• スペシャル
  • 会員限定
  • 2011/08/23 掲載

日本の中堅・中小企業が中国進出で覚えておきたいIT方面の「チャイナリスク」とその対策

記事をお気に入りリストに登録することができます。
中国市場進出の第一歩として選ばれがちな上海では、何度目だろうか、日本の中堅・中小企業の中国進出ブームが再燃している。今回のブームでは生産地ではなく市場としての中国に魅力を感じ、飲食業関連の業者が進出しているとか。ところで中国進出で遭遇するのがいわゆる「チャイナリスク」。それはIT方面ひとつとっても多数存在するが、多くのケースをヒアリングするにそれらはグループ化できる。そこでIT方面のチャイナリスクをまとめてみた。

山谷剛史

山谷剛史

海外専門ITライター。守備範囲は中国・東南アジア・インド・北欧など。現在主に中国に滞在し、中国関連の記事を複数メディアで執筆。一般誌にも時々執筆するが、とはいえノンポリティカルな執筆が基本。統計数字だけではなく、できる限り誰にでも読めて分かり、匂いや雰囲気を感じることができる記事をつくるのがポリシー。そのために裕福な人々ではなく、国民の大部分である平民層以下にスポットを当て、現地で体を張って取材。

中国人社員に対するIT対策

 中国の街を歩いてみると、上海や北京だけでなく内陸の都市に至るまで、企業はもちろんレストランや商店に至るまでパソコンは浸透しているのを見ることができよう。チェーン店・個人商店を問わず店員が何をしているか見てみれば、ゲームにチャットに映画視聴と何かしらで遊んでいるケースが多い。

 しかし自社社員に対し日本同様の感覚でただ叱ったり注意したりすることはよろしくない。日本人にとって会社勤めにおける報酬は「実働時間」が重要なファクターとなるが、中国人にとってのそれは「結果・成果による評価」が重要なファクターとなる。つまり中国人社員にとっては、ゲームをしようが仕事とまったく関係ないソフトウェアを入れようが構わないのが当たり前。さらには会社のパソコンのUSBコネクタを経由して、有象無象のデータがたくさん入った私物USBを挿したり、携帯電話を充電したり、PCでダウンロードしたデータを携帯電話に転送したり。

この記事の続き >>
   それではどのような対策をとればよいのか?
   また、システム面での注意点とは?

この続きは会員限定(完全無料)です

ここから先は「ビジネス+IT」会員に登録された方のみ、ご覧いただけます。

今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。

すべて無料!ビジネスやITに役立つメリット満載!

  • ここでしか見られない

    1万本超のオリジナル記事が無料で閲覧可能

  • 多角的にニュース理解

    各界の専門家がコメンテーターとして活躍中!

  • スグ役立つ会員特典

    資料、デモ動画などを無料で閲覧可能!セミナーにご招待

  • レコメンド機能

    ​あなたに合わせた記事表示!メールマガジンで新着通知

関連タグ



処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます