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- 2026/10/16 00:01 掲載
米アンソロピック、シンガポールに新拠点 アジア太平洋5カ所目、同国政府とMOU締結
同社によると、シンガポールは世界でも有数の活発な市場という。AI「Claude」は、シンガポール政府技術庁(GovTech Singapore)、Grab、東南アジア最大の銀行DBSなどで使われている。現地チームを拡大し、こうした顧客を支援するとしている。
ASEAN担当ゼネラルマネージャーのデール・フィンレー氏は「シンガポールに長期的にコミットしている。顧客は信頼性とセキュリティに極めて高い水準を求める。現地にチームがあれば、Claudeを難しい課題に使う組織にさらに近づける」と述べた。
MOUには、デジタル開発・情報省のカイ・フォン・チュン事務次官と、アンソロピック共同創業者のベン・マン氏が署名した。シンガポール国際サイバー週間の場で行われ、同省のジョセフィン・テオ大臣と、同社のAPAC政策責任者マイケル・セリット氏が立ち会った。
協力分野は、AIの安全性・セキュリティ・モデル評価、AI導入とその影響に関する研究、官民での責任ある導入の3つ。アンソロピックは2023年、情報通信メディア開発庁(IMDA)とAI Verify Foundationが運営する生成AI評価サンドボックスに参加した。その後も、英語、中国語、マレー語、タミル語でのレッドチーミング(攻撃者の視点でAIの弱点を探るテスト)を共同で手がけたという。
マン氏は「能力と安全性は両立しなければならないというのが、創業の信念だ。MOUを通じて、強力なAIへの移行がシンガポールでも、アジア太平洋でも、世界でもうまくいくよう協力する」と語った。チュン氏は「信頼は、企業や働く人、市民がAIを安心して使うために欠かせない」としたうえで、AIの責任ある導入を拡大する政府の姿勢を示した。
同社は同日、開発者300人以上が参加する「Builder Summit Singapore」を開催した。シンガポールオフィスは開設済みで、採用も行っているという。
では、東京に続くアジアの拠点づくりで、アンソロピックは日本とシンガポールをどう見比べているのか。背景には、同社が今回示した国別の利用度の順位と、1年前に東京で結んだ別の覚書がある。
・シンガポールは世界の何位か、同社が示した順位
・東京とシンガポール、同じ「政府との協力」でも違う点
・政府機関から金融、ECまで、現地の導入事例
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