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- 2026/10/14 14:56 掲載
米D-Waveと米SkyWater、量子チップの複数年製造契約を延長 IonQ傘下の工場で継続
両社の協力は10年以上にわたる。D-Waveが超伝導プロセスのエンジニアリングと、量子システムおよびプロセッサーの設計を担う。SkyWaterは複数工程にまたがるプロセス統合、材料工学、薄膜の堆積、半導体製造を受け持つ。
これまでの協業は複数世代のD-Wave製品に及び、量子アニーリング方式の「Advantage2」のプロセッサーの製造も含まれる。SkyWaterで製造したAdvantage2のシステムは、2025年に科学誌Scienceで発表された研究で、実用的な量子シミュレーションの問題で従来の手法を上回る性能を示したという。
今回の契約により、製造の継続性と専門的な工程技術へのアクセスを確保できるとしている。契約条件には、D-Waveの知的財産を保護する内容も盛り込まれた。契約金額などの財務条件は明らかにしていない。
D-Waveのアラン・バラッツCEOは「この契約は経験豊富な製造チームによる継続性をもたらす」とコメントした。SkyWaterのトーマス・ソンダーマンCEOも、量子分野の革新企業と半導体メーカーが緊密に協力する価値を示すものだと述べている。
両社は2026年の前半に、D-Waveのアニーリング技術をSkyWaterの工場運営に応用する技術実証も行った。保守作業のスケジュールを最適化し、ロット(製造単位)の遅れを最大30%減らして、スループットの改善につなげたという。今後は、利用できる設備や技術者の制約など工場固有の条件を加えた概念実証を行う予定だ。
SkyWaterは2026年7月末に、量子コンピューター企業の米IonQによる買収が完了した。現在はSkyWaterの社名のまま、IonQの子会社として運営されている。
では、D-Waveが製造を託す工場の親会社は、同社にとってどんな相手なのか。背景には、買収額と、アナリストが付けた留保がある。
・SkyWaterを傘下に収めたIonQの買収額と、D-Waveとの関係
・競合の工場を使う顧客を守る「防火壁」の中身
・アナリストが突いた中立性への疑問と、次の焦点
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