- ありがとうございます!
- いいね!した記事一覧をみる
企業の命綱であるデータ。しかし、その保護体制は本当に盤石だろうか?「バックアップは万全」と思っていても、いざ災害やランサムウェアの被害に遭うと「データを復元できない」ケースが急増している。では、本当に効果的なデータ保護、確実な復旧体制をどう築けばよいのか? 15年以上にわたり、企業のセキュリティ最前線で実績を重ねてきたレオンテクノロジー 代表取締役社長 守井浩司氏が、企業が陥りやすいバックアップの罠と、実践的な対策を明かす。
もはや「バックアップを取るだけ」では不十分な理由
2005年からサイバーセキュリティの現場で活動してきた同社の代表取締役社長 守井浩司氏は、金融機関や医療機関を中心とした講演や教育活動を通じ、セキュリティの啓蒙活動にも注力している。
そんな守井氏は「サイバー脅威や自然災害などによって、コンピューターシステムで運用・管理しているデータが喪失・漏えいする恐れは常にあります」と警告する。 企業や組織には情報資産を保護するための対策が不可欠であり、顧客情報の保護やデータ保管方法などに関する法令・規制遵守の観点からも、バックアップは欠かせない要素となっている。
しかし、「バックアップを取っているから大丈夫」と、安心するのは禁物だ。
「最新のランサムウェア攻撃事例では、バックアップを取得していたにも関わらず、データを復元できなかったという事案が多く確認されています」と守井氏は指摘する。最新のサイバー攻撃事例を意識したバックアップ取得が重要となるのだ。
さらに注目すべきは、バックアップしたデータやシステムを正常な状態に復元する「リストア」の重要性だ。「データ量が多い」「システム全体に障害が発生している」「リストア手順書の内容が古い」といった理由でリストアが滞ると、深刻な経済的損失につながる可能性がある。リストアは「どれだけ短時間で実施できるか」が肝心で、そのために常に有効な手順書を用意しておくことが重要だ。
そこでここからは、データ保護における重要項目、バックアップとリカバリの手順書準備、リストアの訓練と推奨される実施内容などについて、現場のプロが培ってきた具体的なノウハウを解説する 。
この記事の続き >>
-
・データ保護対策の10項目と「3-2-1-1-0ルール」
・リカバリ(リストア)の3要素と手順書への記載ポイント
・リストアの訓練と推奨される実施内容
今すぐビジネス+IT会員に
ご登録ください。
すべて無料!今日から使える、
仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!