記事 経営戦略 「日本再起動」の日は近い? AI時代のICTが経済復活に「期待大」と言える理由 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第161回) 「日本再起動」の日は近い? AI時代のICTが経済復活に「期待大」と言える理由 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第161回) 2023/08/15 ICT市場の発展と拡大に寄与することを目的に創設されたMM総研大賞の授賞式が7月に開催された。20回目となる今年は、高速大容量・多数同時接続・超低遅延という5Gの特性を生かした技術やそれらに対応したセキュリティなどに加えて、ICTと連動したロボット技術など14の製品とサービスが表彰された。その中で大賞に輝いたメディカロイド社の「hinotoriサージカルロボットシステム」は、日本が得意とする領域の挑戦を象徴しているようだ。今回はMM総研大賞から読み取れる日本再起動の可能性を考えてみよう。
記事 政府・官公庁・学校教育 令和5年版情報通信白書とは? 総務省が最新版で推す「データの価値と使い方」 令和5年版情報通信白書とは? 総務省が最新版で推す「データの価値と使い方」 2023/08/14 総務省は2023年7月4日、「新時代に求められる強靱・健全なデータ流通社会の実現に向けて」を特集テーマとした令和5年「情報通信に関する現状報告」(令和5年版情報通信白書)を公表した。本白書では、日本の通信インフラの進化に伴うデータの流通の進歩を整理し、データの流通と利用の現状と課題、動向などを分析している。さらに、データを活用したさまざまなサービスの恩恵をすべての人が享受できるデータ流通社会の実現に向けた取り組みを展望している。本記事では、新時代に求められる強靱・健全なデータ流通社会を中心に、本白書の全体像とデータ流通社会の実現に向けた取り組みやICT政策の動向などのポイントを解説する。
記事 地銀 【メガ・地銀62行のDX調査ランキング】三井住友?MUFG?みずほ?顧客接点が優れた銀行 【メガ・地銀62行のDX調査ランキング】三井住友?MUFG?みずほ?顧客接点が優れた銀行 2023/08/14 「第一地銀・メガバンクDX推進状況レポート」によると、地銀のDXの急速な進行状況が見えてきた。特徴的なのは、PCからスマホへのユーザーの使用デバイスの変化に合わせて、地銀の対応が急速に進んだことだ。今回は「顧客接点のデジタル化」について、メンバーズルーツカンパニーの三角恭平氏と佐々木悠花氏に解説してもらった。最も取り組みが先進的な銀行とは。
記事 インボイス・電子帳票 【マンガ】期間は「24」カ月、テロ捜査官風の男が尋問、電帳法対応のすべてを吐かせる 【マンガ】期間は「24」カ月、テロ捜査官風の男が尋問、電帳法対応のすべてを吐かせる 2023/08/14 2022年から2年間、つまり「24」カ月の宥恕(ゆうじょ)期間が設けられた改正電子帳簿保存法。期間の終了まで残りあと……。ある会社の経理部長 久場は、リミットが迫るにもかかわらず何も対応できていないことに、某“テロ捜査官”ばりの焦りを見せる。対策ツールが乱立しているため、どれを導入すべきか活路を見出せないのだ。しかし隣にいた経理部員の井田は「まだ大丈夫ですよ」と余裕の表情を見せる。こいつ、何か知っているようだ。これより久場による尋問が始まる。
記事 金融政策・インフレ マイナ保険証は誰のため? なぜ政府は普及を急ぐ? 理解できない“不合理”政策の謎 マイナ保険証は誰のため? なぜ政府は普及を急ぐ? 理解できない“不合理”政策の謎 2023/08/14 政府はマイナ保険証(マイナンバーカードの健康保険証利用)を有していない人に「資格確認書」を交付する。これは、現在の保険証と実質的に同じものだ。しかし、発行にかかる事務量は大変なものになる。問題はそれだけではない。面倒な上にトラブル続出でも、政府はなぜここまで執着するのか。
記事 AI・生成AI 企業のAI投資「急拡大」で72兆円市場へ、クラウドよりも優先、予算の割合は? 企業のAI投資「急拡大」で72兆円市場へ、クラウドよりも優先、予算の割合は? 2023/08/12 生成AIの登場で、企業のAI支出がさらに拡大する見込みだ。米国大手企業では軒並みAI予算が拡大傾向であることが判明。一部では、クラウドコンピューティングよりも優先度が高い項目となっているという。また、アジア地域では北米よりもAI予算の拡大が顕著で、さらにAI人材のグローバルハブとして台頭しているインドでも国内企業によるAI支出・投資が増加した。各地域のAI支出動向を探ってみたい。
