実は脆弱なWebブラウザ、不審なアクティブコンテンツから守る「分離ブラウザ」とは
Webブラウザはビジネスにおいて最も重要なアプリケーションの1つだが、攻撃に対して最も脆弱でもあり、マルウェアやデータの流出、企業ネットワークの侵害など、さまざまな脅威に晒されている。ブラウザの高機能化に伴い、攻撃者が悪用できる脆弱性も無制限に増え、FlashやJavaScriptなどのアクティブコンテンツも防御回避に利用されているのが現状だ。こうしたエンドポイントでのアクティブコンテンツ実行に起因するセキュリティ上の課題を解決するテクノロジーが「リモートブラウザーアイソレーション」だ。分離ブラウザという概念を中核に、エンドポイントを不審なアクティブコンテンツから防御する。本書は、リモートブラウザーアイソレーションの実用化に向けた5つの要件とそれを満たす方法について説明する。