テレワーク最大の懸念…“セキュリティ確保”がそう簡単ではない理由

テレワークのセキュリティ、旧来の仕組みでは不十分
2020年4月に発令された緊急事態宣言を受けて急速にテレワークへの移行が進んだ。しかし、このテレワーク移行はイレギュラーなものであり、その環境をセキュリティ度外視のいわば“急ごしらえ”で整備した企業も少なくない。こうした企業では、本質的なテレワーク環境の整備が「With/Afterコロナ」に向けた大きな課題となっている。たとえば今回のコロナショックを受けて私用端末を業務利用するBYOD(Bring Your Own Devise)を活用してテレワーク移行した企業も多い。企業としては導入コストを抑えることができることから、テレワークの早期導入に最適な施策だ。しかしながら、こうしたBYODの場合、プライバシーの観点から「MDM」(モバイル端末管理)の導入が難しく、誰でも自由にデータを個人端末に保存できる状態になりがちなため、企業として情報漏えいリスクが残る。
一方で、会社支給の端末の情報漏洩対策には「リモートワイプ」(遠隔消去)が有効と言われているが、その成功率が実は6~16%程度(注1)と必ずしも安心できる状況ではない。
こうしたさまざまなセキュリティリスクを考慮すると、そもそも「端末にデータを残さない」ことが解決策ではないだろうか。
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