記事 リーダーシップ 知られざるピクサー誕生物語、「ディズニーになれない」挫折した天才がたどり着いた選択 知られざるピクサー誕生物語、「ディズニーになれない」挫折した天才がたどり着いた選択 2023/08/11 1 ピクサーは1995年以降、27本の長編アニメーション映画を作り、『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』をはじめいずれも高い評価を得てきました。「映画は水物」と言われる中、なぜ同社は続々とヒット作を生み出せるのでしょうか。そのカギを握るのがスティーブ・ジョブズ氏とともにピクサーを設立、のちにウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの社長も務めたエド・キャットマル氏です。キャットマル氏の半生をたどりながら、ピクサーの成功の秘訣を前後編に分けて探っていきます。前編となる今回は、意外と知られていないピクサー誕生の裏側が見えました。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 ランサムウェア対策の「誤解」、バックアップがあっても安心できない理由 ランサムウェア対策の「誤解」、バックアップがあっても安心できない理由 2023/08/10 近年、ランサムウェア攻撃による被害が多発・高度化している。これらの対策としてデータのバックアップは重要だが、それだけで十分というわけではない。バックアップデータへの被害事例も多く発生しているのだ。ランサムウェアの脅威から組織のデータを安全に守るためには、どのような対策を講じればよいのだろうか。
記事 量子コンピューター 量子コンピューティングの「ホントの凄さ」知っていますか? 実力を引き出すポイントとは 量子コンピューティングの「ホントの凄さ」知っていますか? 実力を引き出すポイントとは 2023/08/10 ここ数年、ビジネスに大きな変革をもたらすとの期待から注目を集めている量子コンピューティング技術だが、「実際に使ってみたが、期待した効果が得られない」や「どのような使い道があるのか分からない」といった声も耳にする。このように技術の持つポテンシャルや期待の高さとは裏腹に、うまく使いこなせている企業はそれほど多くないようだ。本記事では、NECが開催したセミナー「数理最適化・量子技術の専門家対談~イジングマシンの特長とビジネス活用メリット~」(2023年7月6日)で語られた、量子コンピューティングが持つ特長を最大限に生かすポイントを紹介する。
記事 営業戦略 Zoomが狙う「ビデオ会議の“次”」- 顧客体験と従業員体験を変革する新製品の価値とは Zoomが狙う「ビデオ会議の“次”」- 顧客体験と従業員体験を変革する新製品の価値とは 2023/08/10 2023年7月7日、Zoomはリアルイベント「Zoom Experience Day Summer」を開催した。これは前日に同社が発表したコンタクトセンター向けソリューション「Zoom Contact Center」、および会話型AIチャットボット「Zoom Virtual Agent」の日本語版の提供開始に合わせて開催されたイベントだ。これらの製品以外にも、クラウド電話システム「Zoom Phone」をはじめ、OpneAIと連携した「Zoom IQ」、イベント管理に特化した「Zoom Events」などの製品概要や活用事例が伝えられた。現在、アーカイブ動画も配信中だ。本記事ではイベント内容から見えてきた同社の戦略と最新製品の見どころをレポートする。
記事 クラウド 【マンガ】オンプレだけどクラウド?リプレースに頭を抱える情シスが辿り着いた「答え」 【マンガ】オンプレだけどクラウド?リプレースに頭を抱える情シスが辿り着いた「答え」 2023/08/10 オンプレミスで運用している基幹システムのリプレースを迎えた、情報システム部の納谷見と保良。どうせならオンプレミス環境の課題を解決するため、クラウドへの移行も検討したいところ。しかし、セキュリティの高さやカスタマイズ性を考慮するとオンプレミスを踏襲することが無難か──頭を抱えていた情報システム部が出した答えとは?
