“コロナ後”の新製品開発や新市場開拓をどう進めれば良いか? グローバル市場における「ナレッジ戦略」の立て方
グローバル市場獲得は「待ったなし」の状況

経営コンサルタント
野間 彰 氏

法人営業本部 事業法人営業第一部
アシスタントマネージャー
久保 凜太朗 氏
新市場開拓や新規事業開発の重要性は高まっているが、こうした状況について、アクト・コンサルティングの野間氏は「先進国の経済成長率は、コロナ以前は1%台だったものが、コロナ禍ではさらに低下している。これまで以上に低成長が見込まれる市場環境で、いかに知的生産性を高めるかが大きなテーマとなる」と述べた。
そして、グローバルを視野に入れた新市場開拓や新規事業開発については「危機感を持って取り組む企業と、まだまだ楽観的な企業の二極化が進んでいます」と指摘し、これまで楽観的だった企業も「今回のコロナが引き金となり、待ったなしの状況にもなりかねません」との見解を示した。
一方、オリックス 法人営業本部 事業法人営業第一部 アシスタントマネージャーの久保 凜太朗氏は、「実質GDP規模予測を見ると、日本のGDP規模のシェアは2000年以降、徐々に低下傾向にあります。グローバル市場を獲得しなければ成長は望めない状況です」と説明する。「海外売上比率の高い企業ほど売上高が伸びている傾向からも明らかでしょう」という。
イノベーションのためには、次の成長領域の「シーズ」を見極めることも重要だ。久保氏によれば「10年前には経営危機にあった、とあるSI会社では、自動運転が今後の成長領域であると見極め、研究開発投資を積極的に行った。その結果、事業の芽が出て現在では同社の成長の柱になっている」という。
では、識者が考える「グローバルを見据えた新規事業開発」を進める上で、企業が取り組むべき課題とは何か。議論は、課題に直面する際の解決方法などへ展開していく。
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