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  • 2019/10/28
 ネスレ日本に聞く、“地図がない”今こそ「リスクを恐れるだけの法務」から脱却せよ

企業活動は、すべて法律に基づいて行われなければならない。それを監視するのが、法務部門の役割だ。ただし、テクノロジーが急激に進化する現在、企業を取り巻く環境は劇的に変化し、法律や制度が追いつけない事態も発生している。こうした中で、企業の法務部門は従来の役割だけにとどまっていて良いのだろうか? 「ネスカフェ」、「キットカット」、「モンプチ」など、おなじみのブランドで知られるネスレ日本に、法務部門に求められる新しい役割、ITとの関わり方などについて話を聞いた。

法務部門の基本は「ガーディアン」だが…

 ネスレ日本は、スイスのヴェヴェーにある売上高世界最大の食品メーカー ネスレの日本法人である。創業は1913年(大正2年)にまでさかのぼり、その歴史は100年を超える。

 「ネスカフェ」を代表とするコーヒーや「キットカット」などのチョコレート、ミネラルウォーターの「ペリエ」、ペットフードの「モンプチ」など、同社が製造・販売するのはおなじみのブランドばかりだ。さらに最近では、コーヒーマシンをオフィスに無料で貸し出す「ネスカフェ アンバサダー」のような新しいビジネスも展開している。

 ネスレ日本の特長を「イノベーション」と語るのは、法務部 部長で弁護士の資格を持つ美馬 耕平氏だ。

「人口減少と高齢化によって、日本全体の胃袋は小さくなっています。したがって、食品業界全体が厳しくなっているのは間違いありません。もはや、たくさん作れば、それでビジネスが成立する時代ではありません。だからこそ、新しいことにチャレンジし、イノベーションを生み出すことが重要だと考えています。それは、事業部門も法務部門も同じです」(美馬氏)

画像
ネスレ日本
法務部 部長/弁護士
美馬 耕平氏

 法務部門の形態は、企業によってさまざまだ。美馬氏のような弁護士を抱える法務部門は、決して多くはない。総務が法務的な役割を兼務する企業もあれば、外部の法律事務所に機能の大半をアウトソースしている企業も少なくない。

 ただし、いずれのケースでも、その基本的な役割は企業の「ガーディアン」(守護者、番人)であることだ。

「たとえば、新しいビジネスを始めたり、キャンペーンを実施ししたりするとき、法的に問題がないかどうかを確認する。あるいは、トラブルが起きたとき、その適切な対処を考える。法律的にアウトなのかセーフなのかを判断し、会社が違法なことをしないようにストップをかけることが、法務部門の基本的な役割です」(美馬氏)

 法務部門の役割を企業の「ガーディアン」だと話す美馬氏は、同時に法務部門は「イノベーション」にも深く関わっているという。それは、どういうことか。

この記事の続き >>
・法務の役割は「リスクの低減」から「リスクの〇〇」へ
・ネスレ日本では「考える時間を増やす」ため、リーガルテックを活用
・経営層は法務に何を求めれば良いのか?「次世代の法務」のあり方とは

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