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- 2026/10/16 04:31 掲載
ボルボ・カーズ、米エヌビディアと自動運転で提携拡大 高速から市街地、駐車まで
技術の中核には、エヌビディアのセンサーと計算基盤「Hyperion」を据える。あわせて基本ソフトウェアの「Halos OS」と、運転ソフトウェアの「Alpamayo Stack」も使う。ボルボ・カーズの車両安全システムや設計の知見に、エヌビディアのAI(人工知能)と高速計算の技術を組み合わせるという。
両社は、AIを活用した車の安全性の水準を引き上げつつ、運転をより楽で負担の少ないものにするとしている。「アイズオフ」「マインドオフ」の運転は、段階的に導入する。
この技術は、ボルボ・カーズが最近発表した「過去最大の製品攻勢」の一環として、次世代の車に初めて搭載される。同社は、100年近くにわたる実世界での安全研究と、人間を中心に据えた設計思想を開発に生かす。目標は、安全で便利、かつ顧客が信頼できる自動運転の新たな基準をつくることだという。
ボルボ・カーズのホーカン・サミュエルソン社長兼CEOは「ボルボは100年近く、車の安全性の代名詞だった。エヌビディアと組むことで、業界をリードする安全の知見と、世界水準のAI技術という2つの強みを結びつける。この組み合わせは、より安全で魅力的な車を顧客に届ける独自の機会になる」とコメントした。
エヌビディアのジェンスン・フアン創業者兼CEOは「アクセラレーテッド・コンピューティングは、車を周囲の世界を理解できるインテリジェントな機械に変えた。ボルボは100年近く、道路で人々を守ってきた。卓越した車両安全システムとHyperion、Halosを組み合わせ、より安全で楽な運転を実現する新世代の車をつくる」と述べた。
両社の協業は2017年に始まり、10年近くに及ぶ。ボルボ・カーズは、業界で最も先進的な計算能力を次世代の電気自動車に取り込み、ソフトウェア定義車のリーダーとしての地位を確立するとしている。
ボルボ・カーズは1927年創業で、2025年の販売台数は71万台超、うち電動車は46%だった。同社は、中国の吉利集団との連携強化を進めている。
では、なぜボルボ・カーズは、計算基盤だけでなくソフトウェアまで含めた一式を、エヌビディアから採用するのか。背景には、2024年の計画からの変化と、新車計画をめぐるボルボ自身の事情がある。
・EX90から次世代車まで、エヌビディア採用の3段階の変遷
・「ほぼ丸ごと」採用でも、ボルボに残る差別化の余地
・新車計画と吉利、そして中国の位置づけ
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