ニッセイ情報テクノロジー事例:災対運用自動化とDRシミュレーションで復旧時間40%短縮
ニッセイ情報テクノロジーは、「保険・共済」「年金」「ヘルスケア」領域を事業の柱に、さまざまなITサービスを提供している企業だ。その基盤となっているのが、テナントごとに完全に分離された専用の仮想環境を運用オペレーションをセットで提供する「NISSAY ITクラウド」である。顧客には災害時でも24時間以内の復旧をSLAで保証しているが、災対運用は人手に頼っていたため、人件費や教育費のコストが膨らんでいた。そこで同社は、災対運用を自動化し、DRの復旧作業をシミュレーションできる仕組みを導入。1人で複数のシステムを担当し、復旧までにかかる時間(RTO)を30~40%短縮することに成功した。