- 会員限定
- 2026/10/14 09:40 掲載
FBI、北朝鮮IT労働者の「ラップトップ農場」を摘発 テキサス州で187台のPCなどを押収
押収したのは、ノートPCとKVM(キーボード・ビデオ・マウス)機器。北部テキサスだけで約100台にのぼる。発表したのは、テキサス州北部地区連邦検事のRyan Raybould氏と、FBIダラス支局のR. Joseph Rothrock特別捜査官だ。
発表によると、北朝鮮のIT労働者は、盗用・偽造した米国人の身元書類やVPN、プロキシの基盤を使い、米国内から働いているように装って遠隔勤務の職を得ていた。米国内の協力者が、被害企業から届いたPCを自宅で受け取って設定し、リモートアクセスソフトを入れ、稼いだ収入を北朝鮮が管理する口座へ送金していたという。
Rothrock氏は「押収したPC1台は、北朝鮮のIT労働者を雇った企業1社に相当する可能性がある」と述べ、情報を持つ企業や個人にic3.govでの通報を呼びかけた。Raybould氏は「これは詐欺をはるかに超える問題だ」と語っている。
米セキュリティ大手のCrowdStrikeは、この集団と協力者を「Famous Chollima」と特定している。被害企業の間では、より広い脅威ネットワークを指す名称としても使われているという。
オハイオ州北部地区連邦検事局は同日、別の捜査として、ペンシルベニア州のMichael James Bostelle容疑者とテキサス州のJuan Cecilio Pena Carrillo容疑者、2人の米国人を逮捕した。
起訴状によると、2019年から2025年7月ごろまで、盗用・偽造した身元で米国企業70社超の遠隔勤務の職を得て、300万ドル超(約4億7,000万円)の収入を生んだ。起訴されたのは、中国を拠点とする10人と氏名が伏せられた2人を含む計14人。起訴内容は申し立てにすぎず、被告は有罪が確定するまで無罪と推定される。
FBIは同日、企業向けの検知方法をまとめた告知を公表した。司法省は、捜査で判明した不正なメールアカウント11件も公開し、企業に自社の確認に使うよう促している。捜査は続いており、詳細は適宜公表するとしている。
では、日本の企業にとって、この手口はどこまで他人事なのか。背景には、日本を含む11カ国が7月に出した注意喚起と、CrowdStrikeが示した急増の数字、そして摘発の効果をめぐる当事者自身の見方がある。
・日本政府が7月に出した注意喚起と、企業が負う法的リスク
・面接に代役を立てる新手口、FBIが警告する協力者の使い方
・摘発しても止まらない理由、CrowdStrike自身が認める限界
今すぐビジネス+IT会員に
ご登録ください。
すべて無料!今日から使える、
仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!
AI・生成AIのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR