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  • 2022/02/09
 ストレージの第一人者が語るデータシェアの可能性、東北で芽吹くスーパーシティとは?

デジタル技術の発達によって日々膨大なデータが生成され、その量や種類は年々増している。それらのデータをいかに有効に活用するかが、DX(デジタルトランスフォーメーション)実現の鍵を握っている。東北大学 電気通信研究所 ブロードバンド工学研究部門 教授の田中陽一郎氏が、“DXの原点”と語る「データシェア」(データの共有)の重要性と、これからのストレージ基盤の果たす役割について、東北大でのプロジェクト例を交えながら解説した。

DX実現を支えているデータ基盤の進化

 田中氏は高密度ストレージ技術研究と実用化開発を行ってきた研究者であり、東北大におけるさまざまなプロジェクトの基盤となる情報ストレージ構築に携わっている。データ基盤の進化が豊かな社会の実現に寄与していることを、自身の研究成果からも実感しているという。

 下図は、データ基盤の進化と社会の取り組みとの関係を示したものである。チャートの左側から右側に時間軸が進んでいく。一番左側の長手磁気記録はオーディオ・レコーディングやビデオ・レコーディングで使われていた方式だ。細かな磁石の粒子をアナログ的に扱うことで、線形的な記録を実現した。

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データ基盤の進化

 その後の研究開発により、マグネティクスの物理を使ってデジタルで信号を記録することが可能になった。これが図の中間に位置する垂直磁気記録だ。垂直磁気記録の発明によって、2005年以降大規模なデータストアの設置が可能になった。データセンターをベースにし、クラウド技術の浸透を背景に、ビッグデータの活用が急速に広まった。田中氏はこう語る。

「現代では、情報共有の社会基盤を使って、豊かな社会に向けた多様な研究開発活動が行われています。ブラックホールの解明という宇宙科学から、身近なところでは医療のプラットフォームの整備やゲノム解析、最近では新型コロナウイルス対策にビッグデータが使われています。情報科学の世界ではビッグデータを使ったAI解析も進んでいますし、さまざまなセンサーを駆使したIoT技術も浸透しています。これが垂直磁気記録という技術をベースにした、データ基盤の進化の全体像です」(田中氏)

教育資産のDXがもたらす「質の向上」

 続いて話は、こうした歴史を持つデータ基盤を利用し、社会をどのように豊かにするか、というテーマに移った。

 DXによって教育の質を高めた例として、田中氏は東北大学の講義にオンライン化を挙げる。東北大学では新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年3月にすべての講義を対面からオンラインへと切り替えた。学生数は18000人、1学期のみ約3600科目、2学期のみ約3200科目、通年約740科目、1年あたりの総科目数8000のすべてをオンライン化したのだ。田中氏はその仕組みについて次のように語った。

この記事の続き >>
・オンライン化によって起こる、教育の質の向上
・データシェアが研究分野にもたらす変化とは?
・スーパーシティ構想を支えるDXデータシェア

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