課題を感じた割合は?
・今後の仕事に「よい影響がある」と答えた割合は?
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