なぜRPA導入が頓挫するのか?業務プロセス改革プロジェクトを成功させる秘訣とは?
オートメーションはジャーニーと捉える企業規模のCognitive Enterprise Automation

RPA導入における「3つの課題」とは
現在、多くの企業がRPA・Automation(自動化)の導入・活用に取り組んでいる。その背景には少子高齢化による労働力人口の減少と、それにともなう人件費の高騰が挙げられる。最近では「働き方改革」による残業抑制やワークライフバランスの意識の高まりもあり、さらに、劇的に変化する市場に対応するため、RPA・Automation(自動化)で削減したコストや人を、新たな領域に投資することを企図する企業も少なくない。
日本ビジネスプロセス・マネジメント協会の調査によれば、RPAの対象となる業務としては「会計・財務」「人事・労務」などの管理系業務が上位を占める。企業がこうした間接部門のコストを削減し、新たな投資に回そうとしていることは容易に想像できる。
実際、RPA市場は活況だ。多くのRPAベンダーが登場し、選択できる製品も豊富に揃っている。ただし、ある調査では、RPAプロジェクトの約50%は失敗していると報告されている。非常にショッキング結果だが、失敗の中身を詳細に見ていくと、主に次の課題が見えてくる。
・目先のRPA導入はやってみたものの、本格導入に進めない
・人件費が期待通りに削減できない
・従業員の反発
PoCレベルでRPAを導入しても、それを部門全体や会社全体にスケールできない。あるいは、業務は削減できても、それが人件費の削減につながらない。さらには、従業員の反感を招いてプロジェクトが頓挫したり、各部門が勝手にRPAを導入して、情報システム部門の統制下にない"野良ロボット"が増えてしまったりするのだ。
こうした問題はなぜ起きるのか。また、こうした事態を避け、RPA導入を成功に導くには、企業は何をすべきなのだろうか。
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