レッドハット株式会社 提供コンテンツ

  • スペシャル
  • 会員限定
  • 2025/10/14 掲載

なぜAI導入は進まないのか? 97%の企業を阻む“人の介入”という落とし穴

会員(無料)になると、いいね!でマイページに保存できます。
ITインフラ部門は今、深刻な課題に直面している。増え続ける仕事量に対して限られた人材リソースで対応しなければならない現実があるのだ。実際に、AIに期待を寄せる企業は97%に上るものの、導入準備が整っていると考えている企業はわずか1.7%だという。この大きなギャップを埋めるために必要な対策とは何か。
photo
AI導入の鍵となる「自動化」とは
(Photo/Shutterstock.com)

AIが機能しない「分断されたプロセス」の問題

 企業がAIをインフラ領域で活用しようとする際、最初に立ちはだかるのが既存のプロセス構造の問題だ。現在多くの企業で見られるのは、人間同士の情報伝達によって作業が進む「分断されたプロセス」だ。

 このように、ひんぱんに人間の介入が必要なプロセスではAIは機能しない。申請書を受け取り、内容をチェックし、作業担当者に割り当てるという従来のやり方では、どこにAIを活用すればよいか分からないのが現実である。

 従来の運用では、システム運用の申請・対応チケット(ITSMチケット)やシステム資産の台帳データベース(CMDB)、監視システムといった各ツールが独立して存在し、人間がそれらの間の情報伝達を担っている。この構造では、人間が必ず介入しなければ情報が次の工程に伝わらない。結果として、方法伝達におけるヒューマンエラーを防止するための膨大なドキュメントが作成され、コミュニケーションコストが発生し続ける。こうした工程があり続ける限り、AIを導入しても効率化は実現されないわけだ。

 そこでAIを効果的に活用するためには、この人間依存の構造から脱却する必要がある。システム間のデータ連携によってインフラ作業が動くプロセスに変えていく必要がある。人間が1つひとつ情報伝達しなくても、全体の業務が動く構造を作ることが重要だが、どのように実現すればいいのだろうか?

この記事の続き >>

  • ・イベント駆動で“リアルタイムAI運用”を実現するには
    ・監視から原因分析まで“丸ごとAI任せ”にすると?
    ・暴走を防ぐ“AIガードレール”を解説
    ・5段階で進化する「自動化ロードマップ」
    ・工数9割減を実現したリアル事例

この続きは
会員限定(完全無料)です

ここから先は「ビジネス+IT」会員に登録された方のみ、ご覧いただけます。

今すぐビジネス+IT会員に
ご登録ください。

すべて無料!今日から使える、
仕事に役立つ情報満載!

  • ここでしか見られない

    2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!

  • 完全無料

    登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!

  • トレンドを聞いて学ぶ

    年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!

  • 興味関心のみ厳選

    トピック(タグ)をフォローして自動収集!

関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます


処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます