できる人ほど“守り”で摩耗する…中堅企業の“攻める力”を食い潰す「構造的な罠」
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なぜ「やりたいことはある」のに前へ進めないのか
地方では、別の壁もある。ITベンダーの営業担当がなかなか訪れず、セミナーに参加して一般論を学べても、「自社の場合はどうすればよいのか」という個別の疑問を相談する機会が限られるケースもある。問題は単に「人が足りない」ことではない。必要な人材や知見に、必要なタイミングでアクセスできないことも大きい。
さらに難しいのは、運用保守の負担を減らせば、それだけで“攻める力”が生まれるわけではない点だ。日常業務から優秀な人材を解放できても、その人が突然AIやデータ、新規事業の専門家になるわけではない。かといって、必要な専門人材をすべて採用し、自社だけで抱えるのも現実的ではない。
では、中堅企業は何を自社に残し、何を“手放す”べきなのか。人材不足を「採用」の問題だけで考えている限り、この構造からは抜け出せない。
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