記事 コンプライアンス総論 Cofinity-Xとは? BMW・メルセデス・VWら欧州企業10社が設立した「新組織の目的」 Cofinity-Xとは? BMW・メルセデス・VWら欧州企業10社が設立した「新組織の目的」 2023/08/10 これまで欧州では、企業・業界間の垣根を超えてデータを共有し、新たな付加価値の創出を目指す取り組みが推し進められてきました。たとえば、欧州統合データ基盤プロジェクト「GAIA-X」や、GAIA-X上のユースケースであり、自動車サプライチェーンに関わる企業間でデータ交換・共有が行えるプラットフォーム創出を目指す「Catena-X」などがあります。今回は、Catena-Xのユースケースの運用・採用を促進する目的で、欧州の自動車業界が立ち上げた「Cofinity-X」について解説します。
記事 株式・債券市場・資金調達 好決算「メタ株」今後の見通しは?100億ドル超で好調「リール」の一方「Threads」は… 好決算「メタ株」今後の見通しは?100億ドル超で好調「リール」の一方「Threads」は… 2023/08/10 1 7月26日、メタが2023年4~6月期の決算を発表し、7四半期ぶりの最終増益となった。7月6日にリリースされ、Twitter(現X)キラーとしても騒がれた新たなSNS「Threads(スレッズ)」の今後が早くも不安視される中、メタの今後の収益と株価について、米モーニングスターの見解を紹介する。
記事 ネットワークセキュリティ・VPN SD-WANとは何かをわかりやすく解説、メリットやVPNとの違いなど SD-WANとは何かをわかりやすく解説、メリットやVPNとの違いなど 2023/08/10 1 デジタル活用によって企業の付加価値を高めようと、DXの取り組みが活発化している。DXを進める上でクラウドは必須である一方、ネットワークに関するクラウド対応はあまりなされていない。そこで企業が続々と導入しているのが、SD-WAN(Software Defined-Wide Area Network)だ。これは、ネットワークを外部ソフトウェアから制御するテクノロジーを指す。本記事では、アイ・ティ・アール(ITR)の甲元 宏明氏監修の下、SD-WANの仕組みやメリットなどについて初心者の方にもわかりやすく解説する。併せて、主要ベンダーや選定ポイント、導入ステップについても紹介する。
記事 その他 ソフトバンクGが4776億円の赤字 / 米テスラCFOが退任 ソフトバンクGが4776億円の赤字 / 米テスラCFOが退任 2023/08/09 今週(2023年8月3日~8月9日)のIT関連ニュースを紹介します。
記事 金融ガバナンス・内部監査 「ビッグモーター不正」の衝撃、“損保そのもの”の信頼回復へ各社の対応と論点まとめ 「ビッグモーター不正」の衝撃、“損保そのもの”の信頼回復へ各社の対応と論点まとめ 2023/08/09 1 ビッグモーターをめぐる報道は過熱しており、当初の保険金不正請求から、オーナー経営者による企業体質、ガバナンスの問題や除草剤散布による街路樹の損害にまで広がりを見せている。単独企業による不正行為ということであれば、その企業が必要な処罰を受け、信用を失うだけだ。一方本件は、同社と損害保険会社との関係の中で、「自動車保険そのもの」に対する信頼を失墜させる可能性もある。保険請求をめぐる不正の内容を整理するとともに、今後の展開を考えてみたい。
記事 航空・宇宙・軍事ビジネス ボーイングの予測航空機需要は20年間で「4.2万機」期待かかる脱炭素航空機 ボーイングの予測航空機需要は20年間で「4.2万機」期待かかる脱炭素航空機 2023/08/09 コロナ禍が収束に向かう中、航空機の運航数や輸送力は順調な回復をみせている。業界をけん引するのは、大手ボーイングだ。現在、新世代機777Xの認証試験を進め、ウィスク・エアロによる脱炭素社会に貢献するUAMの開発を進めている。航空業界を取り巻く環境とボーイングの展望を追った。
記事 地銀 【銀行のUX調査】順位が大幅変動、メガバンクを抑えた1位はあの地銀だった 【銀行のUX調査】順位が大幅変動、メガバンクを抑えた1位はあの地銀だった 2023/08/09 ここ1~2年、地銀のDXが急速に進んでいる。金融機関のDX動向を調査するメンバーズルーツカンパニー社が発表した「第一地銀・メガバンクDX推進状況レポート」(2023年5月)によると、2020年12月に2022年7月に続く3度目の調査レポートである。前回調査からのスパンは短いがその順位は大きく変わった。地銀のDXの現状、メガバンクとの比較、地銀ごとの差が生じる要因について、調査を担当したメンバーズルーツカンパニーの三角恭平氏に解説してもらった。
