ポスト3.11のデータセンター選びの新基準、4つのポイント
落ち着きを取り戻した今だからこそ考えたい
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3.11の震災をきっかけに、データセンターに注目が集まっている。クラウド活用や災害対策、BCPを考えると、自社にデータを持つよりも圧倒的に安全なデータセンター活用は無視できない選択肢であり、この流れは当然だろう。ただ、一時的な過熱感の中で議論されていたことには見直しも入り、電力需要がピークを迎える夏を過ぎて、ようやく冷静な議論が行える土壌が整ってきた。こうしたことから、本稿では新たに見えてきたデータセンター選びのポイントを紹介したい。
データセンターの真の実力が試された震災
クラウドの活用や災害対策、BCPのインフラとしてデータセンターが注目されている。特に3.11の震災をきっかけに、東京都内のデータセンターを利用していた企業の中には、西日本および海外も含めたデータセンターの検討を始めたところも少なくないようだ。だが、データセンターのロケーションは重要ではあっても1つの要素にすぎない。耐震性、電源、障害発生時の対応……など、都内のデータセンターの総合力が試されたのが、3.11の震災、その後の電力問題だった。
以下では、いまだからこそ考えたいデータセンター選びのポイントを4つに分けて紹介する。今後のデータセンターを選定するうえで見るべきポイントを再確認し、参考としていただきたい。
データセンター選びのポイント
- 1．燃料
- 2．柔軟性
- 3．集積率と熱効率
- 4．コスト
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