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  • 2021/04/07 掲載

エッジAIの先?「エンドポイントAI」がもたらすビジネスチャンスとは

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近年、エッジAIの搭載された「エッジデバイス」で実行されるAIアプリケーションへの要求が複雑化しており、ますます高度なテクノロジーが求められるようになってきた。こうしたエッジAIや、さらにその先にある、よりデバイス側でのAI処理を実現する「エンドポイントAI」を事業として成功させるには、いかに小さく電力効率に優れ、セキュアな半導体を低コストで設計・開発できるかがカギを握る。ここでは、「エンドポイントAI」をビジネスに結びつけるための具体的な方法を解説する。

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エッジAIより、末端側でAI処理を実現する「エンドポイントAI」。ビジネスとしての可能性とは…
(Photo/Getty Images)
 

「エンドポイントAI」のインテリジェンス化とは?

 現在、半導体業界に追い風が吹いている。それをもたらしている動きとして注目したいのが「IoTとAIの融合」だ。たとえば、ノートPCとスマートスピーカーの融合、スマートフォンのセキュリティホームゲートウェイへの転用、ロボットによる外科手術、監視カメラとAIによる画像認識、自律性を持ったファクトリーオートメーションなどがAIとIoTの融合の事例として挙げられる。

 このように、IoTとAIの融合はあらゆる分野で新たな可能性が切り拓いてくれるが、中でも注目したいのが、エッジAIよりも末端側でAI処理を実現する「エンドポイントAI」のインテリジェンス化の分野だ。

 そもそも「エンドポイントのインテリジェンス化」とは、どのようなことを指すのだろうか。水位計を例に考えてみよう。たとえば、水位計の測定方法をデジタル測定に変えるのはインテリジェンス化と言えるだろうか。これは、測定方法が変わるだけで、本質的な変化はないためインテリジェンス化とは言えない。それでは、水位計に通信機能を付けて遠くからでも観察可能にしたり、設定した水位を超過もしくは下回った際にアラートを鳴らしたりできるようにするのはどうか。これは、水位計を人が定期的に確認すれば済む話かもしれない。

 水位計のインテリジェンス化とは、人間ができないレベルの複雑な仕事をさせることだ。それを可能にするには、エンドポイントである水位計に「AI」を取り入れるという方法が考えられる。このように、エンドポイント側にAIによる複雑な処理機能を持たせたIoTデバイス、つまりエンドポイントAIは、将来的に魅力的なデバイスやサービスを生み出す可能性があるのだ。

 ただし、エンドポイントAIは動作環境や省エネといった制約条件が非常に厳しく、かつ単価も安くなければならないなど、市場参入が大変困難な領域でもあるため、要件を適切に拾い上げ無駄なく作り込んでいく必要がある領域でもある。そこで、ここからは、「エンドポイントAI」の特徴を解説しつつ、それらを自社の事業に組み込む際のポイントを解説したい。

この記事の続き >>
・AI処理における3Vとは?
・エンドポイントをインテリジェンス化するための技術
・究極の差別化である「半導体内製化」における壁を打ち破る方法

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