記事 AI・生成AI AI時代メディアが生き残るには? 深津貴之氏らが予測、今後メディアはこう進化する AI時代メディアが生き残るには? 深津貴之氏らが予測、今後メディアはこう進化する 2023/08/09 1 ChatGPTをはじめとする生成AIの急激な進歩により、今メディア業界は大変化の波に晒されている。「AIはメディアの味方か? 敵か?」をテーマに、AI活用の情報発信で注目を集めるTHE GUILD 代表取締役を務める深津貴之氏、Gunosy 取締役の西尾健太郎氏をスピーカーに迎え、AI活用に取り組む海外メディアの先進事例をはじめ、メディアの生き残り戦略を議論した。両氏が考える、AI時代のメディア像とは。
記事 流通・小売業界 苦戦する「無印良品」と何が違う? ダイソー・3COINSが生活雑貨で絶好調の理由 苦戦する「無印良品」と何が違う? ダイソー・3COINSが生活雑貨で絶好調の理由 2023/08/08 1 生活雑貨業界は戦国時代に突入している。ここ数年、業界トップを走る無印良品(良品計画)を脅かす存在として、インテリア雑貨のニトリ、低価格帯のダイソー、セリア、3COINSが同じ生活雑貨の市場で台頭してきている。特に、無印良品にとって脅威になりそうなのが、ダイソーを運営する大創産業、3COINSを運営するパルだ。勝敗は何で決まるのか。今、生活雑貨業界で起きつつある変化を解説する。
記事 収入・給与 先進国最悪、日本の相対的貧困率…ひとり親の2人に1人が“貧困”のリアル 先進国最悪、日本の相対的貧困率…ひとり親の2人に1人が“貧困”のリアル 2023/08/08 4 厚労省が7月に発表した日本の最新の貧困率は、3年前に比べて改善したものの、米韓にも抜かれ先進国の中で最悪となった。実際、コロナ前の2018年よりも、生活が苦しくなった実感がある人は少なくないだろう。しかし、数値を見れば日本全体の貧困率、子どもの貧困率、ひとり親世帯の貧困率も改善はしている。この状況をどう捉えるべきだろうか。仕組みとともに、日本の貧しさの実態を解説する。
記事 ロボティクス 顧客の言いなりから脱却へ……物流業界を大変革する「ロボットサブスク」という新潮流 顧客の言いなりから脱却へ……物流業界を大変革する「ロボットサブスク」という新潮流 2023/08/08 物流ロボットと言えば、相当の覚悟をした上で導入するものだ。当然だろう。以前の物流ロボットは、数千万円から億円単位の投資を必要としたからだ。だが現在、1台当たり月額数十万円で導入できる物流ロボットのサブスクリプションサービスが登場し、注目を集めている。人手不足が深刻化する物流現場の生産性向上と、物流ビジネスの変革を可能にするゲームチェンジャーとして存在感が増しているのだ。なぜこの物流ロボットのサブスクという新潮流に期待が高まっているのだろうか。
記事 地銀 ふるさと納税で「地域間格差」拡大、総務省「5割ルール」へどう対応する? ふるさと納税で「地域間格差」拡大、総務省「5割ルール」へどう対応する? 2023/08/08 良くも悪しくも話題に事欠かないふるさと納税であるが、本年10月より総務省による適正化策が発効することとなった。筆者らが所属する地域公共政策チームでは、複数の自治体のふるさと納税の適正化支援を実施しており、筆者(大野、坂田)はいずれも総務省の「地方公共団体経営・財務アドバイザー」を拝命してもいる。本稿では自治体の現場での支援活動から得られた問題意識を念頭に、今後のふるさと納税を巡る規制や費用支出のあるべき姿を提言することとしたい。
記事 セキュリティ総論 TSMC関連企業がランサムウェアで7,000万ドル要求される──真の危険性を調べると? TSMC関連企業がランサムウェアで7,000万ドル要求される──真の危険性を調べると? 2023/08/08 2023年6月30日付で、CNNをはじめ各メディアが「台湾TSMC(台湾積体電路製造)の関連企業がランサムウェアの攻撃を受け、7,000万ドルの身代金を要求されている」と報じた。TSMCという世界的な半導体メーカー(ファウンドリ)の名前が挙がり、7,000万ドルという破格の身代金は過去にあまり例がないため比較的大きなニュースとなった。しかし、本当に重大なインシデントだったのだろうか? 事件を過小評価するのも危険だが、過大評価は攻撃者を利することにもなる。
