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- 2026/10/16 05:30 掲載
米パープレキシティ、エージェント基盤「SPACE」をOSS公開 108回の攻撃試験で脱出ゼロ
ライセンスはApache License 2.0。ソースコードはGitHubで公開している(GitHub)。
SPACEは「Sandboxed Platform for Agentic Code Execution」の略。Rust製で、各サンドボックスをFirecrackerのマイクロVM(軽量な仮想マシン)として隔離する。アプリケーションはHTTP APIを通じて、Linux環境の作成、コマンドの実行、出力の回収、サンドボックスの管理を行う。
ネットワークへのアクセスと認証情報は、サンドボックスの外側で管理する設計という。エージェントは認可されたサービスに接続できるが、認証情報は作業環境には保存されないとしている。
同社は2026年7月、商用のサンドボックス事業者のサービスを自社開発のSPACEに置き換えた。以降、Computerの全セッションを担い、1日に数百万件のサンドボックスを作成している。同一の本番トラフィックで比べたところ、作成速度は従来の事業者より3~5倍速かったという。
セキュリティ試験では、AIエージェントに境界の突破を試みさせた。VMからホストへの脱出は、108回の試行でゼロ。一方、ネットワーク制限を迂回される手口は見つかったが、すでに修正し、再試験では成立しなかったと説明している。
提供面では、コアウィーブ(CoreWeave)とアカマイ(Akamai)が、それぞれのクラウド基盤でSPACEを試験して稼働させ、顧客に提供するためパープレキシティと協力している。クルーソー(Crusoe)も、同社クラウドのマネージドAIサービスにSPACEを加える提携を結んだ。
パープレキシティはこれまでにも、Webページに仕込まれた悪意ある指示を検出するモデル「BrowseSafe」、エージェントの危険な挙動を検出する「Numbat」(7月公開)、開発者のマシンのリスクを検査する「Bumblebee」(5月公開)をOSSとして公開している。
では、VMからの脱出が1件もなかった基盤で、同社が修正済みとする穴とは何だったのか。背景には、9つのAIモデルを使った攻撃試験の結果と、他社のサンドボックス基盤にまで及んだ調査がある。
・AIが仕掛けた2つの迂回手口と、その修正の中身
・他社の10製品を調べて分かったこと
・E2B向けの既存アプリは、そのまま動かせるのか
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