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- 2026/10/13 23:37 掲載
米ワークデイ、AIエージェントの権限管理基盤を持つC1.aiを買収へ 最終契約を締結
C1.aiは、メールやCRM、コードリポジトリ、財務システム、クラウド基盤などに接続し、人とAIエージェントに必要なときだけアクセス権を与え、不要になれば取り除く仕組みを提供している。
ワークデイは、多くの企業でアクセス権管理がサービスチケットや表計算ソフト、定期的な棚卸しに頼っていると指摘する。AIエージェントの普及で課題は大きくなったという。C1.aiの調査では、米大企業の95%がすでに自律的なエージェントを運用している。一方、デロイトの調査では、エージェントを統制する成熟した仕組みを持つと答えた企業は21%にとどまる。
ワークデイは、入社、異動、退職のすべてが同社のシステム上の出来事だと説明する。C1.aiの買収で、人、お金、エージェントの「IDガバナンス層」になるとしている。既存の「Workday Agent System of Record」は、エージェントを一元的に把握・管理する基盤だ。C1.aiはこれを土台に、エージェントを登録するだけでなく、ワークデイやほかの企業システムで何にアクセスできるかまで統制する。登録したエージェントは、役割が終われば直ちに権限を失う。
ワークデイのゲリット・カズマイヤー製品・技術担当プレジデントは「今日の企業は、人とAIエージェントを合わせた労働力で動いている。C1.aiにより、接続されたアプリやシステムに誰が、そして何がアクセスできるかを管理・強制し、安全性を高める」とコメントした。C1.aiのアレックス・ボビーCEOは「ITチケットに頼ったままでは、AI時代を守れない。ワークデイの中核にIDガバナンスを組み込み、人とエージェントのアクセスをリアルタイムで管理する」と述べた。
買収は、通常のクローズ条件の充足を前提に、ワークデイの2027会計年度第4四半期(2027年1月31日終了)に完了する見通し。買収額は公表されていない。アドバイザーは、ワークデイ側がBofA証券とオーリック、C1.ai側がクオタリストなど。
では、ワークデイはC1.aiの何を手に入れ、AIエージェントをどう「管理」しようとしているのか。背景には、C1.aiが今年に入って相次いで打ち出した製品群と、旧社名からの転換がある。
・AIエージェントを人間と同じ「台帳」に載せる設計の中身
・入社から退職まで、人事のデータと権限をつなぐと何が起きるか
・ConductorOneからC1.aiへ、社名変更から買収合意までの約半年
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