【事例】「シンプルに守る」NTT東日本関東病院がログを“映像”で残す理由

遠隔保守で使用していたISDN回線の廃止
NTT東日本関東病院は、NTT東日本が運営する企業立病院である。NTTグループが運営する病院の中でも最大の病床数を持つ同病院は、救急を含む多様な分野の「急性期医療」、高度な「がん治療」、近隣の医療機関との「医療連携」、訪日・在留外国人患者への対応などの「国際化」という大きく4つの特徴を持つ。
同病院をITで支えているのが、運営企画部である。病院内のサーバルームには、電子カルテをはじめとする病院の運営に必要なさまざまなシステムが集約され、運営企画部によって運用管理されている。
患者情報などの秘匿性の高い情報を扱うため、すべてのシステムは厳格なセキュリティポリシーに従って運用されているのは言うまでもないが、こうしたセキュリティの仕組みを大きく見直さなければならない事態が迫っていた。それが、ISDNサービスの終了だ。同病院 運営企画部の吉中 正史氏は、次のように説明する。
「サーバルームには約50システムのサーバを設置し、さまざまなシステムを運用しています。各システムは異なるシステムベンダによって開発、導入されているため、トラブルが発生すると各システムベンダに対応をお願いします。近隣であれば、当院に来ていただいて対応してもらえますが、遠隔地のシステムベンダの場合、ISDN回線を通じてシステムにログインして対応してもらいます。ところが、ISDN回線が2024年に終了することが決まり、それに伴う対応が必要になったのです」(吉中氏)
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