静岡ガス事例:コロナ禍で感じた「VPN接続の限界」、新たに選んだ情報通信基盤とは
静岡市を中心に都市ガスを供給している静岡ガスでは、さまざまなクラウドサービスを導入して場所にとらわれないコミュニケーションを実現し、一部の従業員についてはVPNを用いて在宅勤務が可能な体制を整えてきた。そんな中、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、約1900名を在宅勤務対象にしたところ、帯域やVPNの同時接続数が足りず、VPNが切断されてしまうなど、従業員に不便を強いる状態となってしまった。VPNを用いたリモートアクセスに限界を感じた同社は、ネットワーク機器や回線のサポート期限を迎えたことを機に、新たなソリューションの検討を開始。本書は、同社がどのような情報通信基盤を構築したか、詳細な経緯を紹介する。