スターコンサルティング株式会社 提供コンテンツ

  • スペシャル
  • 会員限定
  • 2018/08/31 掲載

海外進出における重要点、子会社の不正リスクを根元から断つ方法はあるのか?

記事をお気に入りリストに登録することができます。
海外子会社や孫会社を持つ企業の不正事例が後を絶たない。親会社に比べると事業規模が小さかったり、不正額そのものが少ないことも多いため表沙汰になりにくいものの、不正会計の修正に伴う損金処理や横領などで億単位の損失を計上するケースもある。すでに積極的に海外への進出を果たしている中堅成長企業についてはもちろんのこと、これから海外進出を検討している新興成長企業や、IPOを目指すスタートアップにとっても子会社の不正リスクは決して軽視できないものだ。しかし、リスクヘッジのための有効なガバナンスの構築、適用の具体的な方法論については、各社試行錯誤を繰り返しているのが現状だ。

photo
不正会計が起こる仕組みをまずは改めなくてはならない
(©cameravit - Fotolia)

海外子会社の不正が後を絶たない最大の理由

 海外子会社や孫会社における不正会計や横領の事例は例年相当数発生しており、その原因は、会計、税務、内部統制、コンプライアンス、ITなどの不備、無理解であると言える。

 たとえばインドに子会社を持つある部品メーカーでは、現地の業務処理統制が十分に機能していなかったため、現地社員による不正が発生した。この会社では、息のかかった仕入先に対し、子会社の所長が通常より高い単価で発注し、キックバックを受けていた。

 ほかにも典型的な不正事例としては、不良在庫や滞留在庫を処分するために廃棄したように会計処理し、実際は他業者に廃棄品(と見せかけた正常品)を横流しし、裏で利益を得るような例が挙げられる。

 通常出荷ならば納品書や請求書などでチェックできるが、廃棄処理は自社内で手続が完了してしまうため、承認などの手続が適正に実施されていないと、何が行われているのかも把握しづらくなってしまう。

この記事の続き >>
・海外子会社の不正が後を絶たない最大の理由
・あのシステムが「不正抑止に効く」ワケ
・システムコンセプトと現場業務とのギャップを埋めるには
・課題を確実に解決する、「段階的」なアプローチとは?

この続きは会員限定(完全無料)です

ここから先は「ビジネス+IT」会員に登録された方のみ、ご覧いただけます。

今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。

すべて無料!今日から使える、仕事に役立つ情報満載!

  • ここでしか見られない

    2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!

  • 完全無料

    登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!

  • トレンドを聞いて学ぶ

    年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!

  • 興味関心のみ厳選

    トピック(タグ)をフォローして自動収集!

関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます


処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます