某証券会社「年間数億円の人件費削減」、開発工数を激減させた“ある工夫”とは

高品質のアプリケーション開発には本番環境と変わらないデータが必要
アプリケーション開発において、バグは早期に見つかるほど影響が少ない。設計やテストの初期段階でバグが明らかになれば、前の段階に戻って検証する手間も少なく負荷が小さくなる一方、工程の後になればなるほど修正の負荷は大きくなる。こうした点を踏まえ、バグを最小限に抑えてアプリケーションを開発するには、初期段階から本番データを使用してテストすることが効果的だが、本番データを使用したテストには情報漏えいのリスクがある。そのため、外部ベンダーにアプリケーション開発を委託する場合には、個人情報が含む本番データは渡せない。
しかし、テスト用のダミーデータでは、本番環境に登録されているデータのパターンを網羅することは難しく、アプリケーションのテスト品質には限界がある。そこで必要となるのが、情報漏えいが起こったとしても影響のほとんどない「本番データに近いテスト用データ」の活用である。
それでは、どのように外部ベンダーにも渡しても個人情報の漏えいの心配がなく、かつ適切なテストができるデータを用意できるのだろうか。
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