記事 デザイン経営・ブランド・PR 任天堂は「歴代マリオシリーズ」でいくら稼いだ?独特すぎる“商売の仕組み”を大解説 任天堂は「歴代マリオシリーズ」でいくら稼いだ?独特すぎる“商売の仕組み”を大解説 2023/08/07 1 スーパーマリオが映画業界で空前絶後のインパクトを残している。東宝東和によると、2023年4月28日公開の『The Super Mario Bros. Movie(ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー)』の興行収入は約13.5億ドル(約1,900億円、6月26日時点)を突破。これは『アナと雪の女王』(12.8億ドル)や『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』(13.4億ドル)を抜き、世界映画史上トップ16位に入る数字である。この反響の大きさから、あらためてマリオというコンテンツの人気が伺える。今回は、そんな任天堂が生み出した最強コンテンツ「マリオシリーズ」がどれほどの売上を上げてきたのか、またその独特すぎるマリオシリーズの収益構造を解説したい。
記事 次世代電池 全樹脂電池とは何かをわかりやすく解説、トヨタも期待の“日本発”次世代電池の全貌 全樹脂電池とは何かをわかりやすく解説、トヨタも期待の“日本発”次世代電池の全貌 2023/08/07 3 これまでの常識を覆す、日本発のリチウムイオン電池「全樹脂電池」が世界から注目を集めています。全樹脂電池とは、材料に樹脂を使用し、構造を簡素化した、まったく新しいリチウムイオン電池です。開発したのは日本のスタートアップ企業であるAPB。トヨタをはじめ多くの企業から出資を受け、量産工場も設立。2023年3月には、時価総額248兆円の世界最大のエネルギー企業であるサウジアラムコと連携協定を締結しました。勢いに乗る全樹脂電池について、構造やメリット・デメリット、用途など、次世代電池の基礎をわかりやすく解説します。
記事 金融政策・インフレ なぜ日銀は長期金利の上限を許容したのか?戦略的“曖昧な仕組み”の意図 なぜ日銀は長期金利の上限を許容したのか?戦略的“曖昧な仕組み”の意図 2023/08/07 日銀は7月27日、28日にわたって開かれた金融政策決定会合で、YCC(イールドカーブコントロール)の運用を柔軟化する方針を決めた。今回決定において日銀はどのような意図があったのだろうか。今回の政策修正概要、さらなる政策変更が実施される場合のシナリオを解説する。
記事 RPA・ローコード・ノーコード ローコードで開発者は失職? ガートナーが議論する5つの通説「嘘」と「本当」 ローコードで開発者は失職? ガートナーが議論する5つの通説「嘘」と「本当」 2023/08/07 「ローコード・アプリケーション・プラットフォーム(LCAP)」の利用が急拡大する中、LCAPに関するさまざまな「通説」が登場している。しかし、それらの真偽は定かではなく、今後のLCAPの適切な活用のためには、嘘か本当か、その信憑性を見極める必要がある。たとえば、「ローコードはプロコードよりも生産性が高い」「LCAP導入でプロ開発者が失業の危機にさらされている」といった具合だ。ガートナーのダニー・ブライアン氏とガートナーのポール・ヴィンセント氏が、LCAPにまつわる5つの通説について意見を交わしつつ、将来の方向性を提示した。
記事 AI・生成AI ChatGPT「Code Interpreter」とは?何ができる?データ分析能力が飛躍的向上のワケ ChatGPT「Code Interpreter」とは?何ができる?データ分析能力が飛躍的向上のワケ 2023/08/06 OpenAIは、ChatGPTの能力を拡張する動きを加速している。さまざまなプラグインを使えば、ウェブ検索やPDFの読み込みなどが可能となり、これまで不可能だったタスクを実行することができるようになる。さらに7月にリリースされたCode Interpreterによって、ChatGPTの能力は飛躍的に向上した。
記事 AI・生成AI リーガルテックで生成AI活用拡大、なぜトムソン・ロイターは法務AI企業を買収したのか リーガルテックで生成AI活用拡大、なぜトムソン・ロイターは法務AI企業を買収したのか 2023/08/05 マーケティングやソフトウェア開発などでの活用事例が増えつつある生成AIだが、今後は法務分野でも活用事例が増えてきそうだ。AIなどITを活用して法務業務を効率化する技術やサービスを「リーガルテック」という。このリーガルテック市場で強気の投資を行っているのが実質的に法律サービス企業となっているトムソン・ロイターだ。6月末には、約900億円で法務AIスタートアップ「Casetext」を買収する計画が明らかになった。また2025年までにAI企業を中心とするM&Aに100億ドルを投じる計画という。