デロイト森正弥氏が説くエッジコンピューティング、工場・小売・医療の注目事例とは
エッジコンピューティング登場の背景
「モノ売りだったビジネスがサービス化していくというのがポイントです。常にネットワークでつながり、リアルタイムでの監視や未来予測ができ、さらにアクションが可能になれば、モノを売って終わりではなく、メンテナンス、カスタマーサービスなどにもビジネスを広げることができるようになります。また、常に顧客とつながり、フィードバックを受けて改善することで、顧客エンゲージメントの向上が図れます。このようにビジネスを新しいモデルに進化させていくことができるわけです」(森氏)
ただ、クリアしていかなければならない課題もある。たとえば工場の現場や医療においては、高精細な画像データの複雑な解析を高速に行う必要がある。そこには、保護すべきセンシティブなデータもあり、クラウドにそのまま上げてしまうことに懸念もある。リアルタイム性が必要なアプリケーションならば、クラウドとの往復による遅延も看過できない。
「こうしたクラウドの課題をクリアし、かつオンプレミスよりもデータを活用しやすいアーキテクチャーとして、クラウドよりも現場に近い位置で処理を行うエッジコンピューティングが今注目されるようになっているのです」(森氏)
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