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  • 2021/08/30 掲載

中堅中小企業にも迫る2025年の崖、「レガシー脱却とDX」の最善シナリオとは?

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経済産業省が警鐘を鳴らした「2025年の崖」は、レガシーな基幹システムを使っているすべての企業が直面している課題だ。大手企業では、かなり対策も進みつつあるが、多くの中堅中小企業にとっては、いまだ“手つかず”の状態ではないだろうか。スクラッチで再構築する方法からERPパッケージに切り替える方法まで選択肢は多様だが、自社にとっての最善策はどれなのか、迷っている企業は多いはずだ。ここでは、その最善の手を考えてみたい。

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中堅中小企業にも別け隔てなく「2025年の崖」は迫っている
(Photo/Getty Images)

「2025年の崖」への対応が遅れる中堅中小企業とERPが抱える課題

 経済産業省が2018年9月に公表した「DXレポート」は、老朽化・複雑化・ブラックボックス化した既存システムが抱える課題を「2025年の崖」と印象的なフレーズで厳しく指摘した。あれから数年が経過した現在、大手企業を中心にデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みが活発化し、レポートで指摘されたレガシーシステムの刷新も進みつつある。

 しかし、中堅中小企業に目を転じると、状況はあまり変わっていない。いまだにオフコンをはじめとするレガシーシステムが利用され、ベンダーのサポート切れや技術者不足に直面している企業は少なくない。

 オープンシステムに移行している企業でも、ワークフローでの決裁や請求書の電子化などが求められる一方で、情報システム部門は慢性的に人手が足りず、現行システムの運用で手一杯というのが現実だ。

 このまま2025年を迎えると、システム構築に携わったベテラン社員が定年を迎え、システムは本当にブラックボックス化してしまうだろう。

 こうした事態を打開するため、改めて統合基幹業務システム(ERP)の導入や刷新を検討する企業は多い。ところが、実際にERPを導入した企業の現場からは「よけいな業務が増えた」といった声が聞こえてくるという。それは、なぜなのだろうか。そして、仮にERPが“使えない”としたら、中堅中小企業がレガシーシステムを刷新し、2025年の崖を克服する最適解は、どこにあるのだろうか。

この記事の続き >>
・複雑な商流には既製品とスクラッチ開発の「両方の良さ」が必要
・何十年も使い続けたレガシーな基幹システムから脱却した2社の事例
・レガシーシステムから確実に脱却し、2025年の崖を越えるために

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